イラストレーター・吉良沢 優と いう男

 今回のEp鳥・バードではウルトラマンネクサスの防衛組織TLTの作戦参謀
でイラストレーターと呼ばれる吉良沢優のアカデミー時代の事が描かれて
いる。

 普段はTLTのCICと呼ばれる場所から作戦の指示を出すだけでなく、ナイト
レーダーの作戦会議にもホログラムで現れて会議に参加する。 

 ビースト殲滅のためには民間人の多少の犠牲はやむなしと考える一方
ナイトレーダーの隊員達やメカを失う事に付いては最小限の被害に収める
事を考えて冷静な判断を下すというイメージが強いし、感情を押し殺している
ように見える。

 今回のEpで吉良沢も憐と同じくプロメテの子だったという事がハッキリするが、憐が海洋学者を志していたのに対し吉良沢は予知能力を持っていると
いう事で これといって将来どうするべきか定まってなかったのかもしれない。

 だから どこかしら孤独な影を引きずっている感じだったのだが、屈託の
ない憐から‘オマエ、鳥ばっか見てんだなぁ~’と話しかけられていたの
だろう。
 とはいえ この頃から予知能力を持ち合わせていたようで施設を抜け出して
海に行くように誘う憐に対し‘見つかって海へは辿り着けない’と予知して
憐と一緒に行かなかったのだろう。

 やがて施設のメンバーから連れ戻されたのを見た吉良沢は‘やはり’と思う
のだろうが、憐は貝殻を吉良沢の手に握らせる。
 つまり憐は捕まったものの海には辿り着いたという事で‘それっていくつも
ある未来の1つ’と憐が言っていた事が当たっていたのだ。

 だから案外 吉良沢は憐に憧れていたのかもしれない。

 そういう意味で今回リザリアスグローラーとの戦いで攻撃パターンを読ま
れているのに気付きながらも あえて突っ込む憐に対し‘憐、下がれ!’と
モニターに向かって叫んでしまうシーンを見ると吉良沢も普通の人間だった
のだと思った次第。

 戦いが終わって憐からもらった貝殻を握り締めているのを見ると、あの
日に憐が自分の予知を外した事が自らの生き方への考えを変えたのだろ
うか。 

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