北京五輪競技第1日・まさかのスタート

 昨夜の開会式が終わったのは1:40頃だったらしい。
 そして今日からは、いよいよ競技が始まる。
 マスコミは‘女子重量挙げ48㌔級の三宅裕美がメダル獲得第1号か?’と
騒いでいたが、私の持論は‘メダル候補は勝てない’だから‘よくて5位から
6位では?’と思っていた。

 スナッチで最初の80㌔を挙げたまでよかったが、続く 82㌔で早くも2度
失敗し記録は80㌔となり暗雲が立ち込める。
 勝負をかけたジャークでも最初の105㌔は挙げたが、110㌔を2度とも
失敗し6位に終わる。
 もっとも前回金のタイランや前年世界選手権2位のプラムシリらの強豪が
スナッチで記録無しに終わるなど格上の選手ですら失敗しているから6位
という順位は悪くはないと思うのだが・・・・・

 午後からは待望の柔道。
 幸いにして88ソウルの時のような会場全体が反日ムードで覆われる事は
なくホッとする。
 3連覇がかかる女子48㌔級・谷亮子は1回戦を優勢勝ち、2回戦は延長
の末‘技あり’で勝つとQファイナルでも優勢勝ちしSファイナル進出。
 途中で最大のライバルと見られていたジョシュネが初戦で一本負けを
喫したというのを聞き‘やった!’と思う反面、波乱の匂いがしてきた。

  悪いことに、その予感が当たる。
 男子60㌔級の平岡拓晃は初戦でマレーを攻めあぐね、3分過ぎに指導を
取られる。
 以後は背負い投げを見舞うが回転しすぎて決まらず、腕ひしぎ十字固め
も外れて まさかの敗戦。
 しかもマレーは当然のように次で一本負けしたので平岡は敗者復活戦
にも回れずメダル無しに終わった。

 この悪い流れが影響したのか2回戦以降の谷亮子の試合ぶりに精彩が
ない。
‘夜のSファイナルになればテンションも上がるだろう’と思っていたが、
Sファイナルでは欧州選手権4連覇中のドゥミトルと対戦し両者とも組み
合わないので2度づつ‘指導’を受けたが残り30秒に谷だけに3度目の
‘指導’が来た。
 さすがに30秒で‘技あり’以上取るのは厳しく、不完全燃焼で まさかの
Sファイナル敗退となった。

 それでも3位決定戦ではロシアのボグダノワに一本勝ちして銅メダルは
キープしたが、無念の銅となった。

 やはり谷独特の出入りのスピードが落ちていた気がする。 
 48㌔級は谷に勝ったドゥミトルがベルモイを見事な大外狩りで一本勝ち
して悲願の金を獲得。

 合間に行われていた男子体操団体戦の予選では途中まで中国を上回っ
ていたが、あん馬でスペシャリストの鹿島までが落下する失態で中国に
5点差以上つけられて2位発進となった。 

 競泳の予選が始まり北島康介が全体2位でSファイナル進出。
 末永もSファイナル進出を果たしたが、北島のライバル・ハンセンに精彩
がないのが気になる。
 ただし残る男子400m自由形の松田丈志らは日本新を出したりと健闘
したが、全員予選落ち。 

 女子サッカーもアメリカに1-0で敗れベスト8進出が厳しくなってきた。

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