宇宙戦艦ヤマト2199は、地球に帰還しても すんなり終わらないのでは？

　宇宙戦艦ヤマト2199と旧作の違うポイントとして地球側とガミラス側が
それぞれ一枚岩ではないというのが挙げられる。

　旧作ではデスラー総統の独裁下にあった2199ではガミラスに反乱分子がいて
17話で乗艦した艦が爆破される暗殺未遂事件があったのに対し、ヤマト側も
伊東らがビーメラ星編で反乱を起こすというEPがあった。

　ガミラスの場合はデスラーの下での権力闘争のような形なのに対し、ヤマト側は
イスカンダルからのメッセージを信じずに第2の地球を探して移り住もうとする
イズモ計画推進派がいて移住先として最適と思われたビーメラ星で反乱が起きた
のだった。

　当然ながら地球防衛軍の中も一枚岩ではないわけで、特にイズモ計画推進派の
トップである芹沢虎鉄は対ガミラスとの戦闘の火蓋を切らせた張本人だし沖田
艦長を快く思ってないようだから地球に戻った時に芹沢の処遇が どうなるかという
新たな注目点が出てきた。

　ちなみに劇中で森雪とユリーシャがヤマト出港の1年前に事故かテロに遭って
雪は記憶を失いユリーシャも意識不明になったという設定だが、案外イズモ計画を
推進する芹沢が配下の伊東らにやらせたテロかもしれない。

　旧作ではヤマトが地球に帰還し持ち帰ったコスモクリーナーによって青さを取り
戻すシーンで終わりだが、2199の場合は帰還してめでたしではなく芹沢一派
との決着があるのではないだろうか。