さらば琴欧州

琴欧洲が引退=大関在位47場所、優勝1回―大相撲(時事通信) - goo ニュース

 大相撲春場所は今日が12日目になるのだが10日目までに9連敗
して11日目から休場していた元大関の琴欧州が今日 引退を表明した。

 大相撲初のブルガリア出身力士の琴欧州はアマレスのヨーロッパ
ジュニアチャンピオンに輝いた実績を引っさげて入門し、2mを超
える長身を生かした懐の深い相撲が印象的だった。

 05年の九州場所で11勝を挙げ3場所合計36勝になって場所終了
後に堂々と大関に昇進した時は将来を嘱望されていたのだが、06年
春場所前の稽古で左膝を痛めたところから そこを庇いながら相撲を
取るようになったため精彩を欠き始める。

 それでも08年5月には初優勝を飾るなど‘綱取りも?’と期待され
たものの、次の名古屋からは2桁勝てない‘クンロク’状態に戻る。

 優勝以降10年までは2桁勝利を挙げた場所が年に3度づつあった
のが11年以降は2桁勝利が年に1度のみで、角番が優勝するまで
2回だったのに対し11年以降は5度も経験し大関の座を守るのに汲
々とする感が強かった。

 そして昨年7度目の角番で迎えた九州場所の3日目に左肩を負傷し
休場となったため大関から陥落し、2桁勝てば大関復帰だった初場所
でも8勝7敗に終わり これまでの実績からいけば大関復帰は絶望とい
う形で迎えた春場所だった。

 やはり度重なるケガと心の支えだった大関への道が閉ざされ気持
ちが切れたという事になるのだろう。

 とはいえ全く文化が違うヨーロッパから角界に入門し大関まで
上り詰め在位47場所で優勝も経験、ケガとも戦いながら土俵を務め
たのは本当に立派だと思う。

 思えば我が家の長男が4歳前に朝稽古を見学に行き記念写真を
撮らせてもらった場所後に大関昇進したのだから、個人的にも感慨
深いものがあるし その長男が現在12歳なのだから いかに長い間
活躍していたか分かるだろう。

 12年間本当にお疲れ様でした。

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