ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
誰も指摘しない49校目問題
今年の夏の甲子園も猛暑の中で行われたため対策として昨年から
始まったクーリングタイムに続いて朝と夕方の2部制や、今年から
使用され始めた低反発バットについては多くの意見があったが意外
に誰も指摘しないのが49校目問題だ。
以前も記したように49校の中で唯一初戦の対戦相手が開幕戦まで
分からない枠を引いた高校は17年の青森山田が勝って以来、19年か
ら5年連続で開幕戦を勝ったチームに敗れている。
実際76年と77年に初戦を戦ってなかった鉾田一や川口工を含めて
49校となった78年から約47校が引いて、上げた勝利数は13勝で勝率
は実に,217という低さ。
ここを引いたら万事休す的な枠になっているのだが他の競技を見
てみると、テニス・グランドスラムのシングルスの出場者は128名
で優勝するためには全員が7勝する必要がある。
日本では‘シードされる’といえば2回戦からの登場など1試合免除
されると解釈されるが、世界的なシードといえば強敵と早い段階
で対戦しなくてもいいというもの。
もっとも最近の五輪競技では組み合わせ抽選はランキングの高
い選手をシードし振り分けていくわけだから、ランダムな抽選で
はないのだ。
つまりバレー・バスケ・サッカー・ハンドボールなども参加チ
ームは必ず偶数になっているのも然り。
実際今年49番目を引いた花巻東は7月25日に県予選決勝を戦っ
て以来、実戦を行っておらず滋賀学園が8月7日に初戦を勝って
から中5日だったのに対し花巻東は中18日で戦っているのだか
ら実戦のカンが全然違うわけで最早ハンデを背負っての戦いに
なる。
にも拘わらず高野連のお偉方だけでなく、マスゴミも全く取
り上げないのが不思議でならない。
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