鏡京太郎の慢心とSGMの自力

 ミラーマンの13話・笛を吹く魔女で鏡京太郎はSGM入隊を願ったものの御手洗
博士から精神力の欠如を理由に拒否され、最終的に自分1人の手で事件を解決
しようとして墓穴を掘り敵の罠に嵌る。

 ミラーマンに登場する防衛組織のSGMは基本的に武装組織ではなく分析が
主な
仕事だから、これまでのインベーダーとの戦いでは ほぼ無力でミラーマン
ある鏡京太郎が最前線で1人奮闘している形だった。

 たしかにミラーマンがいなければ3話で前田教授以外の新幹線の乗客達は
救出
されなかっただろうし7話での岡山俊夫はゴールドサタンに憑依された
ままで、
8話の宇宙ミサイル基地はアイアンから壊滅され9話では御手洗博士と
野村由起の
2人の命も危なかったし10話では重力マシンの影響が東京まで及
んで敵の巨大宇宙
船も地球に侵攻していたと思われる。
 
 つまり13話の時点で地球はミラーマンがいなければインベーダーの侵略を許
して
いた形になるだろう。

 だからこそ京太郎は もはや新聞社のカメラマンではなくSGMの隊員として最前
線で戦いたいと思ったのだろうが、育ての親である御手洗博士は京太郎の性格を
知り抜いているので反対したのだった。

 実際に笛を吹く謎の女が京太郎を挑発した報告を受けたSGMは不穏な状況を
察知
して、いろいろな対策を練っていた成果が会場を急遽変更する事。

 これは京太郎にも知らされてなかった事でロボット怪獣・ノアとの戦いに苦戦して
いる間に時間は刻々と過ぎるという描写があり、倒したものの科学者達の暗殺

計画発動の時間になってしまった。
 
 しかしノアに操られた鼓笛隊のメンバーが小型爆弾を抱えて突入した時点で
会場は
もぬけの空で、御手洗博士が万一を考えて会議場を変更していたという
事が分かる。


 これを見るとSGMは武器は持たずインベーダーの怪獣に対して無力ではあるが
被害を
最小限に食い止めるだけの能力があるという事が初めて描かれているし、
これこそ
若い京太郎にはない経験から来る智恵という事なのだろう。

 だからこそジャンボフェニックス編になってから その智恵が生きたのだと思う。

 

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