国体の高校野球について

 早実・斉藤に駒大苫小牧・田中という夏の甲子園を沸かせた顔合わせがファイナルで実現し盛況のうちに終了した国体だが腹が立った思い出をちょっと。
90年に地元・福岡で行われた国体は高校野球が今はなき平和台球場で、隣の陸上競技場では高校ラグビーが行われていた。
 高校野球は1日4試合で第1試合に超高校級といわれた鹿児島実の内之倉がいたし第4試合には準優勝校の沖縄水産が登場していたがそれ以外のカードはイマイチだったのでその間はラグビーを見る予定にしていた。
 鹿実は横浜商に勝つには勝ったが豪打・鹿実の名が泣く振りの鈍さが印象的で目当ての内之倉もいかにも調整不足の体で登場していた。
 終了後に係員に聞くと
「半券を持っていたら再入場OKです」
と言われ陸上競技場に足を運ぶ。そして入場券売り場を捜すがない、係員に聞くと「国体は全種目無料ですよ」
「ハァ?高校野球はカネ取りましたが・・」
「それは高校野球は主催が高野連ですから独自運営で有料なのです、だから高校野球は天皇杯ポイントに加算されないのですよ。」と説明を受けた。
「な、なんじゃそりゃ~!!」
 つまり高校野球以外の種目は高体連主催だから無料で、高野連主催の高校野球だけは独自にオープン参加という事で有料だそうだ。
これを聞いて猛烈に腹が立った。
高校野球はアマチュアリズムの権化みたいなところがあったから儲け主義には背を向けなければいけない的な性格のはず、それを有料で行い、なおかつチームによっては国体に対するスタンスがまちまちで調整不足でプレーしている3年がかなりいたのだ。こんな粗悪品に等しいイベントを有料にする高野連の二枚舌姿勢にはホントに腹が立って仕方なかった。
 ただし高校ラグビーは内容的にも面白く京都チームの監督である「スクールウォーズ」のモデルになった山口氏と握手できたり尊敬する沖縄水産の栽監督と直接有意義な話ができたりと行った甲斐はあった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
王子のハンカチ (柴田真紀)
2006-10-06 01:30:11
 当然、ダフ屋も出たんでしょうなぁ~。



 しかし、あれだけマスコミにも取り上げられているのをかんがみると、高野連がでかいツラをするのもしかたないですねえー。くやしいけど。

 他の競技なんか、何やってんだかも判らないぐらいなのに、野球だけ報道の扱いがハンパじゃなかったし。



 仕事の伝票入力で「兵庫県高砂市」の住所があったとき、

 お、高校総体やってるとこ!

 と、すぐ反応した自分も情けなかったし。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-10-06 06:46:44
>柴田真紀様

 福岡では出なかったけどそれなりにお客は多かったです

 決して真剣勝負でもない国体ですから明らかに選手目当てでしょう、でも本来高野連はそれを嫌がるのですが。
 
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