柔道 五輪日本代表ほぼ決定

近藤、松本らリオ五輪代表=男子は順当に永瀬、大野ら―柔道

 昨日と今日 福岡国際センターでリオ五輪代表選考会を兼ねた柔道
の全日本選抜体重別選手権が開催され、大会終了後に最重量級を除く
男女それぞれ6階級づつ計12人の代表選手が決まった。

 ただし9人の第1シード選手が優勝できなかったなど実績があった
からよかったようなものの、一発選考ならと思う事が多々あった。

 まず男子100㌔級では昨年の世界王者・羽賀龍之介はケガのため
欠場になり90㌔級でもベイカー茉秋が西山大希に敗れての選出で、
今日に至っては60㌔級の高藤直寿と66㌔級の海老沼匡が決勝にも
残れないという波乱が起きた。

 女子でも57㌔級の松本薫と63㌔級の田代未来に78㌔級の梅木真美
が敗れながら選出される事になるなど、男女とも6人中半分の3人が
今大会で優勝できないという極めて異例の展開になった。

 ただし柔道の場合は国際大会などの活躍を含めた世界ランキング
上位選手を優先的に選出するというシステムがあるため、今大会で
優勝しても国際試合の実績がなければ五輪本番での活躍はできない
のだから‘負けたのに代表’と批判するのは筋違いではある。

 とはいえ決勝にも残れずに敗れるというのは前年の世界選手権
などで実績があるとはいえ、本番に備えて一抹の不安が出てくる
のも事実。

 それを考慮すれば73㌔級の大野将平や81㌔級の永瀬貴規に48㌔級
の近藤亜美らは本当の意味で王者として堂々と五輪に乗り込めるの
だから、十分期待していいだろうと思うし実績はあるので自信を
持って臨んで欲しいもの。

 五輪本番では何の種目でも団体戦の趣が強いので日本としたら
2日目までに最低でも2個の金メダルと獲得できればアテネのよう
な活躍が期待できるのに対し、ロンドンの時のように男子が3日目
までに金が取れないと厳しい状況になるだろう。

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