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こーじ苑
井岡一翔が3階級制覇に成功しても
一翔、井岡家の悲願へ自信「あっけなく3階級制覇している」(デイリースポーツ) - goo ニュース
3月26日から予定されていた今年の世界タイトルマッチ春の陣は
5月7日に大阪で井岡一翔がIBFフライ級タイトルに挑戦し3階級
制覇を目指す一戦で締めになる。
3月に河野公平がデンカオセーンを8RでKOしてWBA:Sフライ級
タイトルを奪回したのを皮切りに4月6日には八重樫東が防衛に成功
し、ビッグマッチのローマン・ゴンサレス戦を決めた後 井上尚弥が
プロ入り6戦目でWBC:Lフライ級タイトル奪取という快挙を演じた。
そして23日には敗れたとはいえ長谷川穂積が魂の戦いを見せた
後にWBCバンタム級王者の山中慎介が見事な左ストレートでのKO
勝ちで5連続KO防衛を果たした。
そんな中で長谷川が果たせなかった日本人初の3階級制覇を井岡
一翔が果たせるかという事で盛り上がるはずが、個人的に今ひとつ
の雰囲気で盛り上がっているのはマスコミだけという感じだ。
最大の理由として3階級制覇を目指す王者がタイのアムナットで
以前 井岡が敗れた事があるとはいえ34歳なのだ。
ご存知のように井岡は当時の日本記録である7戦目で世界を奪取
するべく1階級下げてWBCミニマム級タイトルに挑戦し勝った後、
強敵のファン・エルナンデスに勝ち八重樫東との統一戦に勝って
タイトルを返上したまではよかった。
ところがWBA:Lフライ級王者のローマン・ゴンサレスをスーパー
王者に格上げさせて決定戦でタイトルを奪取したもののゴンサレス
との統一戦を避けて格下としか思えない相手と防衛戦をこなし、
勝ち逃げのようにタイトルを返上し3階級制覇を目指す形になった
のだが陣営からは早くも‘勝ったらすぐに返上して4階級制覇を’
という声も聞く。
現在のボクシング界の価値観は軽い相手と戦っての快挙よりも、
いかに強い相手と戦うかという流れなのに井岡陣営のやり方は
逆行しているのだ。
井岡が日本のボクシング界に名を残せるだけの資質を持っている
だけに、安直な相手とばかり戦っていてはせっかくの才能を錆び付
かせてしまう可能性が高く非常にもったいない話だ。
フライ級を制したならば ぜひともローマン・ゴンサレスとは いかない
までも、他の団体の王者との統一戦を見せて欲しいものである。
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米国でも軽量級は人気が出てましたから、そこで戦い続けて統一戦などを行なえば「超」の付く王者になる予感もあったのですが
パーラ陣営が選んだのは、それ以外の地域での防衛ロード。
諸事情はあったのかも知れませんが、そうなるとボクサ-としてのスケールも縮こまると思うんですよね。
高速サイドステップから放たれるパンチでモレルに手を着かせた時には「うわぁ!」と叫び声を上げてしまったものだし
素早いフットワークと柔軟なボディワークで防御も上質、攻撃も速くて正確なパンチで好調時にはキレを感じさせられました。
一級品の王者といわれたモレノの上を行き、五輪金メダリストのアスロウムもスピードとスキルで寄せ付けなかったパーラ。
しかし、防衛を続けるうちにズルさだけでポイントを稼ぐ選手になり、最後の方は減量にすら失敗する始末。
さて、井岡一翔はどうでしょう?
こーじさん仰る通り、奪取後と八重樫との統一戦あたりは「日本のエース」の匂いがプンプンしてました。
しかし最近はどうでしょう?
タイ人との防衛戦が続き、たまの中南米選手も上位ランカーに非ず。
なんか、影が薄いような・・・。
パーラのようにボクシングがスケールダウンしてなきゃイイですねぇ。
ロレンソ・パーラがエリック・モレルを攻略した試合をWOWOWで見た時は凄い王者だと思いましたし、だからこそ坂田が挑戦して肉薄した時には感動したものです。
ところがパーラは来日するごとに劣化して行ったという感じでしたから、弱い相手に楽をして勝って行った事が原因でしょうね。
その轍だけは井岡には踏んで欲しくないのですが、それを推進するのは父親か?TV局か?ですね。