NZ、6大会ぶり優勝=フランス破る―W杯ラグビー(時事通信) - goo ニュース
2011ラグビーW杯は今日がファイナル。
奇しくも24年前の第1回大会と同じオークランドのイーデンパークで行われ
対戦カードも地元・ニュージーランドとフランスとの対戦となり、前半を1トライの
5-0で折り返したニュージーランドが後半開始早々にPGを決めて8-0とリードを
広げた直後にフランスから1トライ&コンバージョンを決められ8-7。
そこからフランスの猛攻を残り5分まで凌いで逃げ切り第1回大会以来 悲願の
優勝を飾った。
ニュージーランドは自国開催だった第1回大会で圧倒的な強さを見せて優勝。
イングランドでの第2回大会こそ‘事実上のファイナル’と呼ばれたベスト4で
オーストラリアから敗れたもののエースフランカーのMジョーンズが宗教上の
理由で出場できなかったという要因があった。
ところが南アフリカでの第3回大会では最強チームと言われながらファイナル
で開催国の南アフリカに延長の末に敗れて準優勝に終わった頃から雲行きが
怪しくなり、ウェールズでの第4回大会ではベスト4でフランスにオーストラリア
での第5回大会では再びベスト4で開催国のオーストラリアに、前回大会は開催
国のフランスからベスト8で敗れるなど世界ランキングでは ほとんど1位ながら
なぜかW杯での優勝に縁がなかったのだ。
本来なら今回の大会は日本開催が有力視されていたのを大逆転で開催に こぎ
つけたので優勝は至上命題だった。
実力的に‘エースSOのD・カーターさえ万全なら’と言われていたのが、肝心の
カーターが負傷で離脱し更に今日のファイナルでは3番手SOまでが負傷交代する
などケガ人に悩まされながらの戦いだった。
実際ファイナルではプレースキックが安定せずにPGを2本とコンバージョンまで
外していたから 仮に46分に1点差になった後PGでも決められて逆転されていた
ら凄く悔いの残るファイナルになるところだった。
とはいえPG2本とコンバージョンが決まっていれば16-7で完勝となるから、SOの
3人が負傷交代といいプレースキックの不調といいスリリングな試合の末に勝って
優勝というのが最も盛り上がるのでラグビーの神様が仕組んだのではないか・・・
などと思ったりもした。
ファイナルのスコアでは過去6回の大会で最も接近した点差というのが、これまで
は第3回と第5回の延長での3点差だったのだが今日の試合では史上初の1点差
での優勝という事になる文字通りの死闘だったわけだ。
もっとも ここまでハイレベルな試合を見させられれば本来開催予定だった日本が
ベスト8に入るのは絶望的だったと思うし、光陰矢のごとしとは よく言ったもので
本当に日本開催となる8年後は すぐにやってくる。
果たしてベスト8に入れるようレベルアップする時間は あるだろうか?と不安に
なって仕方がない。