ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
やはり人間体でのウルトラ兄弟共演は嬉しい
今から50年前の今頃73年11月16日&23日に前後編でOAされた
ウルトラマンタロウ33話&34話のテンペラ―星人編で、ウルトラ
兄弟の人間体であるハヤタ・モロボシダン・郷秀樹・北斗星司ら
4人が東光太郎に招かれ海岸でシャンペンで乾杯しながらバーベ
キューを行うシーンがある。
思えばウルトラマンAからウルトラ兄弟の設定が正式に決定し
52話中9話ばかり共闘しているのだが、基本的に九円に駆け付け
る形なので人間体では登場しない。
帰ってきたウルトラマンの38話ナックル星人&ブラックキング
編でハヤタとダンが共演して変身し、処刑寸前の帰ってきたウル
トラマンを救出した時以来の人間体での登場という事になる。
つまり人間体で4人が揃うのはウルトラ兄弟の設定ができてから
今EPが初めてでウルトラ兄弟達は所属していた防衛チームの隊員
服ではなく、お揃いの白いマフラーをして胸にそれぞれのウルトラ
サインが入っている独自のコスチュームで登場するのはかっこいい。
とはいえ唯一地球で人間体がないゾフィはどうするのか?と思っ
たら最初は念のためもう一回りして来ると言って飛んでいたし、途
中からはZATの大谷博士に乗り移り活動する事になった。
もっともハヤタ以下のウルトラ兄弟もZATの隊員達に乗り移って
光太郎の様子を窺うというシーンが見られたが、ウルトラマンらの
姿での共演もいいが人間体の共演は更に嬉しいものがあった。
今回の脚本は実相寺昭雄監督作品を主に担当していた佐々木守で、
こういった共演EPは本来メインライターの田口成光か上原正三あた
りの作品なのかと思ったから意外だった。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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近年はメビウスの師として、タイガの父としての貫禄さが強調されてますが、この前後編はその意味でも余計に浮いてますね。なんせ兄たちは“タロウはいつも兄に頼ってばかり”と示唆していましたが、いやいや一人でちゃんと戦ってたじゃん?あんたら何を見てきたの?と突っ込みたくなる。
昭和の時代はゾフィらの客演も悲惨でしたし、タロウも思いっきり末っ子キャラにされてましたからね。
でも考えてみると今EPの脚本は佐々木守でタロウ唯一の参加ですし、ケンちゃんシリーズなど書いてましたので末っ子=甘えん坊という感じになったのかもしれません。
黒部進氏は好んでハヤタを演じてますし、郷秀樹の団次朗氏は亡くなってますよ。
例えば、いつものように凛々しくと溌溂と戦い、決して慢心せずに挑む光太郎=タロウがテンペラ―星人に負けを許してしまい、それを励ましたがらも共闘する兄弟たち…てな筋書きの方が良かったと思います。
佐々木氏がこの前後編を担当した経緯については昔なにかのインタビューでお応えになっていたはずですが、ちょっと忘れてしまいました…また後日調べておきます。
あと直接的な内容じゃないが、この後編の翌週の35話は朝日奈隊長が久々に登場した回であり、主役の光太郎や当時話題にしていたウルトラダイナマイト初披露よりも目立つ活躍をしていたので、個人的にはテンペラーの前後編よりも印象深いうえに好感を持っています。
「T」では出番が少なかったとはいえ、いざ登場した際の貫禄さは凄まじく、流石は名優・名古屋章氏の名調子が光ってました。
名古屋章氏は当時あらゆる番組で見かけていたので相当多忙だったのでしょうが、よくぞ隊長役を引き受けてくれたと思ってます。
ただ仮に名古屋氏がテンペラ―星人編に出演していたら、竜崎氏に代わってゾフィを演じていたのでしょうかね。
名古屋氏のゾフィも見てみたかった気もしますが。
けど最終回で落ち込む光太郎に向けた助言は、朝日奈隊長でないと務まらなかったと思います。
すっとぼけた中にも朝比奈隊長のセリフは重厚感がありましたので、特に血気盛んな光太郎には必要な存在だったと思いますね。