ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
大決戦!超ウルトラ8兄弟・感想

昨日見た‘大決戦!超ウルトラ8兄弟’は全ての世代のウルトラファンに
捧げられた作品だと思えた。
東京五輪年生まれの私にとってOPに流れた‘武田アワー’ ではウルトラ
ではなく怪奇大作戦や柔道一直線のイメージが強く、ウルトラマンとセブン
は再放送で熱狂したクチだ。
そして小2の時に待望の帰ってきたウルトラマンが始まり、怪獣ブームの
中ウルトラマンエース以降を見ていたもののタロウあたりからウルトラ離
れが起きた。
それから程なくしてレオを最後に基本的に第2次ウルトラは終わる。
その後ザ・ウルトラマンと80がOAされたが、高校生で部活をやっていた
関係で見る事ができず。
空白の20代を経て30代に入ってティガが始まったときは、帰ってきた
ウルトラマンが始まったときを思い出すぐらい嬉しかったし、40代になって
始まったネクサスからメビウスまでは子供達と共に楽しんでいた。
つまり第1期(ウルトラマン&セブン)、第2期(帰ってきたウルトラマン&
エース)、平成3部作(ティガ&ダイナ&ガイア)、 21世紀作品(メビウス)と
いう4世代を融合させたウルトラ映画だったのだ。
前回は子供達のために作られた感が強かったが、今回は大人から子供
への受け継がれるウルトラ伝説という感じだろうか。
だからダイゴ役が例え長野博でなくてもティガを中心とした話になるのが
一番座りがいい。
それにしても本来ウルトラファンとしてはジャニーズが主役など最初は
拒否反応があったが、長野博のナチュラルな姿勢や演技を見ていると
長野博以外のダイゴは考えられないと思えるから不思議だ。
昨日も記したように2日前に‘ティガ・ダイナ・ガイア超時空の決戦’を見て
いたので、リサと赤い靴を履いた少女のキャラが被った。
ただし、この劇場版を見た経験者は全体の何割だろうか?という感じ
だから気にする事はないだろうし こういう手を使わないと難しいだろう。
登場するのはゲスラ、パンドン、シルバゴン、ゴルドラスにヒッポリト
星人の5体。
前回は全て星人だったのに対しヒッポリト以外は全て怪獣。
そしてヤプールではなくヒッポリトを操るのが‘黒い影法師’
姿はスターウォーズに登場したシスのマスターのようだ。
‘人間誰しもが持つ悪意、恐れ、憎しみといったマイナスエネルギーが
具現化したもの’というが、これって‘怪獣は心の闇=マイナスエネルギー
が生み出す’といった80の設定を思い出した。
だから最後に8大ウルトラマンが揃ってグリッターとなって攻撃して消滅
させるのは‘心の闇を消すのは夢や希望という光’ という意味だった
のだろうか?
前回の作品との間に円谷プロが、某会社の子会社になるという事件が
あった。
時代の流れで仕方ない面もあるが
‘人々の心に夢や希望があり、全ての世代が
ウルトラマンを覚えている限りウルトラマンは
不滅だ’というメッセージが入っているように
思えてならない。
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平成三部作を見ていた世代(僕も含め)が大人になり、世の中に希望が見えなくなって来た今、「この世界は滅んだりしない」事を知り、「本当の戦いはこっからだ」と奮い立ち、「人として出来る事を最後まで貫く」と言うメッセージを送るには、ウルトラ兄弟ではなくティガ達が一番適任なんですね。
今後、D4の年齢や長野博の出演面、果てまたミライ率いる新ウルトラ兄弟などあらゆる面で困難な「共演」でしょうから、正真正銘最後の奇跡的な映画だと思っています。
それでも、「あの頃」抱いた夢を何時までも持ち続けていれば、きっとウルトラマンが助けてくれる。
だからこそ、どんな絶望の中でも、LIGHT IN YOUR HEART。って事ですね。
私もそう思いますよ。
40年のタイムラグがあるウルトラですから、今後は
俳優さんの年齢的にも厳しいでしょうから最初で最後と思ってますよ。
やはり希望や夢がないと人間はダメですね。
いろいろ、現実世界ではありますが、頑張ろう!!というメッセージをいただいたような気がします。ストレートにこういうメッセージを送れるところがウルトラ作品の良いところですね。
本来ならメビウス劇場版から2年しか経ってないのに
‘柳の下のドジョウを狙ったのか’などと言われかねませんでしたが、出来栄えは素晴らしかったです。
本文にも書きましたが、夢と希望こそが人生にも大事というメッセージを感じますよね。
特にウルトラは、こういうメッセージ性があっていいですよ。