今年も高校ラグビーの中継は決勝のみ

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20191227-0120

　昨日から今年の高校ラグビー大会が開幕し例年通り出場51校が
1月7日の決勝まで1日おきに戦うのだが、今年はラグビーW杯が
開催され日本代表の活躍などで大いに盛り上がり一躍ラグビーブー
ムと呼ばれる中での大会だから話題性も十分にある。

　しかも会場の花園ラグビー場はW杯でも使用されているので選手
達も、世界のトップ選手達がプレーした会場での開催だから嬉しい
だろうと思う。

　ところが個人的にガッカリしたのが今年も大会のTV中継は昨年
まで同様、決勝のみで準決勝までの中継はCSでしかOAされない
し夜中のダイジェストも準決勝のみというのだからTV局は何を考
えているのかという感じだ。

　以前から記しているように90年代ぐらいまで高校ラグビー中継
は元日の3回戦まで23：30ぐらいから1時間半枠で地元の試合を
中心にOAされ、1月3日の準々決勝は15：00から2時間枠で4
試合をダイジェストでディレー中継し準決勝と決勝は生中継という
形だった。
　
　ところが00年代に入ると準決勝からしか中継されず最近は決勝
戦のみの中継になっているわけで、これがラグビー人気が低迷して
いる時代なら仕方ないが15年W杯で日本が3勝を挙げ上昇ムード
になっても中継方針は変わってないというのが実情だ。

　聞くところによると高校ラグビーのキー局は大阪で開催されてい
るので毎日放送という事だから中央のTBSは独自番組を編成して
いるようだが、正直ファンにとってはどうでもいい事で地区予選の
決勝は見られても肝心の全国大会は決勝に残らないと見られないと
いうのは何とも残念だ。

　TBSはボクシングの世界戦でも東海地区のCBCが中継した畑中
清嗣や薬師寺保栄のタイトル奪取試合を中継せず同じ時間帯に他の
番組をOAしていたなどローカル局との連携が悪いのだが、こうい
う強い縄張り意識は競技にとって百害あって一利なしだし選手達に
とっても自分達のプレーが全国中継されないというのは不幸な話だ
と思う。