かつて打たれ強いボクサーは心強かったのだが・・・


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/numberweb/sports/numberweb-848653

 早いもので元東洋太平洋王者の中谷正義がラスベガスでPFP1位
ともいえるワシル・ロマチェンコと対戦し、9RTKO負けしてから
10日以上が経つ。

 試合前の予想はロマチェンコ断然有利とはいえ上背&リーチに勝
る中谷がプレッシャーをかけ序盤多少被弾しても持ち前のタフさで
消耗戦に引きずり込んだら面白いというポジティブな要素もあった
のだが、結果的にパンチの引き際を狙われただけでなく軽いパンチ
を数多く当てられ目が腫れ上がり視界が怪しくなる状態だったので
いつストップされてもおかしくない状態にはなっていた。

 平成になってタフ=打たれ強い選手というのは坂本博之や平仲信
敏らが有名だが、意外にも世界に届かなかったケースが多い。

 昭和の時代は柴田国明に代表される打たれモロいタイプは見てい
てハラハラするし、グラスジョーというのは評判が今ひとつだった。

 ところが平成以降は川島郭志や徳山昌守のように打たれモロさは
あるものの、ディフェンスマスターといわれるぐらいディフェンス
が上手いケースを度々見かける。

 思えば昭和の時代はストップも遅かったのでタフファイトになる
ケースが今より多かったのだが、今はラウンドマストシステムとい
う事からダウンをしても2ポイントマイナスにしかならないし残り
のラウンドを支配すれば問題ない。

 さらにいくら打たれ強くても目が腫れて視界が悪くなったり出血
量が多いとストップされてしまうわけで、そうなると自らの打たれ
強さを拠り所にして‘少々打たれても…’という戦い方は不利になる
と思うのだ。

 しかも先述した坂本や平仲らはキャリア晩年は打たれ強さがウソ
のように打たれモロくなっていたのを見るとダメージは蓄積するわ
けで、打たれ強さを誇る選手でも打たれないに越した事はないので
はないだろうか。

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