本来なら亀田興毅の防衛戦

　今日18日は本来WBA世界Lフライ級タイトルマッチ・
亀田興毅対ファン・ランダエダの因縁のリターンマッチが
行われるはずだったが残念ながら亀田の目の傷で12月に
延期となった。
　実は7月15日に予定されていたWBCバンタム級チャンピオン・
長谷川穂積の防衛戦と9月2日に予定されていたWBAミニマム級
チャンピオン・新井田豊の防衛戦が立て続けにスパーリング中に
肋骨を痛めて延期されていた。
　1年に3度もチャンピオンが怪我を理由に試合延期という前代未聞の
異常事態だ。長谷川や新井田の場合は肋骨だからある意味不可抗力の
ところもあるが亀田の場合はパンチで瞼をカットし8針を縫う大怪我を
したそうな、というのも前出の2人のチャンピオンはお詫びの記者会見を
していたのに対し常々「ファンのため」と言っていた亀田本人が出席せず
ジムの会長1人で記者会見をしているから妙な憶測が流れている。
　最も多いのは「勝ち目がないので時間稼ぎの延期」というもの。
　これはかなり信憑性が高く対戦相手のコンディションをガタガタにする
ケースが多々ある。疑惑に輪をかけたのが妹の運動会で綱引きに興じる姿だ
　これは写真週刊誌に載ったものでそういうイベントに顔を出すぐらいなら
延期の記者会見にしっかりと出席しファンにお詫びをすればここまで叩かれ
ずに済むのに、どうもこの一家のやる事なす事ことごとくボクシング好きの
感情を逆なでするような事ばかりをしているのだ。
　亀田自身を冷静に見れば十分世界に通用する才能があるしキャラクターも
悪くないのだがいかんせん正統派のファンに受け入れがたい事ばかりやって
いるので評判が悪いのだ。
　一番いいのはジムが例の父親と決別させちゃんとしたトレーナーをつける事、
そうすれば少なくとも目利きの連中からのバッシングは止むはずだ。
　先日の観客との乱闘騒ぎでトレーナー資格停止を喰らってたら自動的な決別が
できるチャンスだったのに・・・と残念でたまらない。