プロ野球・正しいレギュラーシーズンの見方

　プロ野球はGWの9連戦が終った。
　ところで新聞などを見ていると‘首位に立つ’だの‘痛い
連勝ストップ’などと書かれているのが嫌でも目に入る。
　いつも思うのだが、本来マスコミはファンに正しい知識を
知らしめるためにあるわけで、こういったバカ騒ぎにしか思
えない記事には怒りを通り越して呆れてしまう。
　まず順位に拘るのは8月中旬以降でいい。
　大事なのは順位より勝ち越しがいくつあるかが問題で首位
といっても＋3などなら喜べないし、Bクラスに転落していて
も＋１～２あれば十分挽回できるのだ。
　次にレギュラーシーズンは3連戦と2連戦があるが、3連戦を
基本的に2勝1敗で全て勝ち越し2連戦を1勝1敗で凌いだとする
と、その月の3連戦の数だけ貯金があれば十分OK。
　最悪イーブンなら何とかなる、逆に3連戦の数以上に勝ち越
すと必ず反動が来るから気をつけるべし！
　そして対戦カードに目配りしG1、G2、G3のマッチアップを
予想して互角の場合や格落ちする場合、上回る場合を見る。
　例えばエースとローテの谷間の投手のマッチアップで臨んだ
場合勝てば儲けもの、負けても仕方ないで済むのだ。
　また贔屓チームが連勝中で対戦相手が連敗中の場合は1つは
落とすと考えていた方がいい、連敗中のチームはそろそろ勝つ
頃になるのだ。
　例えば今回のホークスだがBu、Ge、Lの9連戦だった。
　Bu戦はG1ガトームソンvsデイビー、G2神内vs平野、G3田之上
vsセラフィニ。
　Ge戦はG1杉内vs永井、G2和田vs田中、G3水田vs林。
　L戦はG1新垣vs西口、G2ガトームソンvsギッセル、G3田之上
vsグラマン。
　Bu戦は先発の格的にはG2やG3は厳しい、だからG1を勝たない
といけなかった。そのG1を取ったので勢いに乗った。
　Ge戦は前回仙台で3連敗した投手が来る、G1かG2のいずれかを
取らないといけないがG2の和田は復帰明けだけにG1の杉内で勝ち
たい。連敗すると水田にいらぬプレッシャーがかかり3連敗しか
ねない。と思っていたらG1を取りG2は和田の試合カンの鈍りも
あって落とす可能性が高かった。9連勝していたのでそろそろ負
ける頃だし、Geは連敗中だったのでそろそろ勝つ頃だからある意
味仕方ない。
　L戦はG1を取ったのでG2に勢いが付いた。
　ただG3ともなるとL相手に前回も福岡で連勝しているので常識
的に考えて対L5連勝は難しい。だから今日のG3を落としても9連
戦を7勝2敗で終ったのだからいう事はないのだ。
　これを‘痛い連勝ストップ’という風に捉える必要はないので
ある。