50年前のクリスマスイヴは

　今から50年前73年のクリスマスイヴは月曜日で、卒園した
カトリック幼稚園のクリスマス会に家族で出席し帰宅後には
初放映だった猿の惑星を見たのを覚えている。

　今も昔もクリスマスイヴの12月24日は学校では2学期の終業
式があり翌日から冬休みに入るのだが、妹が通うカトリック幼
稚園も2学期終了と同時に卒園生や家族を含めたクリスマス会が
夕方から開催されていたのだ。

　カトリック幼稚園は園内に教会があって最初にミサが行われ
た後に、下のホールと言われていた幼稚園の集会所まで火を灯
したロウソクを片手に行列しクリスマス会が始まる。

　ここではチラシ寿司やショートケーキが出て食べていると、
やがて遊戯会や合唱に聖劇が行われるわけでクリスマスムード
満点だ。

　月曜日という事から両親が参加できて大いに楽しんだのだが
クリスマス会は20：30過ぎに終わり、後片付けをして幼稚園を
後にする。

　帰宅すると21：00を過ぎており早速TVのスイッチを入れTBS
系の月曜ロードショーにチャンネルを合わせると、既に猿の惑
星が始まっておりテーラー大佐のクルーで女性飛行士のスチュ
アートが死亡しているシーンから見たのだった。

　猿の惑星は当時大いに話題になっており、クリスマスイヴに
2時間半枠で放送される事が事前に宣伝されていたので家族揃っ
て最後まで見たのだ。

　とはいえ衝撃的ならストを迎えるのだが何だか尻切れトンボ
的な結末で、ガッカリした記憶がある。

　基本的に我が家のクリスマスイヴは鶏のから揚げを夕食に食
べ、営業終了後にクリスマスケーキを食べるというのが恒例行
事だったのでこの年は珍しく違う過ごし方をしたのだった。