スッキリしなかった猿の惑星だが

 先述したように今から50年前のクリスマスイヴに、月曜ロード
ショーで猿の惑星が時間延長したノーカット版でOAされた。

 当時は相当な話題を呼んだ作品で23:30まで家族で見たのだが、
ご存じのように自由の女神が埋まっているという意外な結末に驚愕
すると共に‘これで終わり?’と驚愕したのだった。

 冬眠状態で搭乗した宇宙船のクルーが発生した何らかのトラブル
により、ある惑星の湖上へと不時着したのだが何と猿やチンパンジ
ーにオランウータンらが
人類を支配する惑星。

 そこで宇宙船船長のテイラー大佐は何とか脱出し猿達が言う禁断
地帯で、何と胸まで埋まった自由の女神像を見て地球に帰って来て
いた事を知って終わるというもの。

 人間が猿達に支配され迫害されているシーンには‘よくある事’と
思って‘最後は脱出して終わるのか’と考えていたのだが、まさか地
球に戻って来ていたとは思わなかったし唐突な幕引きに唖然とした
もので一緒に見ていた父親が‘敢えて尻切れトンボにしている’と私
達に説明していたのを思い出す。

 この手法は それまでの作品ではほとんど見た事がなかっただけ
に驚いたものだが、後にSW帝国の逆襲を見た時に次回へ続く的な
結末だったので‘たしか猿の惑星のラストと似てるな’と思い出した
次第。

 その後バックトゥザフューチャー2の結末を見ても3まで続ける
のがミエミエだっただけに驚きもしなかったわけで、それを考え
ると続編に続けるラストを初めて見たのが猿の惑星だったと思う。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (tamutamu)
2023-12-25 20:43:42
ちなみに月曜ロードショーと言えば荻昌弘さんですね。
番組前後の解説映像が今でもYoutubeで見られますが、優しくも力強く、そして見ている人を更に楽しませてくれるような解説に見入ってしましますね。
若くしてお亡くなりになられたのが残念ですね。
 
 
 
私も好きでした (こーじ)
2023-12-25 21:52:38
>tamutamu様

 当時の映画解説者は他に水野晴郎や高島忠夫に児玉清と淀川長治がいましたけど、淀川さんは喋り方が聞きづらかったのに対し荻氏はハッキリした喋り方で聞きやすかったですね。

 しかも真面目な感じで特にウェストサイド物語には思い入れがあるみたいでして、解説に熱が入っていた感じでした。
 
 
 
Unknown (tamutamu)
2023-12-25 22:30:49
テーマ曲が良かったですね。
月曜ロードショーはレイ・アンソニー・オーケストラの 「The Party's Over」で、映画を楽しんだ余韻さを奏でた音色が良く、優雅な感じを引き立てています。
他には「水曜日の夜」「フライデーナイト・ファンタジー」が好きですが、「So In Love」が流れた日にはもう憂鬱になる以外の何者でもありませんw
 
 
 
余韻は大事ですね (こーじ)
2023-12-28 21:37:35
>tamutamu様

 月曜ロードショーはOPがピーターパンでしたよね。

 ミュージカルのピーターパンを観た時に‘聞いた事のある曲だな’と思ってたら、月曜ロードショーのOPでした。

 EDの余韻は大事ですから、映画でもエンドロール最後まで見て余韻を楽しんでます。
 
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