ミラーマンは2クール目に入った14話のキングザイガー編で初の宇宙怪獣が
対戦相手となった。
もともとウルトラとは違った世界を創り出そうとした作品で、基本的に大人向け
というわけで敵キャラもウルトラに登場するような怪獣や宇宙人ではなく普段は
ヒューマノイドの姿でインベーダーが暗躍するケースが多かった。
それゆえ人間体のインベーダーが大規模な破壊活動を行う場合は宇宙船から
の光線を浴びて怪獣化するパターンで1クール目に登場した敵であるアイアン・
キティファイヤー・ダークロン・マルチ・ゴールドサタン・ザイラスと全て人間体の
インベーダーが変身したし、ダークロンとザイラス以外は2度登場している。
他はインベラー・重力マシンというメカキャラで特に重力マシン編では初めて
正体を現したインベーダーが登場する。
つまり多種多様な敵が侵略してくるセブンの世界に対しミラーマンの世界は
ミラーマンを切り札にした地球側と影の惑星Xから侵攻してきたインベーダー
との戦いなのだ。
13話までを見ると
1:ウラン鉱脈の採掘
2:地球防衛軍関係者に対するテロ&地域を侵略する拠点の確保
3:新型レーダーの開発者の拉致
4:自らの星と同じ環境を作るための植物の育成
5:秘密基地建設の電力確保
6:鏡京太郎の暗殺
7:地球人のインベーダー化
8:宇宙ミサイル基地破壊
9:SGM要人テロ
10:超重力下での移動機地の着陸
11:宇宙ウィルスの散布
12:基地建設用精密機械に使用するためのダイヤ強奪
13:国際地球防衛会議の妨害
というのが13話までのインベーダーの狙いだった。
しかしミラーマンによって悉く阻まれ続けた結果、インベーダーは自らが変身して
戦っても勝ち目が薄いと認識し宇宙怪獣を地球に連れて来て破壊工作をすると
共にミラーマンも倒すという一石二鳥の作戦を取り始めたという事だろう。