女子400個人メドレーと柔道52㌔級の壁

 東京五輪3日目に日本は男女柔道の阿部兄妹と、女子400個人メ
ドレーの大橋悠依にスケートボードの男子ストリートで堀米雄斗
の4人が金メダルを獲得した。

 ここで感慨深いのは女子400個人メドレーと柔道52㌔級という、
これまで日本人が取れなかった2種目を遂に取れた事で特に柔道52
㌔級などは80年に山口香が第1回女子柔道世界選手権で決勝進出し
83年の第3回世界選手権では優勝していた。

 つまり最も女子柔道で最も馴染みがあり五輪の頂点にも手が届き
そうで、なかなか届かなかった52㌔級で遂に金メダルを獲得できた
という事になる。

 女子柔道は88ソウルで公開競技になり92バルセロナから正式種目
になっているのだが、ソウルには山口香が出場するものの準決勝で
敗れて銅メダルだった。

 正式種目になった92バルセロナでは溝口紀子が決勝に進出するも
のの決勝で地元スペインのアルムデナ・ムニョスに僅差で敗れ、96
アトランタ&00シドニーでは菅原紀子(シドニーでは楢崎)が銅と
銀。

 特にシドニーでは前年の世界選手権で優勝して臨み決勝でキュー
バのレグナ・ベルデシアに逆転負けしているのだから残念だったし、
04アテネでは横沢由貴が準決勝で残り1秒でアマリリス・サボンに
大逆転勝ちしながら冼 東妹に敗れている。

 さらに08北京以降は中村美里が3大会連続出場し北京では初戦で
北朝鮮の安琴愛に僅差の判定負けで銅メダルに終わり、12ロンド
ンでは初戦敗退し16リオでも3位と3度の世界女王に輝いても届か
なかったのが52㌔級だ。

 女子400個人メドレーといえば00シドニーで田島寧子が前半リー
ドするも、平泳ぎでヤナ・クロチコアに逆転され自由形で追い上げ
たが及ばず銀というのが最高だった。

 壁として立ちはだかっていた2つの種目を打ち破れたのを見ると、
他の種目でもいつかは破ってくれると信じたいものがある。

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