ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
藤川球児とジョージ・フォアマン
藤川が四国IL高知へ=レンジャーズを自由契約
テキサスを自由契約となり、日本球界復帰が決定的になっていた
藤川球児が古巣のタイガースではなく四国ILの高知に入団するとい
うニュースが今日載っていた。
基本的にMLBを自由契約になった選手はNPBの古巣に復帰すると
いうパターンがあるので藤川の場合もタイガース復帰が既定路線
のように言われていたのだが、独立リーグの高知でプレーすると
いうのは巷では意外なようだ。
しかし個人的には独立リーグでのプレーは藤川にとって大正解
ではないかと思うし、45歳で世界ヘビー級王者に復帰したジョー
ジ・フォアマンの姿と重なるのだ。
メキシコ五輪の金メダルを引っ下げてデビューしたフォアマンは
73年に世界ヘビー級タイトルを奪取するものの、74年にモハメド・
アリから敗れてタイトルを失うと77年に敗れた事から28歳で引退
するのだが87年に38歳で突如現役に復帰する。
アリやジョー・フレイジャーにケン・ノートンらフォアマンの
ライバル達は一旦引退して復帰すると高額のファイトマネーに釣
られて若手ホープとの試合に臨み惨敗していたのだが、フォア
マンの場合は格安のファイトマネーで噛ませ犬のような相手と
戦い続けて徐々に試合カンを取り戻していった。
10年のブランクがあるのだからファイトマネーに拘らず新人の
つもりで試合カンを取り戻して行き、90年代に入ってようやく
ヘビー級の強豪達と戦って勝ち残り91年4月のイベンダー・ホリ
フィールドへの挑戦が決まる。
藤川もMLBでプレーしていたとはいえ肘の手術を受けて状態が
戻らないまま自由契約になっているので実戦リハビリのような
感じだからこそ、最初からタイガースなどとMLB帰りという事で
高額な契約を結べない事もなかったが あえて実力的には劣る
独立リーグでのプレーを選択したのだろう。
MLBでプレーしていれば体もMLB仕様になっているので人工芝や
軟いマウンドなど全く違う条件でのプレーは、ケガを引き起こす
原因になるからこそNPBよりも下のレベルで一旦リハビリのよう
な形で日本球界にアジャストしていくというのが利口なやり方
ではないか。
独立リーグもMLB帰りの選手と契約する事によって知名度が
上がるし、存在感も示す事ができるので一石二鳥だろうと思う
のだ。
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ただ、安定して投げられるようになるまでは独立リーグでゆっくり調整するという意図なら納得ですね。
四国ILに藤川が入ったり、BCにはローズが復帰したりと、独立リーグが受け皿となって立ち位置を確率しつつあるのも興味深いところです^_^
これで独立リーグの存在意義が増しますね。
藤川にしても‘高年俸で契約されるからには’とプレッシャーを感じるよりもよかったのではないかと思います。