小池一夫と小池一雄

「マジンガーZ」や「デンジマン」の歌も……小池一夫のもうひとつの偉業

 先週4月17日に漫画家や劇画原作者の小池一夫が82歳で亡く
なった事が報じられていたのだが、氏の名前からピンと来たの
は子連れ狼をはじめとした劇画の原作者として。

 ところが亡くなって初めて知ったのは作詞家としての顔で、
小池一雄の名義で子連れ狼の主題歌だけでなくマジンガーZや
電子戦隊デンジマンに大戦隊ゴーグルⅤなど戦隊モノの主題歌
などまで手掛けていたのだった。

 小池一夫という名前を知ったのは中学以降に子連れ狼だけで
なく実験人形ダミー・オスカーやぶれいボーイなどの原作者と
してで、作詞家・小池一雄と同一人物とは思いもしなかったし
‘しとしとピッチャン’で知られる子連れ狼の主題歌を作詞して
いたまでは分かるのだがマジンガーZのZのテーマの作詞者とは
思わなかった。

 実はZのテーマは私が好きなアニメソングの中でもトップ3に
入る歌で、息子達が小さい頃に頭を洗う時に必ず歌っていた。

‘人の命は尽きるとも、不滅の力・マジンガーZ’から始まるZの
テーマはマジンガーZの出動シーンに流れる名曲で、ラストで
‘人の頭脳を加えた時に’‘人の心を加えた時に’というフレーズは、
どんな優れた物でも人の心が入らないと完璧な強さにはならな
いという事を見事に語っている。

 Zのテーマを歌っていた水木一郎はアルバムCDの中に‘病気で
亡くなった子供が、この歌をレコードで擦り切れるまで聴いて
いたのを聞いて生半可な心で歌ってはいけないと思った’という
記事があったが心が折れそうになった時にこの歌を聴くと心が
奮い立つ事を実感する。

 だからマジンガーZの歌といえばオープニングでもエンディン
グでもなく、Zのテーマが真っ先に頭に浮かぶしマジンガーZの
世界を語るに相応しい歌だと思うのだ。

 こういった素晴らしい歌を作詞してくれた小池一雄氏には、
本当に感謝したいと思う。

 

 

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