Episode 03:巨人・ウルトラマン

‘その時の僕は あまりにも無力だった。
そして自分が足を踏み入れた世界の現実を僕はまだ何も理解
していなかった’

 という孤門のモノローグでEP・03は始まる。

 ネクサスらしいと思うのが冒頭のペドレオンとのバトルシーンのみしか
ウルトラマンは登場しないのだ。
 これもアリとは思うが、さすがに驚いた。

 それとOPのクレジットに佐原健二の名前を見つけた時は妙に嬉し
かったし、予想通りTLT高官を演じていたのを見て恥ずかしながら思わず
拳を握り締めた。

 ウルトラマンを攻撃する凪と、それを止めようとする孤門。
 両者が一触即発になったときペドレオンが出した気体は可燃性なので
ナイトレーダーは攻撃できず、飛翔体となって逃亡するペドレオンを追う
ウルトラマンはアンファンスからジュネッツにタイプチェンジして亜空間に
突入させて大爆発を起こす。

 ただし地上にいる人間達はナイトレーダーを含めて誰もウルトラマンと
ペドレオンが戦っているのが分からないというのがいい。

 ナイトレーダーに指令を送るCICと呼ばれる男のみが存在を確認し
‘メタフィールド’と呼んでいるのを見て‘この男何者?’と思った。

  普通なら大爆発すれば決着が付いたと思うが、残念ながら変身を解いた
姫矢に言わせると‘仕留められなかった’と悔やむ。
 とはいえ姫矢の疲労困憊ぶりが気になった。

 変身して戦うのは変身する人間に かなりの負担をかけるのだろうか?

 人を信じて人命を大事に考える孤門と、何でもまず疑ってしまう凪という
2人の対立が本部でも克明に描かれて緊張感を醸し出している。

‘目の前の物が真実とは限らない’という凪の言葉の真相を聞き出すべく
詰め寄った孤門だが、TLTの組織はビースト事件を隠蔽しているという事を
バスがビーストに襲われて乗員・乗客全員が犠牲になった現場で教え
られる。
 そして目撃者の記憶を消して口封じをするセクションまである事も知ら
されるのだった。

 確かに世間に真相が知られれば大混乱が起きるのは当然で、秘密裏に
ビーストを抹殺するのがナイトレーダーの使命になっていたのは理解できる。 

 誰かに見張られている気配を察知した凪は敵を追跡するべく森の中に
入り込んだが、そこで姫矢と遭遇。
 実は凪は姫矢の気配を何度か現場で察知していたし、ビール工場では
ウルトラマンに変身するのも見ていた。

  姫矢もビーストの気配が分かるようで謎の武器・ブラストショットでペドレ
オンを次々に撃退し、触手に絡め取られた孤門に‘あきらめるな’ と言い
救出する。

 これは最初にペドレオンから襲われたときに聞いた言葉と同じ。
 これで孤門は姫矢が自分を助けてくれた銀色の巨人と確信するのだった。

 姫矢は常にビーストの現れる所に出没しているしビーストの生態にも
詳しい。
 当然 凪にも怪しまれ銃を突きつけられるが残弾が0。
‘残弾の数は常に把握すべき’と射撃場で凪が孤門に
言った言葉をそのまま返して消えるのだった。

 和倉隊長と松永管理官の会話で

‘人一倍強い意志を持っていた例のあの男’とは姫矢の事かも?

と思ったのだが・・・・・

 クロムチェスターαとβに続き機動性が上がる新兵器γの説明を和倉
隊長から受けながら凪は‘これでビーストに遅れを取らずに済む’と呟く。

 ‘結局副隊長はあの男の事を誰にも報告しなかった。
僕には何が信じるべき現実なのか分からなくなりかけていた。
でもリコと交わす他愛ない会話が僕にとって心許せる現実で
ある事に変わりなかった’

 という孤門のモノローグで〆られるのだが、リコと電話で話す孤門を見張る
目があるのだった。

 この目の正体は・・・・?

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« アルゼンチン... ボクシング・... »
 
コメント
 
 
 
ブラストショット (柴田真紀)
2009-10-18 01:35:05
 これが初お目見えしたのがこの回でした。

 何度も書いてしまうが、凪の方が姫矢の存在を先に察知していることなどからして、彼女のデュナミストとしての能力は高かったと思われるのだが。
 
 
 
今にしてみれば (こーじ)
2009-10-18 23:36:36
>柴田真紀様
 EP・01のトンネル内での一件から既に凪だけが姫矢の気配を察知していたのが見直していて気付きました。
 やはり何度か見直さないとダメですね。

 凪が最終回で変身した時に‘そういう事だったか’
とも思いました。
 ブラストショットかっこよかったですね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。