上原が20セーブ目=松坂2勝目、青木4安打―米大リーグ(時事通信) - goo ニュース
今日ボストンのフェンウェイパークで行われたトロント戦でボストンは5-3で勝ち
6年ぶりのアメリカンリーグ東地区優勝を決め、最後に締めたのは今年ボストンに
移籍した上原浩治だった。
これで上原は20セーブ目を挙げた事になるが終盤のボストンの快進撃を支えた
のはクローザーに定着した上原の力が大きいと言えるだろう。
昨シーズンのボストンはボビー・バレンタイン監督と主力選手達の軋轢の影響
から主力選手達が放出されチームは最下位に終わって監督も解任されるという
ドタバタの中で終わった。
反対に上原が昨シーズン所属したテキサスは最後に地区優勝を逃し一発勝負の
ワイルドカードプレーオフで敗退したとはいえ、少なくともボストンへの移籍より
テキサスに留まって昨シーズンの雪辱をする方がいいのではと考えていた。
もっとも昨シーズンの上原はシーズン中に何度もトレード要員に名前が上がって
いた事から決して落ち着いてプレーできたわけでもないだろうが、ただでさえ
レベルが高い東地区で大型補強をしたトロントや進境著しいタンパに宿敵のNY
ヤンキースを相手に昨年最下位のボストンが どこまでやれるか未知数だった。
ところがシーズンが始まるとチームは快進撃を続け特に上原と田沢純一の
日本人セットアッパーコンビが好調で、シーズン途中からは田沢がクローザーを
任されるようになったものの点を取られていたので上原がクローザーとなると37人
連続アウトという球団記録まで作る活躍だった。
ボストンへ移籍した理由を自分を最も必要としてくれている球団だと感じたいう
事など聞いても意気に感じる上原らしいし、最も必要と誘ってくれるチームで
プレーする事が いかに大事かというのが今年の上原の活躍を見ると分かる。
09年にMLBでプレーを始めて当初はケガなどに苦しんだ上原にとって5年目
にして優勝を決めたマウンドで投げるというクローザーとして最高の栄誉を味わ
えたのは これまでの苦労が報われた事だろう。