宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「大陸の仏教呪(続)」

2011年07月31日 | Weblog

 

 

続きです。

「楞伽阿跋多羅宝経(りょうがあばたらほうきょう)」の中には、
ロバやラバ、犬や馬や牛の肉を食すならば、どれほど真言や陀羅尼、呪を唱えても
それが成就することはないと書かれています。

日本ではロバやラバや犬を食べる習慣はありませんが、
要するに四つ足を食べながら(獣食をしながら)真言や陀羅尼、呪を唱えても
その霊験が発動しないという事のようです。

一方で西蔵仏教では、僧侶でない仏教修行期間中の修行者の食事に
水牛の肉を使ったモモ(チベット蒸し餃子)が出されたり、ミャンマーの僧院の食事には
鶏までが出されたりしますので、肉食に関し仏教全体に適用されるものとはなっていませんが、
大陸の仏教呪を常用しようとする場合、出来るだけ守った方がよさそうです。

 

 

【日光菩薩・月光菩薩陀羅尼】

これらは、「大悲心陀羅尼」に続いて誦します。

(日光菩薩)

「ナモ・ブッダ・クナミ  ナマ・ダルマ・マハー  ナマ・サンガダーヤ  ナイトリブブサトヴァ・ダーナマ。」

(月光菩薩)

「シェンジジツスゾ
オルオミジウズゾ
シェンチゾ ボロイジ
イェミルオゾウズゾ
ジュルオジゾチモゾ
スポヘー。」

 


【降煩悩海灌頂陀羅尼】

この陀羅尼は威神力があり、誦持することによって
殺生の罪さえ消え、諸天のみならず高貴な者からも
敬われるところとなり、諸仏諸菩薩より護られ、
命終の時には金色の光を放って諸仏が迎えに来てくれ、
望む仏土に往生することができるとされます。

「ナンナム フチフ
ルフキュウ ルフキュウ
カルニカ リムリム
カルニカ ヘイテイヘイテイカルニカ アヒテイタ 
アベンタ アベンタ
カルニカ サンシャム ソワカ。」 【諸天厨呪】

この呪を食物に向かって七遍誦して加持をするならば、
その食物は即、光を放ち、餓鬼は食した後に兜率天に昇ることができるとされる。
このような作法を続ける者は、現世における自らの福徳を増し、
全ての真言や陀羅尼や呪を成就させ、西方浄土に往生することもできるようになる。

「ナモ ラトナ トラヤーヤ ジャバラ マハジャバラ
ツル マハーツル フーン チ ス ハビシャ。
オン チ ス ハビシャ スダー スバーハー。」

 

【拔除一切業障根本得生浄土陀羅尼】

この陀羅尼を誦する者は、その頭の上に阿弥陀仏が常にまして
日夜その者を護られ、常に安穏となり、命終には仏土に往生することが
できるとされます。

「なむあみたばや したかたや しちやた
あみりとばひ あみりた しったんばひ
あみりた ぴからんてい あみりた ひからんた
かみにかかや したかり そわか。」

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