宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

行ってみたいなよその国(?)

2023年09月28日 | 週報

おもしろいことが書けないなーとためらっていると、どんどん日が過ぎていくので、あまり考えずに備忘録を。

ここのところ観たテレビでは

「マツコの知らない世界」の「台湾夜市SP」で台湾へ行きたい熱が高まったり。(案内人さん、学生時代にハマって1年休学して住んでみるとか、いいなぁうらやましい… 私はマツコさんほどではないが、行ったことがないのに、ガイドブックとかで知識だけは仕入れていた…)

「ボンジュール!辻仁成のパリごはん」でサン・マロの美しい景色にフランスの海辺へ行きたい熱が高まったり、犬の三四郎くんのかわいさに和んだり、辻さんの前向きポジティブパワーに感化されたり。オランピア劇場での公演、出演が名誉なことはもちろんだけれど、これまでオランピアに足を運んだことがなかったフランス人が、辻さんが出るからと初めて来場して、場の雰囲気を喜んでいる感じもなんだかよかったなぁー

「サグラダ・ファミリア2023~ガウディ100年の謎に迫る~」で、いろいろもの思ったり。

ウェブサイトに「『イエスの塔』の建設が、ガウディ没後100年の2026年を目指して進んでいる」とあって、はー…ということは、1986年は没後60年だったのだなとふと思う。

前にも書いたが、外尾悦郎氏の著書『バルセロナ石彫り修業』が全国読書感想文コンクール課題図書だったのが1986年だったので。

思えば外尾悦郎氏が彫刻部門を担っているってすごいことなんではないか。もしかしたら、おかげで景気が良かった頃の日本から資金提供があったりして、建設計画を利することもあったかもしれないけど、そもそもの始まりはそんなことはまったく期待されていなかったと思う、何者でもないただの若者で、ちょっと彫らせてよくらいな感じで始まったんじゃなかったかと思う。

ふと、バルセロナって懐が深い都市なんだなー、外国人とかそういうことを気にしないんだなーと、あらためて思う。

思えば、かつてのバルセロナオリンピックで坂本龍一さんが音楽監督だったというのも、比べるのも悲しいけど2021年の東京オリンピックとは、考え方が全く根本から違っているんだなー…と、連想が飛躍するようだけれど、とにかくそういうことを感じた。


新しい1年

2023年09月16日 | 週報

9月は私の誕生月で、今年54歳になる。

54…

54=27×2 また 18×3 でもある。

すなわち、54歳とは「2回目の27歳」「3回目の18歳」と言えないこともない。

だからどうだというわけでもないけど、まあそういうことである。

(「6回目の9歳」とも言える…もう5回も9歳児をやっていたのか…と書いてみるとほんとにそんな気がしてくる)

これまでへの感謝と、これからどんな1年にしようかなと思案。

とりあえず、週1を目安にブログの更新は続けようと思う。

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8月に東京に行った折、思い出して「村上春樹ライブラリー」(早稲田大学国際文学館)を訪れた。

夏休み中だったからというのもあると思うけど、静かでのんびり過ごせそうで良いところだった。カフェのカレー(栗原はるみさん監修。きゅうりのたたきが特においしく家でもつくりたい)とコーヒーもおいしかった。接客の学生さんも好印象。

そもそも早稲田大学、初めて訪れたのだけど、街中にありながら、緑が豊かで開放的でいいところだなーと思った。学生さんがうらやましい。

…ということをふと思い出して書いてみたのは、今後のテーマを「1に健康」とすると「2は学び」かな、などと思ったりしたので。

これまで、「同年代の人は社会に貢献し、若者を指導する立場にいるのに、私ときたらいつまでたっても、教わる方にばかりまわろうとして…」と自分の駄目さを感じたりもしていたのだが、どんな人でも「学び」は大切。

具体的に何がどうということではないんだけれども…

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今週は(体調普通での隔離生活で余裕があったためもあるが)録画して観ていなかったテレビ番組を結構消化した。

「ドキュメント72時間」「ふるカフェ系ハルさんの休日」「映像の世紀 バタフライエフェクト」「クラシックTV」「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」…

個々の内容に触れると長くなるので、また思い出したときに。

いろんな人のいろんな人生があるなーとか、旅に出たいなーとか、でもいろんなことを知ったり整えたりするために家にいる時間もほしいなー、とか、いろいろ思う。


さけばなくてよかった...(反省)

2023年09月08日 | 週報

新型コロナウイルスに感染してしまった。

5日、職場で抗原検査をしたところ陽性反応が。

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9月1日からの動きを振り返ると

(毎日検温 2日夜36.8℃が最高 大体36℃前後)

1日 仕事忙しい 同僚やその家族が陽性で欠勤者が相次いでいた。

職場(高齢者福祉施設)の利用者でも陽性者がぽつぽつと。 

2日 仕事忙しい 疲労と頭痛 でも明日のために乗り切る

3日 6時半の新幹線で 八ヶ岳高原ロッジへ 帰りは23時前

4日 仕事忙しい 弁当残す 鼻水出る 喉の通りが悪く時々咳払い 

でもこれでハードスケジュールはひとくぎり 乗り切った!

5日 たっぷり眠ったらやっぱり回復 夜勤のため出勤すると、同僚にまた陽性者が出た話があり、喉声だから検査してみたらということでー

それから隔離生活をしているのだが、

体温は平熱 味覚も普通 しいていえば喉の通りが若干悪いくらい?

しかし、なんかもういいんじゃないかと思って抗原検査してみると、やっぱり陽性なのだった。

まぁそれは自分の免疫力をほめるとして

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問題は

私は2日にはすでに感染していて、3日私はウイルスを八ヶ岳に持ち込んでしまったのでは!? ということで、さーっと青ざめる。

今更ながらの反省として

・出かける前後に抗原検査をしなかった。

(具体的な症状がないときちんと反映されないことがあると聞いて、症状がないのにしてもしようがないと思うようになった…ような)

・移される心配はしても、自分が感染源で人に移すかもという心配はしていなかった。(都会の人ごみの中じゃないから大丈夫という気持ちがあった)

・感染対策として「体調が悪い時は外出を控える」ことがあり、自分も「それが一番だよねー」と思っていたのだが、自分事となると冷静な判断が出来ていなかった。

疲れていてもそれは「普段と違うことをしているから」と思って、「体調が悪い」に結びついていなかった。

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次に、道中・滞在先でウイルスをまき散らしていなかったか検証してみると

一人旅なので会話することはほぼなし

マスクは常に着用

列車内は空いていた。往復ほぼ寝ていた

八ヶ岳高原ロッジは送迎バス含め、感染対策がしっかりされていた。

ロビーでは、他の人と距離を開けて座った

公共のものに触る前は消毒液でシュッとやっているからセーフ?

食事はテラス席だった。従業員の方は正面に対峙することはなく、脇からサーブしてくださった、と思う。

遊歩道では他の人とかなり距離があったからセーフ

(それにしても遊歩道とみれば、疲れていても歩かずにはいられない自分、実は相当体力があるのではないか…)

売店の方と音楽堂のチケット担当の方とは対面で話をしたが、短時間だったからセーフ?

コンサート会場でもマスク着用。声は発せず咳払いもしなかったはず。しかし、ペットボトルの水を飲むときと、森下仁丹の「鼻・のど甜茶飴」を舐めるときはマスクをはずした。

自分が「感染源」だと思うと、やっぱり「マスクをしていてよかった…」と思う。手指消毒も「移さないため」だと有用性がはっきりする。

…と言っても、申しわけないことに変わりはなく。

八ヶ岳高原ロッジとそこに集う皆様に何事もなかったことを祈るばかり。

本当にすみませんでした。

万が一矢野顕子さんが感染していたらと気が気でなく、Twitter (じゃなかったわX)が更新されているとほっとし、7日のコンサートも無事に終えられたようでひとまず安心した次第。

長くなってしまったが、新型コロナウイルスに関しての自分の反省と、ご覧になった方にも何かの参考になればと。

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コロナとは別の謝罪として、私はなんとコンサートチケットのことをすっかり忘れていたのだった。音楽堂のシステムは独特で、電話予約後、予約確認のハガキが来て、そのハガキに書いてある振込先にお金を振り込むとチケットが送られてくる。振り込まずに当日ハガキを持って行ってチケットを購入することもできる。私は事前に振り込んでチケットもそういえば届いていたのだが、ハガキを持っていけばいいと思い込んでしまったのだった。送迎バスの時間やレストランの割引も書いてあるし…すぐ振込確認してもらって事なきを得たのだけど、係の人のあの一瞬の不審の眼(あたりまえだ。ハガキを持っている人はチケット交換のためにお金を払わないといけないのに「もう払ってます」とウソをついているようにもみえる)はやっぱりちょっと悲しかった…一瞬ではあったけど


あまちゃんとまんが道

2023年08月17日 | 週報

またまたNHKBS再放送中の『あまちゃん』についてですが、昨日の放送での

「敷かれたレールを走るしかない」北三陸鉄道車掌・大吉さんからの、「大都会を縦横無尽に」「アドリブで」走り回る正宗さんへの敗北宣言、妙に感心してしまった。そのためのタクシー運転手という設定じゃなかったんだろうけど、うまいこと台詞に生かすなー、と。

加えて、「鉄道車両がすべて『電車』なわけではなく、ディーゼルで動くものは『汽車』と言わなければならない」こと、私も幼少の頃、身近な鉄道についてあれを「電車」と言ってはいけないことがショックだったので、我が意を得たりというか、堂々と周知してくれてありがとうというか…

失踪したお母さんと再会してのユイちゃんの「どうリアクションしていいか分からない」という第一声もリアルだなーと思った。

ドラマの中では、1年の間にめまぐるしくいろんなことが起こり、たった1年前のことがものすごく昔のことのように感じられているが、えっでもたった1年じゃん、と観ている中年(私)は思ったりする。

やっぱり10代にとっての1年は重みが全然違うかー。

『あまちゃん』もついこないだ本放送だったような気がしているが、ドラマ内の折り畳み携帯電話には時代を感じる。そして若い女優さんたちのその後を知ってみると、それなりに時間が経ったのだなーと思う。

ドラマ内架空番組「見つけてこわそう」でのアキちゃんの個性的なスタイルが特別目を引いてかわいく、また共演者がさかなクンってところが、後のことを知ってみれば、ああすでに布石が、と感心してしまう。(逆に原点のドラマから活動展開のヒントを得たのかもしれないけど)

そうそう「のん」ってアルファベットにすると「NON」で、イエスではないノーを突き付けるパンクな命名だったのねー、と今更ながら。

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今週は往年のNHK銀河テレビ小説『まんが道』を最後まで観た。

去年の夏一挙再放送していたのは録画していたのだが、後半観ないまま年を越してしまったのだった。

本放送は1986年、当時もちろん全話観ていた。あらためて名作。

続編の「青春篇」も去年の冬一挙再放送していたらしいのだが、録画し損ねたのがつくづく残念…

たまたま今「あまちゃん」と並べてみると「地方在住の仲良し2人組が夢に向かって地元でそれなりに実績を積み、いよいよ上京へ」というところが共通している。ちょっと無理やりだけど。

そしてあえてなぞらえると、藤子不二雄A先生(作中語り手でもある「漫賀道雄」)はアキちゃんっぽく、藤子・F・不二雄先生(作中の「才野茂」)はユイちゃんぽくもある。

私の想像だと、A先生はF先生のほうが漫画の才能は上と認めていて、でもF先生はA先生の楽天的で社交的な性格に救われていたのではないかなと。

そしてA先生は新聞社の仕事も楽しかったと言っているし地元が好きなのだと思うけど、F先生の地元への思いは複雑なのではないかと(はっきり言えば好きではない。帰りたくない)は以前から思っていた。そこもユイちゃんぽい。

それにしても、藤子不二雄のお二人はケンカしたこともないというし、その関係の清々しさ気持ちのよさがつくづく奇跡に思われる。でもウソくさくはない。

あえて比べるとやっぱり「あまちゃん」のアキちゃんユイちゃんはいろいろこじらせていると思うけど、それは時代が違うのか、男の子と女の子の違いなのか…?


夏の歌、読んだ本そして観た映画

2023年08月12日 | 週報

夏の間に特にたくさん食べておきたいものは、すいかと桃ととうもろこしである。

すいかといえば、何回も書いてしまうが「WATERMELON」(東京スカパラダイスオーケストラ feat. 高橋幸宏 かな、と思ったら幸宏さん feat. スカパラ盤も同時に出ているのですね)はつくづく名曲である。

「熱く熱く熱く」と歌っていてもどこか涼しげな幸宏さんの声。8月に聴いてあらためて良さを実感。

「サマージャム'95」(スチャダラパー)といい、95年は名曲に彩られた夏だったのだなー …暑かったはずだけど、具体的には思い出せないなー それでも2023年夏よりはいくらか気温が低かったのだよねー…

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図書館で借りた『じゃむパンの日』(赤染晶子 palmbooks)が、先入観をくつがえされて、すごくおもしろかった。

評判についてはどこかで読んでいて、それでなんとなく書棚の本に目に留まったのだと思う。著者の芥川賞受賞作について、選者の小川洋子さんが芥川賞の思い出として特に挙げていたのが記憶に残っていたためもあるかな?

そこでにわかに当該作『乙女の密告』も読みたくなってきた。外国語大学でのスピーチ暗唱授業というのも、外国語学習趣味者(?)としては心惹かれる。

そうそう「乙女」への固定概念で、著者と著作を「そういう傾向」となんとなく思い込んでいたのだけど、違っていた。文章がおもしろいんだけど、事象としては京都の長屋の薄暗い感じとおじいさんやおばあさんや知り合いの人の確かにその土地にいる人という存在感が印象に残った。

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au マンデイ でまた映画を観た。

『君たちはどう生きるか』

まったくのまっさらで観たのではなく、新聞の映画レビュー欄にあらすじが書いてあって、「うーん…そこまで観たい感じではないかな…」と思ったりしたのだけど。

そんなにアニメ好きでない自分としては、冒頭からの数分は「こういうのは実写のほうがいいなぁー」などと思っていたのだけど、おばあさんがわらわら現れたところから、わーやっぱりこういうのはアニメならではだなーと思い始め、その後は画面のおもしろさを堪能した。

お話自体は特に奇想天外でもなく、意外なほど型通りな印象だったのだけど、その型の中に詰め込まれた宮崎駿監督の想像力と、それを具現化する力がやっぱりすさまじい。

キャラクター的にも、歴代宮崎アニメの中では好きな感じ。(と言っても近年全然観てないですけど)デザインによってはキャラクター商品も買いたいかも。

説教よりも自分が好きなことを存分にやってる感が子供に響くんだろうなーなどとも思った。画面から受け取るものは言葉にならないんだけど、あれはやっぱり「残る」よね。

You Tube で宮崎駿監督が「人は幸せを求めて生きているわけではない」と言っているらしい動画サムネイルを見かけたのだけど、エンドロールを見ながら、監督ほど幸せな人はいないだろうと思った。自分の頭の中の妄想を現実化するためにこれだけの人が一生懸命仕事を分担してくれているって、ものすごいことではないですか。

そうそう映画のポスターにもなっているアオサギ、アオではないけど、サギ自体はうちの近所でもわりと見かけるので、親しみが。異世界に導く役としてはぴったり。この機会に写真を撮りたかったのだが、暑さのせいか最近は見ない。

声を当てている人が誰なのか、女優さん2人しか分からなかった。聞き覚えがあるんだけど、これはいったい誰?と、情報非公開ゆえの余分な気がかりがあったことは書いておこう。


記憶と年代

2023年07月29日 | 週報

apple music の「はじめての細野晴臣」というプレイリスト(って言うのね。ソロだけでなく参加バンドでの曲も含まれている)で、「風来坊」と「夏なんです」が続けて流れる。

私が初めてこれらの曲を聴いたのは、たぶんNHKFM、正確な番組名は分からないけど「渋谷陽一のロック講座 はっぴいえんど」と言っていた。

「夏なんです」の歌詞について「東京原住民感覚」と言っていたことを、いまだに曲を聴くたびに思い出す。

この「渋谷陽一のロック講座」を聴いたのは高校生の頃で、カセットテープに録音したのを何度か聴いたためもあると思うけど、とにかく何十年も前のことなのに、いまだに覚えている。

若い頃の記憶は鮮明だが、年をとると記憶に残ることが少なくなるとは、よく言われているが、残念に思う。なんとかならないものか。

「書いておく」ことが記憶に残す助けになった、という実感はある。

高校生の頃から時を下って、とは言っても今から20年くらいさかのぼるわけだけど、私にとってはついこの間くらいに思える頃、つかのま、自分のホームページをつくって掲示板を設置して来訪者からコメントをもらったりしていたことがあった。

その頃に自分で書いていたので、矢野顕子さんとジェーン・バーキンがミュージックフェアで共演していたことも覚えている。たしか矢野さんのピアノを「繊細にして野性的」と評していたような…?とやっぱり記憶が曖昧になってしまうが…そしてその頃、中野翠さんのコラム目当てで見ていた雑誌「サンデー毎日」の表紙が、「卓球の愛ちゃん」こと福原愛さんで、確かそのころ15歳くらいで、親の影響や思春期の諸々を乗り越えられるか私は勝手に心配していてそういうことを書いたのだった。その後の活躍に、私なんかが心配するまでもないことだったと、自分の杞憂ぶりが気恥ずかしかったりしたものだが…

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新型コロナウィルスにまつわるいろいろも、若い頃だったらきっと鮮明な記憶になっていたのだろうけれど、もはや「何をそんなに恐れていたのだったっけ?」と自分の中では不思議に思うくらいである。

が、昨日映画を観に行った場所が、2年前「映画:フィッシュマンズ」を観るために初めて行ったところで、2年前の記憶がよみがえった。

あの時は、かなり感染の心配をして恐る恐るという感じで赴いたのだった。その日が曇り空だったことも覚えている。

初めての場所で、フィッシュマンズについて初めて知る映画、だったというのも、記憶に残る理由だな。

というところでしみじみしていたら、フィッシュマンズそして東京スカパラダイスオーケストラの「欣ちゃん」こと、茂木欣一さん緊急手術の報が!

とにかく快癒祈念。

ゆっくり無理しないで~。

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「記憶」についてじっくり考えたかったのだが、ごちゃごちゃになってしまった。

観に行った映画について書く余裕がなくなった…


水の星座の気になる人々

2023年06月25日 | 週報

はや日曜日である…

またまたよしなしごとをさらっと。

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先週フィギュアスケート高橋大輔選手のNHK杯での演技を堪能していたところに、バラエティ番組への出演続々。これは観るしかない。

『マツコ会議』と『しゃべくり007』(こちらはアイスダンスのパートナー村元哉中さんと一緒に)。

大いに笑わせてもらった。大ちゃんありがとう~。

芸能人適性あるよねぇ~なんでもあけすけに話しているようでいて失言はしないし。

いやしかし、ニューヨーク生活とか飲酒の話とか聞くと、かなりヤバそうな気もするのだが、そこはやっぱり、人との出会いに恵まれているのかなぁ。

同じくヤバそうにみえてまともな(失礼!)友人方とのエピソードになごむ。私が思う関西のイケてる学生さんたちのノリ。

あとやっぱりスケート(ダンス)という芯があるのは大きいな、と。

局面が変わったらマイナスになりそうな資質が、スケートのプログラムの中で全部プラスにしていけている感が。

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シャルロット・ゲンズブールから広末涼子さんを想起していたところだったので、今回の騒動には、ついつい異常に関心を持ってしまった。

最初は「お、やっぱりフランスっぽい。Et alors (エ・アロール)って感じなのかしら」と思っていたら、全然違っていて、なんだか純愛らしい。

というところから、キャンドル・ジュンさんの会見をチラ見したり読んだりして、他人事なのにいろいろ考えてしまった。

私の中での理解は、精神的に危うい涼子さんの暴走を未然に防ごうと見守るジュンさんという構図だったのだが、ヤフーコメントなどを見ると、モラハラという意見もあり、確かに見る人によってはそういう側面もあるなと思ったり。

精神的な障害って難しいなぁとか、正常と異常の境界はどこにあるのかとか。

そして明るく元気でかわいい女の子が、憧れて入った芸能界で、心を病んでいく様を見るのは辛いなぁーと。テレビのこちら側で観ている自分も加担してるような気持ちになる…

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たしか、高橋大輔さんはうお座で、広末さんはかに座、どちらも水の星座で理性よりも感情、憑依型、人なつっこくて他人との垣根がなさそう、と共通点を感じるのだが、何が違いをもたらしたのだろうと考えるに… うーん、なんだろう、大輔さんは長光先生とか年長者の女性からの保護があったが、広末さんは年長者の男性からの保護…がヘンな方向につながってしまったのかな、とか。

まったくまとまらないが、時間がなくなったのでこれにてー


人の器と進化と

2023年06月16日 | 週報

NHK連続テレビ小説『らんまん』6月14日放送分にて、主人公槙野万太郎が日参する東京大学植物学教室の学生さん(波多野と藤丸)の台詞

「万さん見てたら、人生って僕が思っているよりもずっと濃くて、たくさんのものが入る器だなって思えて。その器をぱんぱんにしていくことが、生きてるってことなのかなって」

「なんでも入れられる器なのに、俺らスカスカだよな」

「それが怖くて。もし生ききれないまま死んじゃったら」

そう、そうなのよ! と奮起したいところなのだが…

この6月の湿度と気圧のために、う、動けないー

そして老婆心ながら、器が割れないように気を付けることも大事だよと言いたくもあった。人生長期戦だし。

齢50を過ぎて学生さんの言葉に共感している自分が言っても説得力ないかと思わないでもないけれども^^;

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たまたま録画しておいたNHK『氷上の表現者 高橋大輔~NHK杯フィギュアの歩み~』を少しずつ観る。

2020年制作の再放送とのことで、アイスダンス転向後のプログラムがなかったのは残念だけど、NHK杯初出場からソチオリンピック前までの演技をあらためて堪能した。

驚いたのは、16歳のちょっと苦いNHK杯デビューからの、翌・翌々年の伸びしろ。そして、この年が最高と思っていた2010-11シーズン(マンボとピアソラの年)の翌年、2011-12シーズンに、さらに滑りと動きがぐんと洗練されていたこと。「基本の滑りを見直しました」というアナウンサーの言葉があったけど、成果が如実に表れていたのだなー。まとめて観たことで進化がよく分かった。

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『街とその不確かな壁』(村上春樹 新潮社)読了。

またあらためて書くかもしれないけど、ここは箇条書きでさらっと。

2000年以降の長編ではいちばん好き。自分は買わないけど10万円の愛蔵版があってもいいんじゃないかと思えた。

何が違うのか考えるに、近作の長編はちょっと図式的すぎるというか、具がごろごろ大きいシチューみたいだったけど、今作は丁寧にかくはんされたポタージュのようというか。粒子が細かい感じがする。

と、自分はこんなヘタクソでちょっと違うなという比喩(たとえ)しかできないが、村上春樹氏はやっぱり比喩表現がうまいなぁと思った。ひとつひとつがしっくりきて実感を持たせてくれる。しかし昔はその比喩が「春の熊」みたいに失笑するようなのもあった気がするけど、そこは作家の円熟か、または読者の自分が現実を結構生きてきて、比喩表現が実感としてよく分かるようになったためもあるかなぁと思った。

ステキな台詞

「ひとつには、こうしてスカートをはいておりますと、ああ、なんだか自分が美しい詩の数行になったような気がするからです」

いいなぁ。

この、子易さんという登場人物がスカートをはくようになった経緯、ちょっと村上春樹氏自身がラジオDJを始めたり、それまでの印象からすると「変わったな」と思ったこととかぶる。そういえば「ライブラリー」の開設もそのころだったか。

「イエロー・サブマリン」のアニメは観たことがないので気になる。なんというか物語世界にとまどいを感じる人への「なるだけ分かってもらえるように」という春樹氏の心遣いというかサービスのようにも思う。

ざっくりしすぎだけど、NHK大河ドラマ『葵 徳川三代』になぞらえると、「春樹三代」ということなのかなぁ…上は影響を受けた先人とかこうありたい理想の姿、下は新しく知ることになった若い読者の姿やこうだったかもしれない自分、も混じっていると思うけどー

と、ちょっと批評記事をチラ見した影響で書いてしまったが、そんなことは考えず物語と文章そのものを受け取ればいいんだと思う。とりあえずブルーベリーマフィンとFM放送のジャズとか(知らないから apple music で検索してみたり)

…さらっとのつもりが長くなった。項を分けたほうがいいかもしれないけど、時間がなくなったので、とりあえず。

あ、にわかに「村上春樹ライブラリー」を訪問したくなったので、リマインダーにメモしておこう。


尊敬信頼にトシは関係なく

2023年06月03日 | 週報

木曜か金曜に更新しようと決めていたのに、はや土曜日である。

特記することは特にないのだけれど、特別でないことをさらっと書き留めておくためにも、週一更新は継続したい。

今週は早々に買ってそのまま置いていた『街とその不確かな壁』(村上春樹 新潮社)を読み始めた。

久しぶりの春樹文体と、物語に入っていく心地はやっぱり良い。まだ13章までだけど。

「頭に皿を載せているときには、空を見上げない方がいいってことさ」

現実と重ね合わせると、不穏。

書評家の三宅香帆さんは発売後1日か2日で読み切っていたような(と twitterで見た)。すごいなー。

その三宅さんのたぶん初めての著書『人生を狂わす名著50』(ライツ社)が、図書館にあり、読了。

知っている本も知らない本もあるけど、紹介が的確で分かりやすくて「ほんとうの気持ち」が感じられておもしろい。

図書館で借りてばかりだけど、機会があればこれからは購入しよう。

twitter で知った、ウェブ連載中の「なぜ働いていると本が読めなくなるのか 労働と読書の近代化を読む」もとてもおもしろそうなのだけど、いかんせんスマートフォン画面で長文を追うのは辛い…集英社新書から出たらすぐ買うよ。

三宅香帆さんは1994年生まれとのことで、確かに選書のいくつかや文体については若い人だなと思うけど、トシは関係なく、読書に関しては尊敬してしまうし信頼できる。

それはやっぱり対象(本)への愛が絶大だから? 自分が自分がじゃないんだよね。

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今週(先週か)のテレビで観た「トシは関係なく尊敬信頼できる人、それはきっと関わっているジャンルへの愛が大きいから。自分が自分がじゃなくて自分の役割を知っている人」2人。

(「尊敬信頼」はちょっと違うか。自分はそのジャンルに関わっていないから。)

それは

・TBS『A-Studio+』ゲストの浅田真央さん。

ステキな友人方と良い時間を過ごしているようなのが他人事ながら嬉しい。そういえば「原始人クラブ」の先生とか、幼少の時から、やっぱり良い人には良い人がちゃんと身近にいてくれるものなのだな、などと。

テレビ朝日系『関ジャム 完全燃SHOW』で特集されていた常田大希さん。

米津玄師、Vaundy 両氏による、常田さん像についての的確な言語化に唸る。

スタジオゲストお二人もいい感じで、なんていうのかなー、一昔前の感覚だと才能ある人の周りには嫉妬とか足の引っ張り合いとかがつきまとうイメージだったけど、そういうのが無いのがすがすがしい。対象への愛とか良くしていきたいという気持ちがあればそういうことにはならないんだと思う。

Srv.Vinci 時代だったかのMVに、なんだかヘンなのと思ったのがあったけど、後からふと思うに、あのMVの製作者は常田さんへの嫉妬とか自分の方が上みたいな気持ちがあったのかな。その後なにか気づくことがあればいいな。

時間がなくなったので、読み直すことなくここまで。


フランスの気分

2023年05月26日 | 週報

5月25日はほとり座へ映画を観に行った。

「午前4時にパリの夜は明ける」

原題は "Les Passagers de la Nuit" (「夜の乗客」)

公式サイト→

80年代のフランスを知っていたらもっと楽しめたんだろうなと思うけど、それでも面白く観た。

主人公たちが住んでいる高層アパートは持ち家らしく、夫が出て行った後も住み続けていたけど、夫は家の権利は放棄したのだろうか? そこまでしても離婚したかったのか? ラジオ番組の受付や図書館パートで生活が成り立つということは養育費もたくさん貰っているのかしら? と現実的な疑問が湧いてくるが、それは野暮というものか。(そういえば父親が援助していた描写はあったが)

そのへんも80年代が舞台のドラマっぽい。90年代になるとお金の問題がぐっとリアルになるような…(フランスは分からないけど日本のドラマだと)

シャルロット・ゲンズブールが演じる、母であることと個人であることが溶け合っている人物像、意外と今までの映画やドラマでは観たことがないように思う。上の世代だと、そこはきっぱり分けてしまっているような。

なんでも日本を比較対象にしてしまうが、ふいに「フランスの広末涼子」という言葉が浮かぶ。

広末さんのほうが年下だから、広末涼子を「日本のシャルロット・ゲンズブール」と呼ぶべきかもだが。と書いてみると本当に90年代日本におけるシャルロットだったような気がしてきた…? そして今の役柄や実生活での母親像はこの映画のシャルロットと共通しているような。

検索するとシャルロットは1971年生まれで、私とそんなに離れていなかったのだった。私が「なまいきシャルロット」や「小さな泥棒」を観たのは90年代に入ってからで、その印象でだいぶ年下のように思っていたのかな。

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12:20からの上映だったので、その前に軽く昼食を済ませようと思って思い付いたのが、バゲットサンドを買うこと。

TBS「マツコの知らない世界」(またまた^^;)にバゲットの回があり、食べたい気持ちが高まっていた。

他の店に寄る暇がなく大和(デパート)内「ドンク」だけど、バゲットサンド(ハムチーズ=ジャンボン エ フロマージュ)とクロワッサンを購入。

例によってぎりぎりの到着で食べる時間がなくなり、映画が終わった後だけど、ちょうど出ていたフードスタンドでコーヒーも買って、屋外テーブルでちょっとピクニック気分。おフランスの気分でなかなか良かった。

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おフランス気分といえば、渋谷Bunkamura の「ル・シネマ」で観たい映画があったときは、その後ドゥマゴパリでお食事(ランチかカフェ)というのが、長らく上京したときのお楽しみでもあった。VIRONのパンはタイミングが合わず買ったことなかったかも。公言するのはイヤミ(「おそ松くん」)か花輪くん(「ちびまる子ちゃん」)のようではばかられるが^^;