宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

ささやかな日常から(2/23~3/1)

2023年03月02日 | 週報

早くも3月。

今週の大きなできごとは、ついにエアウィーヴのマットレスパッドと枕が我が家に届いたことだ!

以前泊まったホテルのベッドがエアウィーヴを導入していて、寝心地がよかったことも決めてのひとつ。注文するまで時間がかかったが。

届いてさっそく敷いて寝てみると、なんだかしみじみにこにこ嬉しい。

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テレビ

『プロフェッショナル 仕事の流儀』「平凡な日常は、油断ならない~歌人・俵万智~」

「言葉から、言葉紡がず」というフレーズ、なんだか分かる気がする。

言葉になっていない心の動きや瞬間を言葉で表せることが喜びなのだなー。

子育てが一段落したら、ご両親の介護かぁとか…とため息が出たり、持病の薬を飲んでおられるところにどきっとしたりするが、番組でも言っていたけど、俵さんなら、老いのあれこれも創作の糧にしていくのだろう。

短歌は「魔法の杖」ということだが、老いに必要なのはまさにこういう「杖」だなー、などと、ふと。

ゲスな感想だが、俵万智さんの髪の美しさつややかさにびっくり。

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短歌で思い出して、穂村弘さん選の雑誌『ダ・ヴィンチ』連載『短歌ください』続編は文庫になってないのかしらと検索して「明日でイエスは2010才篇」(角川文庫)を購入。なんとなく単行本ではすぐには買えず、図書館に入るのを待っている…がなかなか入らないなぁー。文庫で続けて出してほしいー

と、思って今日図書館に行ったら、穂村さんのデビュー作『シンジケート』の新装版が。2021年の発行だからずいぶん遅いけど、とにかく借りた。

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コミックエッセイ

『理想の父にはなれないけれど』(じゃんぽ~る西 KADOKAWA)

タイトルからすると自分にはまったく関係ない本のようだけど、父としてどうこうというよりも、子どもたちの日常のささいなあれこれと、それを観察する西さんの視点がすごくおもしろい。

泣き叫ぶ前の「タメ」とか、騒いだ後、憑き物が落ちたようによい子になってるところとか、抱っこしたときに後ろから見た子どものほっぺの形とか。

子どもの成長過程はどれもこれもかけがえのない瞬間だけど、こうしてすくいとってもらわなかったら、部外者(私)が一緒に楽しむことはできなかったし、また当事者にしても、忙しさに紛れて忘れてしまうようなことかもしれない。

そこが、結構、短歌で日常を切り取るやり方と共通していて、私は好きなんじゃないかと思った。

面白かったので、じゃんぽ~る西さんのもう1冊『おとうさん、いっしょに遊ぼ』も買ってしまったよ。

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私も、散文ではあるけど、ささやかな日常の中の宝石のようなあれこれを書き表したいーという意味をブログタイトルには込めていたのだが…

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そうそう、3月1日は矢野顕子&野口聡一による『君に会いたいんだ、とても』が配信開始!

宇宙にそんなに興味のない私としては、そこまで楽しみというわけでもなかったのだけど、大体こんな感じだろうという私の思い込みは、良い方向におおいに裏切られた。知ってはいたけどあらためて矢野さんはすごい人だ!

ピアノ演奏のいろんなヴァリエーションが聴けるのもいいな。

まだ聴き始めたばかりなので、感想はまた。


テレビに慰められる(2/16~2/22)

2023年02月24日 | 週報

相次ぐ訃報や戦争が終わらないことで気持ちが暗くなる。

晴れた日には自然と嬉しい気持ちになるが、そんな平穏な日々が断ち切られた人のことを思うと辛い…

今週はあまり余裕がなく、おもしろいことは書けそうにないけれど、とにかく何か書いてみよう。

テレビ

『ボンジュール!辻仁成のパリごはん 2022秋冬』。

今回の内容はブログをよく読んでいた頃のことだったので、それがビジュアル化されていることが興味深い。

それにしても、シングルファーザーとしてのあれこれや、犬を飼うことや、人とのつきあいや、そもそも異国に住むことも、みんな面倒くさくて大変そうなのだが、その面倒を乗り越えてこそ、こうして観ていて気持ちよくステキな画面がつくれるのだろう。

合言葉は「熱血~!」をちょっと今年は見習おう。とにかく元気出た。

『関ジャム完全燃SHOW』トーク&未公開SP

坂本龍一さんの「A Flower is Not a Flower」の複雑な和音の付け方に、フランスの音楽家、ラヴェルやドビュッシーの影響がみられるというお話に、なるほど具体的に教えてくれてありがとう!と膝を打った。(と言ってもよく分かっていないが、「影響をうけている」というのはそういうことなのかー、と)

で、収録アルバム『/05』を久々に聴きまして、15年以上前の演奏なんだなー50代の頃かーなどと思ったり、曲調のせいかなんなのか、悲しくなってみたり…

『孤独のグルメ』

こちらで深夜にやっていてなぜか録画して連続して観た。主演の松重豊さんは今大河ドラマ『どうする家康』にも出演していて、ゆかりの地紹介のナレーションもやっている。BS『英雄たちの選択』のナレーションもやっている。少しさかのぼるが星野源の『おげんさんといっしょ』にも出ている。気がつけばよく見たり聞いたりしているなぁー、というところで、『孤独のグルメ』での3段階縮小シーンの画面や間合いがふと浮かぶのは、この「気がつけば」という感慨にぴったりだからなんだなー。よくできているなぁー。


フランス語、そしていろんな国の歌(2/9~2/15)

2023年02月17日 | 週報

図書館でたまたま借りた本がおもしろかった。

『フランス語っぽい日々』(じゃんぽ~る西&カリン西村 白水社)

雑誌『ふらんす』での漫画とコラムの連載をまとめたもの。

『ふらんす』はたまーにちらっと見ていたけど、意識して読んではいなかった。

2013年から2020年までの、フランス語がからんだあれこれが懐かしいというか感慨深いというか…オリンピック招致、元東京都知事舛添要一氏、カルロス・ゴーン氏…

著者である日仏カップルのお子さんたちがどのように言語を習得していくかも興味深い。

そして、個人的にとりわけ興味をひいたのがフランスの「歌」について。

コラム担当のカリン西村さんは音楽好きのよう。

とりあえずバンジャマン・ビオレを聴いてみようと思った。

カリンさんは日経新聞で日本語を覚えたそうですごいなぁー

じゃんぽ~る西さんのTwitterに著書の『私はカレン、日本に恋したフランス人』の冒頭が紹介されていて、おっ日本のことを「リュウイチ・サカモトの国」と言っている。検索すると1970年生まれとのことで、ほぼ同世代。この本すごく読みたくなって近隣の書店を探したのだがなかった…近刊の育児エッセイ漫画はあったので代わりにそちらを買ってしまったよ。

Apple Music に入っている「フレンチ・ポップ ベスト」には、バンジャマン・ビオレほか、紹介されていたり聞き覚えがあったりするアーティストの曲が入っていたので、順に聴いてみている。

また、Apple Music には世界の国別に聴かれている曲トップ100が掲げられており、フランスほかいくつかの国の一覧を見てみた。

(以前はロシアのトップ100も見ていたのだが今はない…)

フランスでは今「Aya Nakamura」が人気のようなのだが、検索すると、マリ出身で日本との関わりはないそうで。テレビドラマ『Heros』の登場人物「ヒロ・ナカムラ」から取ったそうだ。

中国の上位がほぼ「Jay Chou」なのも気になるし、今K-POPは「NewJeans」がアジア各国で上位に来ていて、ジャケット(って今は言わないのか)がかわいいので聴いてみたらなんだかよかった。PVも見てしまった。

日本人アーティストではやっぱり藤井風さんは聴かれているんだなーとか、ほか宇多田、米津、YOASOBI あたりは分かる気がするのだが、10-FEETが入っているのに驚いた。が、映画スラムダンクの主題歌だからなのねーと後で知った。

とりとめなくなってきたが、気に入った曲は歌詞をじっくり味わって聴きたいものだ。


週報(2/3~2/8)

2023年02月10日 | 週報

観たテレビ番組についてだらだら書く。(録画)


「クラシックTV 石若駿と打楽器の魅力」

今は打楽器かっこいいと思うけど、昔は偏見があった。中学生の頃は、ブラスバンド部だと管楽器が花形で、打楽器担当は指名されて仕方なくやっているようにみえた。そんな自分は他人の評価に左右されるつまらないヤツだった…などということをふいに思った。やっぱり好きと直感を追求するのがいちばん。


「ねほりんぱほりん 元K-POPアイドル練習生」

今K-POPアイドルに求められる人材は、個性よりもつくられたコンセプトに合わせられる人、チーム全体のために自分の欲を捨てられる人、ということでまぁアイドルって大体そうなんだろうけど、韓国芸能界は特に壮絶。

出演者キムさん(仮名)が言っていたかっこいい言葉を書き留めておこう。

「でかい夢を持ったら壊れても1つ1つのピースはでかい」


「突然ですが占ってもいいですか。草彅剛×井川遥×宮澤エマ」

携帯電話番号末尾4桁を足した数字での占いというのが、まぁ眉唾物ではあるが、私も草彅くんと同じ19だ。気分にムラができやすいというのは合っているような…それにしても草彅劇場、なんだか周りがひくほど喋っていたが、まぁバランスは保っていて、いいことも言っている。番組関係ないけど、以前広末涼子さんのインタビュー記事で、草彅くんから「僕たちはもう過去の人なんだよ」と言われたというエピソードに、ちょっと衝撃を受けた。


「日曜日の初耳学 豊川悦司」

映画の宣伝のためのバラエティ出演なのね。

「愛していると言ってくれ」の頃よりも今の方が良いなと思う。

一生俳優ではなく、違うこともやりたいというのが、昔の俳優とは違うところだな。


「大河ドラマが生まれた日」

個人的には淡島千景役がともさかりえというのが感慨深い…


週報(1/27~2/2)

2023年02月03日 | 週報

またもや金曜日更新である。

立春を新年の始まりとして、1月中に2023年の目標を考えようとのんびり構えていたのだが、いまだ漠然としている。

「こまめに書く」(手帳・日記・ブログなど)ことを目標のひとつに考えていたのだが、さっそく木曜に書くと決めていたブログを書かずに寝てしまう始末であった…まぁ今日は節分で、新年は4日からなので、ぼちぼちと。

節分といえば、今は恵方巻が豆まき以上にポピュラーなようだが、私が「恵方巻」という言葉を初めて耳にしたのは1989年か90年の頃だった。当時聴いていた関西圏のラジオで恵方巻の話をしており、関西ではそんな風習があるのかと印象的だったのである。でも当時、実際に恵方巻を食べたり、スーパーで見かけたりしたことはなかったような…


テレビ

「関ジャム 完全燃SHOW」の恒例企画「2022プロが選ぶ年間マイベスト10曲」

今回シンガーソングライター佐藤千亜妃さんが初めて選者として参加。昨今男子女子で分ける時代じゃないのかもしれないけど、「女子」らしい視点が入った感があって新鮮だった。K-POPの人気も分かった。

結構好きな感じの曲が多かったけど、覚えられない…今後もっと話題になって、あ、あの時のって思うのだろうな。(しかし編曲の人の「100回嘔吐」という名前は覚えたくもないのに忘れられない…)とりあえず水曜日のカンパネラの「エジソン」や他の曲を聴いた。

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「旅するためのドイツ語」

出演の鎮西寿々歌さんがおもしろい。

ドイツ語学習よりも、もはやコント番組として観ているような気もする^^;

しかし、私は鎮西さん以下の以下のドイツ語力なので楽しく観ているけど、真剣に学習している方にとってはどうなんだろうと思わないでも…ない…

いや、でも学習2年目とはいえ、一通りの文法学習もまだなのに、ネイティブスピーカーと普通の会話をするのは、ほんとうに大変だと思うのですよ。

しかし、鎮西さんは会話の切り口が新鮮でおもしろく、それは言語能力そのものよりも大切なような気もする。ドイツ語でどう言えばいいかは相方のシュテファンさんが教えてくれるし。


チェーホフ『桜の園』

たまたま手に取った岩波文庫の短編集『可愛い女・犬を連れた奥さん 他一篇』が思いのほかおもしろく、続けて戯曲に進んでみた。

文庫を買った30年前(?もうちょっと後だったかもしれないが)は、こんなにおもしろいとは思っていなかった。読んでおかなければという義務感が大きかったかも。

個人的には、自分の家が永遠にあるわけではなく、いつか手放す(無くなる)日が来ると実感する今日この頃なので、それが、この作品に魅かれる理由なのだと思うけど、時代的にも、何か変わり目というか今と重なるところを感じるからかなー-


週報(1/20~1/26)

2023年01月26日 | 週報

週明けは寒波到来のニュースに戦々恐々。

24日は休みで幸いだったが、25日は早起きをして凍った道を恐る恐る運転。時速30km。

車のエンジンを切る際に「環境に配慮した運転の度合を点数で表示」したスコアが毎回ディスプレイに出るのだが、今回は今までで最高の88点!very good の文字とともに。摩擦が少ないのとブレーキをかけないようにしているので燃費は良くなるらしい。

思えば小学生の頃は、ツルツルになって凍った雪道を長靴で滑りながら進むのが楽しかった…あの道を車で運転することを想像すると恐ろしい…

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テレビ

NHKEテレ「スイッチインタビュー 細野晴臣×小林信彦」EP1

一瞬なぜ?と思うが、お笑い好き、大瀧詠一という共通点があったのだった。

小林さんは「YOU」に出演していたこともあったのねー。

番組関係ないけど、以前の文春の連載で小林さんはデイサービスに通っていると書いてあり、小林さんが利用者だと思うと高齢者施設でのレクリエーションについて考えさせられるなぁ…例えば高齢者はみんな美空ひばりを聴けば喜ぶと思っている職員が多いからなぁーまぁいろいろご意見を伺えばいいのか...

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たまたまなんとなく観たYou Tube 

【完全再現】『バブリーダンス』踊ってみた!【令和版|伊原六花】

流れで見た、伊原六花さんと振付師akaneさんとの対談が面白かった。

(よく分からないが、akaneさんが登美丘高校ダンス部を指導していたということなのかな。高校の部活なのに大学の本格サークル並みだなと思うのは自分が田舎者だからか部活に熱心な人が少ない高校だったからか)

かわいい声の関西弁にヨワイ私(?)

みんなで全力で一つのものをつくりあげる経験を高校時代にできるのはすばらしいことだなぁー

と、今なら思えるが、自分にはありえなかったし、万が一同じような経験をしていても、女子の集団の中でのあれこれに気持ちが暗くなっていそう…それだけに、明るい女子トークがまぶしい。

本番前に顔のうぶ毛で化粧がのらないと剃られたエピソード、かつてだいぶ前だけどスケーター村上佳菜子さんと浅田真央さんの「背中の毛すごくね」「こらこら」を思い出す、私にはできない女子トーク。

(毛の話が苦手ということか^^;)←この顔文字つい使ってしまう…


週報(1/13~1/19)

2023年01月20日 | 週報

金曜日の更新。

来週は寒波到来とのこと。心配。


高橋幸宏さんの訃報は思っていた以上にショックだった…

青春の思い出というよりも、現在進行形でこれからいろいろ聴きたいと思っていたところだったからかな。

この10年間で、幸宏さんが出ているステージを4回観た。

2014年 ソロ(with Dr.kyOn、高田漣 ゲスト鈴木慶一)@富山

2016年 AFTER SCHOOL HANGOUT、METAFIVE @WORLD HAPPINESS

2017年・2018年 THE BEATNIKS @漫画家赤塚不二夫氏関連イベント

2010年以前は幸宏さんをライブで観ることなど思いもしていなかったから、なんだか不思議。どれも本当に楽しくかっこよかった。

特に家から遠くない会場でのソロライブは僥倖というよりほかない。今更ながら他の方のブログを検索して、あの曲やこの曲をやっていたのかーと思い返してみたり。

こう書いてみると、2010年以降のネットとSNSの拡大や、北陸新幹線開通のおかげなんかもあるのかな。文明の進歩と個人的な波(余裕ができて外に出たい時期だった)が相まって、幸宏さんとの交点ができた。

今もいろんな追悼記事やコメントを読んでしみじみしたり、Instagramを見て犬のパスキャルは元気かなぁと思ったり、apple music でアルバムを聴いてみたり。

今までの幸宏さんがいろいろ知れるだけに、これからがもうないことが信じられなくて寂しいな…


あと今週は、『文藝春秋』新年特大号を、なぜかもう2月号も出ているこのタイミングで買って読んでいた。

「創刊100周年」ということで買って損がない記事が多そうと思ったのかな。1500円もするが、読みがいは、ある。

とりあえず「100年の知に学ぶ」の記事はどれも興味深かった。

本を最初から順番に読むよりも、ぱっと開いたページを読んで、飽きたら別のページに行ってもいいという雑誌のスタイルがやっぱり好き。

寝る前は、スマホを見るよりも、『文藝春秋』を読みつつ雑誌の重みで諦めるというプロセスのほうが、安眠できる気がする。


週報(1/6~1/12)

2023年01月13日 | 週報

またも更新が金曜日になった。

------テレビ------

1/5放送を録画したのだが

NHK「MUSIC SPECIAL 坂本龍一 Playing the Piano in NHK & Behind the Scenes」

新しいアルバム『12』は、日記のように日々スケッチしてつくられた曲が集められたものだそうだ。個々の曲のタイトルはその日の日付なのだそうだ。発売は1月17日。日記本、日記文学は好きなのだが、音で綴られた日記はどんなふうかな。坂本さんの体力回復祈念。

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1月10日のNHK「クローズアップ現代 沢木耕太郎 自由を広げ、生きる」

25年かけて書き上げたという最新ノンフィクションのタイトルは『天路の旅人』。

できることを増やして自由を広げること。

仕事と生活と小さな楽しみで日々淡々と充足して生きること。

沢木さんが理想の姿についてのお話の中でおっしゃっていたこと、なんとなく分かるなぁー。

-----本------

『私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。』(島村英紀 講談社文庫)

昨年11月「BOOK DAY とやま」という富山駅構内での古本市で購入。当時放送中のドラマ「エルピス」の影響で冤罪事件に興味があったので目に留まったのだと思う。

著者が身に覚えのない詐欺容疑で逮捕・拘留されたのは2006年。私は全然知らなかったのだけど、ご自身のウェブサイトも持っておられるので、当時はネット上でも話題になったのだろうか。

逮捕された後どうなるのか、拘置所の中の様子、一日の生活、食事、決まり事など、詳しく分かる。読みやすく興味深い。著者の観察眼と精神力、冷静公平なものの見方に感服。

もし自分がこんなことになったらと思うとぞっとする。

しかしながら拘置所内の描写以上にぞっとしたのが、最後のほうの、判決から控訴断念までが書かれたところだった…

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今週は積極的に書きたい気持ちがなかったな…と思っていたけど、書き始めるとやっぱり書いてみてよかったと思う。週一でなんでも書いておくことに決めたのはよかったかも。

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あっテレビで知った豆知識を書こうと思って忘れていた。

8月24日は「ドレッシングの日」。

理由は、カレンダー上では8月31日の真上にくる日だから。

8(ヤ)31(サイ)…ドレッシングは野菜の上にかけるから。


週報(12/30~1/5)

2023年01月05日 | 週報

写真はNHKEテレ「2355-0655 年越しをご一緒にSP」での「たなくじ」。

昨年知ったのだけど、パラパラ切り替わる画面を瞬間撮影して占う画期的おみくじ。もはやドキドキしたくないなぁと思ってしまうけど、いろんな出会いを楽しみにしようっと。画面隅「2023」の文字が入らず何年か分からなくなってしまったのが悔やまれる。田中さん、ウサギのかぶりものがほしかったな…

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さて「紅白歌合戦」について、いろいろネット記事があがっていて興味深く読んでいるけど(特に堀井憲一郎氏の「誰がパフォーマンス時間を長く与えられたのか」)、やはり個人的感想を。

東京スカパラダイスオーケストラがオープニングに「愛の讃歌」を、坂本冬美さんの「お祭りマンボ」にも参加、というニュースには、ちょっとドキドキしていたのだけど、進行早いし舞台上に人が多すぎて…せっかくの出演なんだからもうちょっと一人一人にカメラを向けてほしかったなー…やっぱり「歌」がメインだからしょうがないかな。

それ以外は、全体にとても楽しく満足度高かった。

思い返せば、たしかに進行急ぎすぎ盛り込みすぎな感はあったけど、いやー私がことさら司会者の切り込みに感動してしまうのは、自分が人の話や盛り上がっている雰囲気を遮るのがすごく苦手だからなんだなーと気づいた。(そのために優先事項をダメにして怒られたこと多数…)。

橋本環奈さんや桜井翔さんがすっと流れを戻して前に進めていく様子に、サッカーにおける相手方のパスやドリブルを華麗にカットする姿を彷彿したりして。接触プレーぎりぎりなのよ。一瞬のスキに切り込むのよ。

自分がミーハーなだけだけど、知らなかったグループやK-POPアイドルのステージもそれぞれ興味深かった。女の子のグループは挨拶の仕方も似てたりしてどこに違いがあるんだろうと思ったりするけど、振り返れば80年代のアイドルたちも、当時の年配者は、髪型も話し方も似ていて見分けがつかないと思っていたんだろうなー…

どれが一番ということはなかったのだけど、歌詞を印象的に感じたものをいくつか。

これを挙げるのはちょっとイヤだったりもするけど、

・日向坂46「キツネ」

ライブで盛り上がる曲と言っていたけど、2022年「きつねダンス」というくくりがなければこの曲がファン以外に知られることもなかったわけで、「さすが秋元康」と、本人たちのパフォーマンスよりも感心してしまったのが、不本意だった。

アイドルの歌としては「なんてったってアイドル」級に名曲なような気がする。

・SEKAI NO OWARI 「Habit」

興味なくて知らなかったのだけど、いい曲、いい詞。現代を象徴している。

レコード大賞受賞も納得。

・篠原涼子「愛しさと せつなさと 心強さと 2023」

「遠い空を あの日眺めていた

やりかけの青春も 経験も そのままで」

のところ。

青春時代(94年紅白は個人的に印象深い)に聴いた曲のこのフレーズを今聴くといろいろもの思うなぁー…「やりかけの青春」…(しかし、この歌詞が全体に何を言いたいのかはよく分からないけど…)

・松任谷由実with 荒井由実「卒業写真」

「あなたは私の 青春そのもの」

紅白で聴く歌や歌手の姿が、「卒業写真」の歌詞に当てはまるという人も多いのではないか。紅白歌合戦の場で聴くことが意義深い。ある意味紅白出場者選出理由を代弁していたりもして。

あと、

MISIA 「希望のうた」

作詞・作曲は矢野顕子さん。矢野さんが歌ったらまた全然違う感じになるんだろうなー。

MISIAの歌唱には否応なく涙ぐんでしまった。

Kinki kids での山下達郎さんからのメッセージとか、純烈(ダチョウ倶楽部・有吉弘行)「白い雲のように」とか、企画枠とかいろいろ書きたいけど、それぞれ詳しい記事が挙がっていそうなので割愛。あ、加山雄三氏の歌唱は良かったな。観客を味方にして。お客さんの前だと声が出ると別番組で言っていた。そういえばアイドルは観客の中にいてこそ輝くんだなーというのも発見だった。

「桜衣装=櫻井翔」の謎解きと「プロの取り巻き」には不覚にも感心してしまったので、書き残しておこう。

そうそう、あいみょんやヒゲダンの紹介時、前々回まで司会のウッチャンを思い出し、あらためてウッチャンの功績を思った。手詰まりだった紅白の新しい一歩という感じがしたのだった。大泉洋という逸材が続き、今回は橋本環奈さんと、人材はいるものだ。自分は前例にとらわれがちなので、新鮮な切り口がハマるとすごく感心する。


週報(12/23~12/29)

2022年12月29日 | 週報

24日のNHKEテレ『星野源のおんがくこうろん』はリズムマシン「TR-808」についてだった。

(今気づいたが第8回にひっかけての808でもあったのか…?)

TR-808については17日放送の『ノーナレ』でも「808Revolution」と題してやっていた。開発者菊本忠男氏のお話や石野卓球氏のコメントなど、素材もかぶっていた。切り口が違っていたからどちらもおもしろく観たけど、でも短期間に2つの番組で同じ題材というのもいかがなものかと。808が広がるきっかけになったアフリカバンバータとそのプロデューサーの方(でしたっけ)と両方のコメントが1つの番組に収まりきらなかったから分けたのかな?

そしてそもそもなぜ今TR-808? 超個人的には、かのピコ太郎「PPAP」をきっかけにこのリズムマシンの存在を知り、iPhone のアプリ(GarageBand)にも808の音が入っていることを知った、というここ数年であったので、興味深かったけど、一般的にはどうなのか。Eテレだから間口が狭くてもOKなのか。

『おんがくこうろん』では、恥ずかしながらそれまでまったく知らなかった(3)アリー・ウイリス と(6)ミッシー・エリオットがおもしろかった。音楽そのものは分からないけど、人となりと、背景にあるアメリカ固有の土地柄が感じられるのが興味深かった。

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他にはテレビドラマで『エルピスー希望、あるいは災いー』が最終回だった。10回でまとめるには、こんなところかな…長澤まさみ演ずる恵那に共感して観ていたはずが、やっぱり女子アナになるような人はこんなもんなのかなと冷めた目になってしまったりして。恵那や斎藤(鈴木亮平)の人物像については観る人の解釈に任せるということなのか、脚本や演出の意図が判然としないなー。斎藤は自分の手を汚しても、より大きなもの、国家の未来を考えているすごい人ともいえるし、いい恰好をしてみせているだけの人にもみえる。

印象に残ったのは一瞬だけ登場の事件の真犯人(永山瑛太)。こういう人に魅入られて殺されてしまったんだな…と実際のいくつかの事件を想起した。怖い…

あと松尾スズキの武田信玄。

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「今年を表す漢字」を考えたときに、ふと思いついたのが「続」。

普通の生活を続けられるありがたさ、というところからか。

戦争は続かないでほしい。