(3/4記)
NHKEテレでやっている『浦沢直樹の漫勉』、番組は知っていたけど、ちゃんと観たことはなかった。
が、先日初めて3月2日放送分を視聴。
それは清水玲子さんの回だったから。
今現在は漫画はまったく読んでいなくて『秘密』も映画化で存在を知ったくらいなんだけど、番組を見て、
「ああ物語は壮大になっても、登場人物の関係はジャック&エレナの構造を継承しているのねー」などと嬉しかったり。
現在の読者の方とは大幅なずれがあってお恥ずかしいですが、
私が月刊『LaLa』を毎号読んでいたのは1985年?から1990年頃で、1983年デビューという清水玲子さんがめきめきと世界観を確立されていった時期。
好きだったので、家に画集もイメージアルバム(CD)なんてのもある。
番組にはとにかく圧倒された。
下絵を4回も5回も描いて、裏からも透かして描いてデッサンの狂いを修正するというのに驚愕。
私も昔、裏から透かして「ああデッサンが狂っている・・・」とガックリきていたけど、なんか諦めちゃっていたな。清水さんほどのベテランですばらしい画力の持ち主がこれほどまでにしているとは。
一コマの絵の完成度に対する執着がものすごい。
いや、その執着は分かるんだよー。
渾身の1枚だけなら、私ももしかしたらその域までがんばれると思うけど、漫画の原稿って何十枚もあるんだよー締め切りもあるんだよー。
服のシワや手の形へのこだわりや微妙なズレの修正とか、漫画を描いているときの感覚は懐かしく、ああこの快感を私も知っている、と思った。まったく及ばずながら、10代の頃はGペン握って漫画を描いていたのでー
しかししかし。今更ながら、自分がいかに面倒くさがりで、ひとつのことに対する情熱が中途半端であったかを思い知らされた。
番組中で浦沢さんも言ってたけど、第一線で活躍してる人って大体「どうかしてる」面があるよね。
ともあれ、高校時代好きだった方が、あれから30年以上ずっと第一線で、しかも、うまい人は大体実写的な絵に変わってしまうけど、今も当時と変わらず漫画としてのときめきのある絵を描いておられるということが、嬉しいというか、とにかくすごいことだと思った。
唐突のようだけど、このところ折に触れて思い出す言葉、浅田真央選手が出ている住友生命のコマーシャルコピー「好きこそ、無敵。」をまた思い出した。
NHKEテレでやっている『浦沢直樹の漫勉』、番組は知っていたけど、ちゃんと観たことはなかった。
が、先日初めて3月2日放送分を視聴。
それは清水玲子さんの回だったから。
今現在は漫画はまったく読んでいなくて『秘密』も映画化で存在を知ったくらいなんだけど、番組を見て、
「ああ物語は壮大になっても、登場人物の関係はジャック&エレナの構造を継承しているのねー」などと嬉しかったり。
現在の読者の方とは大幅なずれがあってお恥ずかしいですが、
私が月刊『LaLa』を毎号読んでいたのは1985年?から1990年頃で、1983年デビューという清水玲子さんがめきめきと世界観を確立されていった時期。
好きだったので、家に画集もイメージアルバム(CD)なんてのもある。
番組にはとにかく圧倒された。
下絵を4回も5回も描いて、裏からも透かして描いてデッサンの狂いを修正するというのに驚愕。
私も昔、裏から透かして「ああデッサンが狂っている・・・」とガックリきていたけど、なんか諦めちゃっていたな。清水さんほどのベテランですばらしい画力の持ち主がこれほどまでにしているとは。
一コマの絵の完成度に対する執着がものすごい。
いや、その執着は分かるんだよー。
渾身の1枚だけなら、私ももしかしたらその域までがんばれると思うけど、漫画の原稿って何十枚もあるんだよー締め切りもあるんだよー。
服のシワや手の形へのこだわりや微妙なズレの修正とか、漫画を描いているときの感覚は懐かしく、ああこの快感を私も知っている、と思った。まったく及ばずながら、10代の頃はGペン握って漫画を描いていたのでー
しかししかし。今更ながら、自分がいかに面倒くさがりで、ひとつのことに対する情熱が中途半端であったかを思い知らされた。
番組中で浦沢さんも言ってたけど、第一線で活躍してる人って大体「どうかしてる」面があるよね。
ともあれ、高校時代好きだった方が、あれから30年以上ずっと第一線で、しかも、うまい人は大体実写的な絵に変わってしまうけど、今も当時と変わらず漫画としてのときめきのある絵を描いておられるということが、嬉しいというか、とにかくすごいことだと思った。
唐突のようだけど、このところ折に触れて思い出す言葉、浅田真央選手が出ている住友生命のコマーシャルコピー「好きこそ、無敵。」をまた思い出した。