宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

至福の時間2

2024年12月02日 | 音楽

矢野顕子さんのファンクラブ "the gathering" 会員限定イベント「うちコン」というのがありまして、11月30日行ってきた。

場所は有楽町、土曜日の午後5時開演ということで、遠方のファンのことも考慮してくれている? 日帰りできそうなので申し込み、無事当選。

なんだかんだありまして、会場の「ベヒシュタイン・セントラム東京」に辿り着いたのは開演10分前…皆さん席に着いていてシーンとしていた。

私の席は一番後ろの一番隅、I列9番ということは9×9=81席にギリギリ滑り込んでの当選だったのだな…ピアノの前に座った矢野さんのお姿はまったく見えず。でも音はやっぱりすばらしかった。

シャンプーの種類になぞらえて「しっとり」と「さらさら」に分けると、ベヒシュタインのピアノはやっぱりさらっとしているなー、悲しい歌でも過度に感傷的にならない…などと、シロウト耳ながら感じたり。

事前にリクエストを募って、それにもとづいての弾き語りだったのだが、今回も残念ながら自分のリクエストは採用されず。「I AM A DOG」いつかやってほしいなー。(世界平和を希求する大名曲、と漠然と思っているのだが、具体的にうまいこと書けず、メールにはつまらない1行しか書けなかった…)

演奏された曲は

星の王子様

昨日はもう

Brooklyn Bridge

さようなら

I Sing

I’m So Lonesome I Could Cry

スプリンクラー

おてちょ。[Drop me a Line]

いもむしごろごろ

「I Sing 」は坂本龍一さんの作曲だったのですね。実は私の携帯着メロは「I Sing 」なのでありまして、まだスマートフォンにする前にダウンロードしてそのまま引き継がれているのだった。もはやたまーにしか鳴らないが、鳴ると聴き入ってしまう…熱心なファンによって制作された着メロだったのだろうか。

「Brooklin Bridge」は、ちょっと私が「I AM A DOG」のリクエストに込めた気持ちも入っている曲のように感じて、全然忘れていたけど、今日代わりに(?)聴けてよかったと思った。

アルバム「Oui Oui」から2曲入っていたので、帰りの車ではこのアルバムを久々に聴いた。やっぱりいいな。パット・メセニーの存在感がやっぱりすごいな。

矢野さんちの猫は「いもむしごろごろ」をしょっちゅう聴いてるのか。なんと幸せな猫なんだ。

ここだけの話もいろいろあって楽しかった。

残念ながらアンコールなしで終演。時計を見ると6時半で、あら短い。

5年前参加したときは、リクエストした人にマイクが回って直接矢野さんと話をしていたけど、今回なかったのは、どうしても時間が押してしまうからかな。

それに、あの時は、終演後、矢野さんみずからお土産を渡してくださったけど、今回はあらかじめ座席に置いてあった。これもセキュリティ問題というよりも、一人一人に手渡ししていたら、話し出す人もいるだろうし、時間が読めないからなのだろうな。

全体にベヒシュタイン・セントラム関係者の「土曜日の夜は絶対定時に帰る」という強い意志を感じた。

建物の外の歩道はイルミネーションで輝いていて、休日気分の人達で賑わっている。その気持ちはよーく分かる。

ということで、もっと聴きたかったな…という気持ちはありつつも、物足りないと言ってはばちがあたる、充実の演奏に満足して帰路に着いたのであった。

東京駅で余裕ができてゆっくりできたのもよかったし…とにかく無事に行って帰って来れるだけでほんとうにありがたいことであった。

(付記:観客間にマイクが回らなかったり、お土産の手渡しがなかったりしたのは感染対策だったのね、と今更ながら気づく。前回参加からの5年間の間にコロナ禍があったことをもはやほとんど忘れている...マスクは着用していったのだが)


忘れないように

2024年12月02日 | 音楽

もう12月なのである。

11月中の忘れたくないあれこれを、急ぎ書いていかなくては。

ということで、さかのぼって

11月16日(土)

この日はなんと満月だったそうですよ。それも考慮しての開催日設定だったら本当にすごい。

なんのことかというと、じゃーん

東京スカパラダイスオーケストラ35th Anniversary Live「スカパラ甲子園」を観に、甲子園球場に行ってきたのであります!

事後の個人的な後悔は、もっともっとこの日を心待ちにして、準備段階から楽しんでいけばよかったなー、ということ。去年の暮れに発表があって、チケットは取ったものの、宣伝してねグッズの「スカパラ甲子園」Tシャツは「恥ずかしい…無理」、早くからのグッズに名前と好きな数字が入れられる特注ベースボールシャツもあったのだが、結構いいお値段で「へーこんなの注文する人いるのかなぁ」なんて思っていた…(当日たくさんの人が着ていてびっくり。うらやましくなった)。家の事情とか自分の足の調子がよくないこともあって、むしろ遠ざかっていた今年であった…

つまり何が言いたいのかというと、そんな後悔をしてしまうほど、当日本番が予想を超えてすばらしかったということ。まさにパラダイス。全員がニコニコしていて、邪悪なものが入り込むスキがない。昼間降っていた雨も上がって、ライブ中はもう再び降り出すことはなかった。

それにしても、スカパラの皆さんはあらためて本当にすごい。全35曲+アンコール3曲、自分たちの曲だけでなく、今まで1度もやっていないゲストの持ち歌もあるし、ほとんど休憩なしなんですよ。どうなってるの。

もうこちらもめちゃくちゃエネルギーもらって3時間立ちっぱなしでも大丈夫だった! 午前様になったけどなんとか帰宅できた! どういうわけか朝一から仕事だったけどがんばれた!

ゲストの持ち歌というのは奥田民生「さすらい」、石原慎也(Saucy Dog)「シンデレラボーイ」、SUPER EIGHT「オモイダマ」、菅田将暉「さよならエレジー」、TAKUMA(10-FEET)「第ゼロ感」、aiko「花火」、桜井和寿(Mr.Children)「innocent world」。

こうして書いてみるとあらためてすごい。

これらの方々の歌声を、甲子園球場の空の下ナマで聴けたことは、ほんとうにすばらしい体験だった。これがまたみなさん最高にイイ感じで。いっぺんにファンになってしまった。

ゲストはさらにムロツヨシに、さかなクン。こんなに豪華ゲストなのに、ゲスト頼みのイベントじゃなくて、初期から最新までのスカパラレパートリーからも厳選がっつり。

というか、スカパラだからこそ、こんなにも多彩なゲストが一つのステージに上がって唱和するという奇跡が生まれたわけで。

aiko のXで知ったのだけど、aiko、ムロさん、さかなクン、TAKUMAの4人は同い年なんだそうで。唐突だけど、私が思う「理想の学校」は、こんな感じのバラバラな4人が一緒にわいわいやっている学校。小学校はまだあると思うけど、中高になると似たような人で固まって息苦しくなると思うから。なので、この4人の写真のパラダイス感に個人的に感銘を受けたのであった。

加えて、スカパラメンバーは、石原慎也、菅田将暉から見ると「お父さんと同い年」なのだそうで、でもそんな年の差は関係なく、ほんとうにゲストみなさんがのびのび楽しそうなのがよかったな。

観客としては、菅田コール、ムロコール、楽しかったな。スカパラじゃないけど「オモイダマ」SUPER EIGHTの振り付け真似して楽しかったな。

ムロさんはサングラスをすると奥田民生と瓜二つになる。

桜井さん端の方までぱーっと走って来てくれたのでよく見えたのだけど、いやーこりゃモテるのも無理はない。aiko はとにかく声も姿もかわいかった。熱いファンがいるのももっともだ。

TAKUMAがMCで「いつでも見られると思っていてはいけない。これが最後と思って楽しまな」的なことを言っていて(正確でなくてすみません)、心に残った。自分はスカパラさんのライブはこれで一区切りかと思うので…(と言いつつまたすぐ参加してしまいそうだが^^;)

ヴォーカルなしの「カナリヤ鳴く空」で空を見上げたり、GAMOさんがあくまでさらっと早口で言った「天国のギムラや青木も喜んでいるでしょう」にぐっときたり…とあったけど、でも感傷的になることなく、みんな満面の笑顔で終了。時計を見てギョギョッと仰天。最終列車に予定変更。

12月28日にU-NEXTで配信があるそうですよ。

私はブルーレイが出たら絶対買う。