彊呪巡りて呪濁せん神意双児の星呼なり・4
車で約40分・・・
先ほどの祭事場よりかなり離れ
車は住宅街の大きな家の前で停車する
修禅「着きました ここです」
透明「」
一見すると、何の変哲も無い家だが、
私の目には恐ろしいほどの障気が
渦巻いているように視える
透明「こ、こりゃ~ ちと厄介かもな~」
私達は急ぎこの家の戸を叩く
「ピン~ポ~ン」
??「はい」
中から出て来たのは、星呼の母である
神保 成実(じんぼ なるみ)さん
神保さんは、今回のことがある前から
御山との交流も深く、今回のことで
いち早く相談を持ってきてくれた方でもある
神保「和尚様 お待ちしておりました
・・・・・あの、この方は」
修禅「おおっそう言えば紹介がまだでしたな
この方が先日言っておりました・・・。」
透明「透明です 初めまして」
神保「まあ この方がこれはこれは、
わざわざお越し頂きありがとうございます
立ち話もなんですから、ささっ 中へ」
しかし・・・凄い大きい家だな~
中に通された私達は、家の居間で少し話をする
透明「星呼は、今どこに」
神保「はい、今は子供部屋に寝かせております
・・・・ところで、こんなことを言うと
勉強不足と怒られてしまいそうなのですが
星呼って言うのは・・・一体」
透明「へっ」
修禅「透明さん すまんな~ 私も御山からちゃんと
詳細を聞いていなくてな~
ただ漠然としたモノしかお伝え出来てないんじゃよ」
透明「そ、そうですよね
それじゃあ少し説明しますね」
まったく、御山のじいさんどもは何をしてんだか
私は、星呼の説明を始めた
それでは、皆さんにも簡単に説明しましょう
ただ 少しコアな内容なので、夢物語的に聞いてね
本来人間は、運命というものを木人図に書き
こちらの世界へ修行をしに来ています
ですが、この運命の他にも皆さんが個々で
背負わなくてはいけないものがあります
その一つに宿命があります
この宿命 実はこの中にも幾つかの分類があり
その中に宿役(しゅくやく)というものが存在するのです
この宿役は、この大地に生きている者全てに、
もちろん皆さんの中にも存在し
この宿役がある御陰で自然と人間(動物)のバランスは
保たれていると言っても過言ではありません
ここまで書いて良いのか
私もちょっと冒険なのですが
宿役は、大きくわけて3つの役守(やくしゅ)があり
地子守(ちごもり)・海子守(かごもり)・空子守(くごもり)
に分類され、必ず地・海・空のどれかひとつの役守を
皆さんも生まれながらに持っています
この3つの役守は、自然界とのバランスをとる
ために存在していて、例えば、地子守の人口が
減少してしまうと
地震や地盤沈下のような
天災が起こりやすくなり、自然界とのバランスが
とれなくなってしまうのです
信じられないかもしれませんが
人は生きているだけで大切な役目を果たしていて
自然の摂理に多大な貢献しているわけです
もちろん、人の行動いかんで自然破壊を
してしまうこともありますが
役守とそれは別の話です
神保「・・・・・。」
透明「要するに、星呼というのは、
この役守を生まれながらに3つも
持ってしまった希な存在
本来人間が持つ役守よりも、
自然界に対する影響力が多大な
存在でもあるのです」
修禅「ワシも聞いたことがあるが、大昔は
その宿役を利用して自然とのバランスを
操るために、人柱などの愚行をしていた
と聞くが・・・。」
透明「愚かしいことです」
神保「そ、それじゃあ」
透明「もし、お子さんに何かあれば、天災が
起こる可能性もないとは言えません」
さてさて ちょっと突飛な事実に動揺する人も
多いかもしれませんが
人というものは、誰もが無限の可能性を
秘めた存在です
本来、人一人の存在は尊く、崇高なもの
なのかもしれませんね
しかし、それ故に危うい部分も持ち合わせている
ような気もします
少し難しい話になってしまいましたが
次回、いよいよ星呼と対面です
続く・・・。
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします
車で約40分・・・
先ほどの祭事場よりかなり離れ
車は住宅街の大きな家の前で停車する
修禅「着きました ここです」
透明「」
一見すると、何の変哲も無い家だが、
私の目には恐ろしいほどの障気が
渦巻いているように視える
透明「こ、こりゃ~ ちと厄介かもな~」
私達は急ぎこの家の戸を叩く
「ピン~ポ~ン」
??「はい」
中から出て来たのは、星呼の母である
神保 成実(じんぼ なるみ)さん
神保さんは、今回のことがある前から
御山との交流も深く、今回のことで
いち早く相談を持ってきてくれた方でもある
神保「和尚様 お待ちしておりました
・・・・・あの、この方は」
修禅「おおっそう言えば紹介がまだでしたな
この方が先日言っておりました・・・。」
透明「透明です 初めまして」
神保「まあ この方がこれはこれは、
わざわざお越し頂きありがとうございます
立ち話もなんですから、ささっ 中へ」
しかし・・・凄い大きい家だな~
中に通された私達は、家の居間で少し話をする
透明「星呼は、今どこに」
神保「はい、今は子供部屋に寝かせております
・・・・ところで、こんなことを言うと
勉強不足と怒られてしまいそうなのですが
星呼って言うのは・・・一体」
透明「へっ」
修禅「透明さん すまんな~ 私も御山からちゃんと
詳細を聞いていなくてな~
ただ漠然としたモノしかお伝え出来てないんじゃよ」
透明「そ、そうですよね
それじゃあ少し説明しますね」
まったく、御山のじいさんどもは何をしてんだか
私は、星呼の説明を始めた
それでは、皆さんにも簡単に説明しましょう
ただ 少しコアな内容なので、夢物語的に聞いてね
本来人間は、運命というものを木人図に書き
こちらの世界へ修行をしに来ています
ですが、この運命の他にも皆さんが個々で
背負わなくてはいけないものがあります
その一つに宿命があります
この宿命 実はこの中にも幾つかの分類があり
その中に宿役(しゅくやく)というものが存在するのです
この宿役は、この大地に生きている者全てに、
もちろん皆さんの中にも存在し
この宿役がある御陰で自然と人間(動物)のバランスは
保たれていると言っても過言ではありません
ここまで書いて良いのか
私もちょっと冒険なのですが
宿役は、大きくわけて3つの役守(やくしゅ)があり
地子守(ちごもり)・海子守(かごもり)・空子守(くごもり)
に分類され、必ず地・海・空のどれかひとつの役守を
皆さんも生まれながらに持っています
この3つの役守は、自然界とのバランスをとる
ために存在していて、例えば、地子守の人口が
減少してしまうと
地震や地盤沈下のような
天災が起こりやすくなり、自然界とのバランスが
とれなくなってしまうのです
信じられないかもしれませんが
人は生きているだけで大切な役目を果たしていて
自然の摂理に多大な貢献しているわけです
もちろん、人の行動いかんで自然破壊を
してしまうこともありますが
役守とそれは別の話です
神保「・・・・・。」
透明「要するに、星呼というのは、
この役守を生まれながらに3つも
持ってしまった希な存在
本来人間が持つ役守よりも、
自然界に対する影響力が多大な
存在でもあるのです」
修禅「ワシも聞いたことがあるが、大昔は
その宿役を利用して自然とのバランスを
操るために、人柱などの愚行をしていた
と聞くが・・・。」
透明「愚かしいことです」
神保「そ、それじゃあ」
透明「もし、お子さんに何かあれば、天災が
起こる可能性もないとは言えません」
さてさて ちょっと突飛な事実に動揺する人も
多いかもしれませんが
人というものは、誰もが無限の可能性を
秘めた存在です
本来、人一人の存在は尊く、崇高なもの
なのかもしれませんね
しかし、それ故に危うい部分も持ち合わせている
ような気もします
少し難しい話になってしまいましたが
次回、いよいよ星呼と対面です
続く・・・。
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします