占い師の日記

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彊呪巡りて呪濁せん 神意双児の星呼なり・鑑定36ー8

2010年05月13日 01時00分14秒 | 鑑定32-鑑定38
彊呪巡りて呪濁せん神意双児の星呼なり・8




 昴「こんにちは お邪魔しま~す

透明「お~っ 待ってたよ~

   すまないな、昴 助かるよ

修禅「神保さん こちらは、透明さんのお仲間の

   昴さんじゃ

神保「は、初めまして 神保です

   この度はわざわざありがとうございます

透明「昴 こちら神保さん 星呼のお母様

 昴「初めまして 昴です

透明「おっと、こうしちゃいられない

   昴 縛鎖は

 昴「ああ 持ってきたよ ほれよっ


昴は、白い布に包んでいた縛鎖を私に渡す


もともと、結界を張るにはその結界を持続するだけの

エネルギーを有する媒体が必要となり、

私はいつも水晶などの力を借り媒体としている

しかし彊呪はただの呪いとは違い

下手をすればとてつもない力を有する呪縛の部類

自然の力を持つ水晶ですら許容量をオーバー

してしまうほどだ


その点、昴が持ってきた縛鎖は、とても珍しい鉱物を使い

特殊な錬金を施されているため、許容量も絶大

ある意味、縛鎖ほどの結界を壊せるものは無いだろう

そんなわけで 本邦初公開

チョットだけ縛鎖を見せちゃいま~す

わ~ぁ わ~ぁ

     パチパチ


 昴「おいおい ダメだろ

   お前何言っちゃってるの

透明「あれ ダメ

 昴「あ、当たり前だろ~

透明「(・・・う~ん・・・見たいよね 皆さん)」


・・・昴には内緒で 期間限定

5月13日限定アップ

透明「これが縛鎖で~す


   


透明「尚、5月14日になったら、この画像は

   自動的に消滅する
・・・

(ちょっと、懐かしいフレ~ズ)



さてさて、話は戻って・・・。


 昴「ところで透明 お前ほどの術者が媒体を

   潰すなんて・・・彊呪っていうのはそれほど強力なのか

透明「う~ん・・・これ見てよ

 昴「・・・こ、これって

透明「想像通り 錬成水晶だよ


錬成水晶とは、結界用に作られた水晶で

純度が高く、天然の水晶が作られる過程と同条件の中

何十年もの歳月をようして作られる代物です

内在する力は、通常の天然水晶の約数十倍ともいわれています


 昴「こいつが砕けたなんて・・・

透明「さすがに驚いたけどね まあ、仕方ないでしょ

   相手がそれを上回ったっていうだけだよ

 昴「そんな簡単に言うなよ~

   これを上回るなんて、とんでもない相手だぞ

透明「あははっ やっぱり

   まあ、だからこそ昴に応援を頼んだんだけどね

 昴「・・・確かにこれじゃあ、縛鎖じゃないと

   結界は張れないかもな



透明「まあ、とにかく これで結界は張れるだろうから、

   早速結界を張りましょうか

修禅「そうじゃの~

 昴「・・・・・・。」


私達は、星呼の元へ・・・。

神保さんに了解を得て畳に縛鎖を4本打ち込む

準備完了


透明「それじゃあ~、始めるので下がっていて下さい


私は印を結ぶ


ガシッ


突然 私は印を結んだ手を潰された


透明「

 昴「ちょっと待て


印を潰したのは昴だった


透明「お、おい 何すんだ

 昴「何すんだは、こっちの台詞だよ

透明「

 昴「お前、さっき媒体が砕けて結界張れなかったんだよな

透明「・・・・・。」

 昴「お前、ちょっと服脱いでみろ

透明「・・・い、いや~ん

   昴のエッチ~

 昴「・・・・・早くしろ

透明「くっ・・・わかったよ

   でも、少しだけだから大丈夫だよ


   「ガバッ


いきなり昴に上着をまくられる


修禅「 こ、これは

 昴「やっぱり お前、呪染(じゅせん)したな

透明「呪染ったって、こんだけだから大丈夫だって

修禅「呪染って

 昴「呪染っていうのは、術が上手くいかなかったときの

   リスク
みたいなものです

   透明は一度、媒体の許容量が足りなかったために

   結界を張ることが出来なかったことで、

   今回の彊呪にかかった星呼の症状

   一部頂いちゃったってことです

修禅「な、なんと

 昴「・・・胃の上に非道いタダレ・・・。

   症状的には水疱瘡みたいだけど、

   大人の場合は、疱疹ってところか・・・

透明「大丈夫だってば この子達の苦しみからすれば

   こんなの屁でもないって

 昴「・・・とにかくお前は縛鎖を使うな

   軽いにせよ呪染しているんだ

   縛鎖を使うほどの気を使ってしまったら

   症状も悪化しかねん

透明「・・・ダメだよ 星呼には時間がない

   こうしている間も症状がどんどん広がっているんだ

   これ以上手をこまねいていられない

 昴「とにかくお前はやるな 俺がやる

透明「えっ 

 昴「元々、そのつもりで来たからな

   縛鎖を使うってことは、結界が上手く張れなかったってことだろ

   どうせお前の事だから、呪染しても誰にも言わんだろうし、

   そんなのおかまいなしに続けるだろうからよ

   縛鎖は俺が作ったものだからな

   扱いはお手のものだよ 任せな

透明「お、お前・・・。」

 
昴は私の代わりに、結界を張り始めた・・・。




             続く・・・。

   

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