百忌怪談・5
円「私は、クライアントと待ち合わせて
ある村の奇怪な現象について調べる
ことになったの・・・
その村では、五年に一度の奉納祭に
必ず、霊感がなくても神を視られる
子供が出てきて、その子供を次の
神事まで神の子として崇める風習が
あるというのだけれど・・・。」
陣「ふんふんで、でっ」
怜「うるさい」
円「クライアント曰く・・・。
その神事にかかわった子供は、必ず
次の神事まで生きられないらしくて・・・。
それも、全ての子供の内臓が腐っていたと
いう話なの・・・。」
陣「うっ」
円「そんなことが続いて、その神事は中止
されることになったのだけど、中止した
直後から、村に災いが頻回に起こるように
なってしまい、神事を復活させなければ
ならないのかこのまま、村が滅ぶのを
待つのか選択が迫られていたんだ・・・。」
陣「・・・・・ゴクッ」
円「クライアントは、その村の人なんだけど、
かなり切羽詰まっていた様子で、私も何か
嫌な感じがしていたんだ」
怜「・・・・。」
円「その後、村に到着した私は、村の祭壇と
その周りをくまなく調べたんだけど、
特に問題は見あたらなくて、仕方なく
村の役場で過去に行なった神事の資料を
読ませてもらっていたの
その時村の端の方からとてつもない
負の波長を感じて、その場所に行って
みたのだけど」
陣「うん、うん」
円「そこには、もう使われていない井戸が
あって・・・。」
陣「ゴクリ・・・。」
円「その蓋を開けてみたら」
陣「」
円「井戸の奥の方から声が聞こえてくるの
怨んでやる~っ潰してやる~っ
腐らせてやる~っ喰らってやる~っ
ってね」
陣「ひ~ぃ」
怜「もう陣うるさい」
陣「だ、だってよ~」
円「それから私は、その井戸から聞こえてくる
声をたどって、その声の主というか、
呪いの言葉の源を探ってわかったことが
あったの
その声は、まだ、7、8歳の子供の声で
霊ではなく、やっぱりその場についた
ものすごい呪い要するに、この井戸で
亡くなる前に残した言葉が呪いとなって
村に降り注いでいたということなの
その後も調べてみたんだけど、どうも
今回の原因はやはり神事によるものが
大きくて、今の神事とはまったく別のモノ
つまりその昔、この地に降り立った神に
神を感じられる子の内臓を捧げたことから
はじまっていて、内臓を生きたまま抜かれた
子供は、その井戸に投げ込まれていたという
とんでも無い事実があったんだ」
陣「うえ~~~っ」
透明「・・・・・。」
円「それがわかってから、クライアントにその
事実を伝えて、専門家にその井戸の浄化と
鎮魂を頼んでから、呪いとなってしまった
子供達の声をデスペルしたのだけど、
なんだか、心にしこりが残る嫌な仕事
だったな~」
怜「・・・・・・よっ
専門家あんたも大変だね~」
透明「ほっとけ」
陣「・・・・・」
透明「んっどうした」
陣「い、いや」
陣くん、自分の仕事と比べちゃだめだよ
落ち込んでいる陣くんは置いておいて、
円の話は続き・・・
円「はあこれで、私の話は終了ね」
怜「次、私・・・。」
怜の怖い体験談がはじまる・・・。
続く・・・。
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円「私は、クライアントと待ち合わせて
ある村の奇怪な現象について調べる
ことになったの・・・
その村では、五年に一度の奉納祭に
必ず、霊感がなくても神を視られる
子供が出てきて、その子供を次の
神事まで神の子として崇める風習が
あるというのだけれど・・・。」
陣「ふんふんで、でっ」
怜「うるさい」
円「クライアント曰く・・・。
その神事にかかわった子供は、必ず
次の神事まで生きられないらしくて・・・。
それも、全ての子供の内臓が腐っていたと
いう話なの・・・。」
陣「うっ」
円「そんなことが続いて、その神事は中止
されることになったのだけど、中止した
直後から、村に災いが頻回に起こるように
なってしまい、神事を復活させなければ
ならないのかこのまま、村が滅ぶのを
待つのか選択が迫られていたんだ・・・。」
陣「・・・・・ゴクッ」
円「クライアントは、その村の人なんだけど、
かなり切羽詰まっていた様子で、私も何か
嫌な感じがしていたんだ」
怜「・・・・。」
円「その後、村に到着した私は、村の祭壇と
その周りをくまなく調べたんだけど、
特に問題は見あたらなくて、仕方なく
村の役場で過去に行なった神事の資料を
読ませてもらっていたの
その時村の端の方からとてつもない
負の波長を感じて、その場所に行って
みたのだけど」
陣「うん、うん」
円「そこには、もう使われていない井戸が
あって・・・。」
陣「ゴクリ・・・。」
円「その蓋を開けてみたら」
陣「」
円「井戸の奥の方から声が聞こえてくるの
怨んでやる~っ潰してやる~っ
腐らせてやる~っ喰らってやる~っ
ってね」
陣「ひ~ぃ」
怜「もう陣うるさい」
陣「だ、だってよ~」
円「それから私は、その井戸から聞こえてくる
声をたどって、その声の主というか、
呪いの言葉の源を探ってわかったことが
あったの
その声は、まだ、7、8歳の子供の声で
霊ではなく、やっぱりその場についた
ものすごい呪い要するに、この井戸で
亡くなる前に残した言葉が呪いとなって
村に降り注いでいたということなの
その後も調べてみたんだけど、どうも
今回の原因はやはり神事によるものが
大きくて、今の神事とはまったく別のモノ
つまりその昔、この地に降り立った神に
神を感じられる子の内臓を捧げたことから
はじまっていて、内臓を生きたまま抜かれた
子供は、その井戸に投げ込まれていたという
とんでも無い事実があったんだ」
陣「うえ~~~っ」
透明「・・・・・。」
円「それがわかってから、クライアントにその
事実を伝えて、専門家にその井戸の浄化と
鎮魂を頼んでから、呪いとなってしまった
子供達の声をデスペルしたのだけど、
なんだか、心にしこりが残る嫌な仕事
だったな~」
怜「・・・・・・よっ
専門家あんたも大変だね~」
透明「ほっとけ」
陣「・・・・・」
透明「んっどうした」
陣「い、いや」
陣くん、自分の仕事と比べちゃだめだよ
落ち込んでいる陣くんは置いておいて、
円の話は続き・・・
円「はあこれで、私の話は終了ね」
怜「次、私・・・。」
怜の怖い体験談がはじまる・・・。
続く・・・。
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