

怜「透明は知ってると思うけど、二人は、
忌念障気(きねんしょうき)って、知ってる

円「

陣「知らないな~


透明「いきなり



怜「忌念障気っていうのは、忌むべき念から生じる
障気=毒気のこと・・・。
この話は、私がゲートキーパーとして
仕事をはじめた頃の話・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
当時の私は二十歳になったばかりで、
この世の理やあの世のことなんて、どうでもよかった

それでも、ガーディアンとなったのは、自分でも
押さえられない能力を制御するため、そして、
この能力が何のためにあるのか

ゲートを見守っていた

ある日・・・

道場にいた私は、突然師匠に呼び出される

師匠「お~い


怜「は~い


師匠「お前にお客さんだよ

怜「お客

そこには、初めてみる白髪の男性がいた。
和泉「おお~


ゲートキーパーの・・・。」
怜「・・・・・怜です

和泉「怜先生

怜「せ、先生



師匠「くくくくくっ・・・。」
怜「・・・先生、笑いすぎ


師匠「悪い悪い


政治家さんだよ

お前に力を借りたいらしいんだ

怜「

和泉「じ、実は・・・。」
和泉さん曰く・・・。
先月、彼の父親が亡くなり、亡くなる前に
非道く怯えて言い残した言葉が気になって
師匠に相談に来たらしいのだが・・・。
師匠「まあ、この手のことは、怜が適任だから
お前にまかせるよ

・・・なにか、違和感がある

怜「・・・先生、試してます


師匠「あははっ


ハッ・ハッ・ハア~ッ

怜「わ、わざとらしすぎる

ところで、和泉さん


和泉「ええ

死にたくない


何度も何度も言っていました

怜「

師匠「二コッ

怜「・・・調べてみます

お父さんの写真か、遺品はありますか

私はこのとき、これから起こる恐怖を
知るよしもなかった・・・。
続く・・・。



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