占い師の日記

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妖精王・鑑定77ー11

2013年10月11日 08時00分19秒 | 鑑定75-鑑定78
妖精王・11




私は、目的地もわからず昴について行く


 昴「・・・・・。」

透明「(こんなに必死な昴も珍しいな~)」



山駆けを始めて10分

昴は少しひらけた場所で足を止める・・・


透明「ここは

 昴「ここには、この山に古くからいる

   妖精が住んでいるんだ


   透明俺の手を握っておけ

透明「な、なんで

 昴「いいから早く・・・オンじぃ

透明「うわっデカイ声

じぃ「・・・・おお~っこれはこれは

   どうなさいました


透明「


よ、妖精がしゃべった

い、いや昴の手を握っているから聞こえるのか


目の前に現れた妖精は、消しゴムくらいのお爺さん

木の根っこに腰掛け、小枝の杖をかかげて

昴に挨拶している



透明「(な、何だか・・・可愛い・・・。)」

じぃ「こりゃ可愛いとはなんじゃ

透明「えっ心が読めるの

じぃ「当然じゃボウズは何者じゃ

 昴「オンじぃ今はそれどころじゃない

じぃ「おほっ

 昴「結界が壊されたここの結界は大丈夫か

じぃ「大丈夫ですじゃここにはオンじぃが

   居りますゆえ
  
   しかし、王よ庵の結界が壊されるとは、

   奴らですかな


透明「(お、王・・・)」

 昴「う~ん、奴らには結界を壊す力はないと

   思うのだけど・・・。」

じぃ「もしヤツらなら、西の野が心配ですじゃ

 昴「確かにあそこは、この時期は結界が

   弱いからな 今から様子を見てくる

   とにかく、ここも何かあればすぐに連絡して

   くるんだぞ

じぃ「おほっわかりましたのじゃ


昴は、足早にその場を立ち去る・・・


透明「あ、あの~

じぃ「コルルルボココ

透明「あっ昴がいないと話せないんだった


私は、オンじぃと呼ばれる妖精に会釈して

すぐに昴を追う・・・


透明「(・・・王って王様のことだよな~

   ・・・それに、奴らって何なんだ)」



自分のフィールドでは無い知識の中で

翻弄されっぱなしの透明先生


謎は深まるばかりだ・・・






              続く・・・。







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コメント (11)
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