

私は、目的地もわからず昴について行く


昴「・・・・・。」
透明「(こんなに必死な昴も珍しいな~


山駆けを始めて10分

昴は少しひらけた場所で足を止める・・・

透明「ここは

昴「ここには、この山に古くからいる
妖精が住んでいるんだ

透明


透明「な、なんで


昴「いいから早く


透明「うわっ



じぃ「・・・・おお~っ


どうなさいました

透明「

よ、妖精がしゃべった


い、いや


目の前に現れた妖精は、消しゴムくらいのお爺さん

木の根っこに腰掛け、小枝の杖をかかげて
昴に挨拶している

透明「(な、何だか・・・可愛い・・・。)」
じぃ「こりゃ


透明「えっ



じぃ「当然じゃ


昴「オンじぃ


じぃ「おほっ

昴「結界が壊された


じぃ「大丈夫ですじゃ

居りますゆえ

しかし、王よ

奴らですかな

透明「(お、王・・・

昴「う~ん、奴らには結界を壊す力はないと
思うのだけど・・・。」
じぃ「もしヤツらなら、西の野が心配ですじゃ

昴「確かに

弱いからな


とにかく、ここも何かあればすぐに連絡して
くるんだぞ

じぃ「おほっ


昴は、足早にその場を立ち去る・・・


透明「あ、あの~

じぃ「コルルル


透明「あっ



私は、オンじぃと呼ばれる妖精に会釈して
すぐに昴を追う・・・



透明「(・・・王って王様のことだよな~


・・・それに、奴らって何なんだ


自分のフィールドでは無い知識の中で
翻弄されっぱなしの透明先生

謎は深まるばかりだ・・・

続く・・・。
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