妖精王・15
透明「はぁ~疲れた~
腹減った~っ」
昴「まったく庵についたら食料あるから
適当に食っていいぞ」
透明「やった~そう言えば、妖精達って何食べるの」
昴「そうだな~草木の妖精は葉っぱから出る養分や気質
水の妖精なら自然に濾過された水滴の養分や気質とか
その属性に合わせたモノを主食とすることが
多いかな~」
透明「なるほどね~あっ庵が見えてきた」
後80メートル辺りのところから、庵が見えてくる
私達は、徐々にその距離を詰めてゆくが、
残り50メートル辺りで、昴が足を止める・・・。
昴「・・・・。」
透明「どうしたの」
昴「臭う」
透明「えっお、俺じゃないよ」
昴「そうじゃない庵からだ」
透明「・・・」
一瞬、何か異様な気配を感じる
透明「これって」
昴「屍臭・・・そして、障気」
透明「屍食鬼か」
昴「多分・・・お前達この子を連れて
オンじぃのところに隠れていろ」
妖精「ポム」
妖精達が退散したところで・・・。
透明「どうする屍食鬼は、一匹で行動は
しないはずだけど・・・。」
昴「多分、数匹いるだろうな・・・
協力してくれるか」
透明「そんなのもちろんだよ
ただ・・・。」
昴「これを使え」
透明「これは」
昴「火蜥蜴、サラマンダーの力を集めた法具
屍食鬼は火に弱いから役に立つと思う」
透明「さすが法具師用意がいいね~」
昴「法具は使う者次第だよ
まあ、お前なら大丈夫だろうけど」
透明「おうなんだか、ロールプレイングみたいに
なってきた」
昴「たくっリセット、セーブ一切無し
普通に死ねるからな」
透明「望むところ」
私達は、慎重に庵に近づいて様子を伺う・・・。
後から聞いた話だが、屍食鬼はその纏っている
障気によって、全てのモノを腐らせるらしい
それは妖精にとっても同じ
一度触れてしまえば、妖精といえど只では
すまない・・・
透明「・・・あれっ」
昴「・・・・・・・。」
透明「いないけど・・・。」
「ガサガサ」
透明「」
昴「後ろ」
「ヴオオオオオオオオッ」
凄い鳴き声が山にこだまする
目の前にいるそれは、この世のモノとは
思えないほどの醜悪な形相をし、
顔は胴体ほどの大きさ、皮膚は垂れ下がっている
身体は太く、獣とも人間ともとれない姿は
普通の人が見ただけで気がふれるほどだ
透明「うえっなんだこの臭い」
昴「あまり吸い込むなよ
なるべく息を浅くしろ」
透明「はぁ~そんな殺生な」
屍食鬼は、合計4体・・・。
いや、未だわからない
私達は、冷静に構えながら間合いを計っていた
続く・・・。
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昴「まったく庵についたら食料あるから
適当に食っていいぞ」
透明「やった~そう言えば、妖精達って何食べるの」
昴「そうだな~草木の妖精は葉っぱから出る養分や気質
水の妖精なら自然に濾過された水滴の養分や気質とか
その属性に合わせたモノを主食とすることが
多いかな~」
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後80メートル辺りのところから、庵が見えてくる
私達は、徐々にその距離を詰めてゆくが、
残り50メートル辺りで、昴が足を止める・・・。
昴「・・・・。」
透明「どうしたの」
昴「臭う」
透明「えっお、俺じゃないよ」
昴「そうじゃない庵からだ」
透明「・・・」
一瞬、何か異様な気配を感じる
透明「これって」
昴「屍臭・・・そして、障気」
透明「屍食鬼か」
昴「多分・・・お前達この子を連れて
オンじぃのところに隠れていろ」
妖精「ポム」
妖精達が退散したところで・・・。
透明「どうする屍食鬼は、一匹で行動は
しないはずだけど・・・。」
昴「多分、数匹いるだろうな・・・
協力してくれるか」
透明「そんなのもちろんだよ
ただ・・・。」
昴「これを使え」
透明「これは」
昴「火蜥蜴、サラマンダーの力を集めた法具
屍食鬼は火に弱いから役に立つと思う」
透明「さすが法具師用意がいいね~」
昴「法具は使う者次第だよ
まあ、お前なら大丈夫だろうけど」
透明「おうなんだか、ロールプレイングみたいに
なってきた」
昴「たくっリセット、セーブ一切無し
普通に死ねるからな」
透明「望むところ」
私達は、慎重に庵に近づいて様子を伺う・・・。
後から聞いた話だが、屍食鬼はその纏っている
障気によって、全てのモノを腐らせるらしい
それは妖精にとっても同じ
一度触れてしまえば、妖精といえど只では
すまない・・・
透明「・・・あれっ」
昴「・・・・・・・。」
透明「いないけど・・・。」
「ガサガサ」
透明「」
昴「後ろ」
「ヴオオオオオオオオッ」
凄い鳴き声が山にこだまする
目の前にいるそれは、この世のモノとは
思えないほどの醜悪な形相をし、
顔は胴体ほどの大きさ、皮膚は垂れ下がっている
身体は太く、獣とも人間ともとれない姿は
普通の人が見ただけで気がふれるほどだ
透明「うえっなんだこの臭い」
昴「あまり吸い込むなよ
なるべく息を浅くしろ」
透明「はぁ~そんな殺生な」
屍食鬼は、合計4体・・・。
いや、未だわからない
私達は、冷静に構えながら間合いを計っていた
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