妖精王・13
昴「奴らって言うのは、この山に発生する
グールのことだよ」
ロキ「うっ」
キキ「キャッ」
透明「」
昴「実は、奴らの総称としての名前は、
妖精達にとっては、忌嫌う言霊に
なっていて、名前を呼ぶことを避けて
きてたんだ」
透明「そうなんだグーいや、奴らって
屍食鬼(ししょくき)のことだよね」
昴「そうだね日本では養和(ようわ)の大飢饉
の時に、横行した鬼として有名だね」
透明「人の屍肉を喰らい、死者の淀みから
産まれてくる鬼・・・。
屍肉に入り身体を動かしたりすることも
あるから、ゾンビとも言われたりするけど
そんな鬼が何でこんなところに」
昴「・・・それは・・・。」
ロキ「お前達のせいだろ」
キキ「ロキやめなさい」
透明「ど、どういうこと」
昴「・・・自然が破壊されると、何が起こるか
知っているか」
透明「自然が破壊されると・・・食物連鎖が
狂うよね・・・・まさか、動物」
昴「そう、この山は緑も豊かで食べ物もある
だけど、隣の山々は、開発のために
山も林も川も岩も切り崩され、動物が
住める環境ではなくなってきているんだ」
透明「・・・そうか・・・住む場所がなくなり、
食物連鎖が狂うと、動物達にとって
飢えが起こる人間でいうところの飢饉だ」
昴「そのことで、動物達は飢え、屍を増やして
ゆくんだ・・・。」
透明「それで、屍食鬼が・・・。」
ロキ「おい、人間」
キキ「こら透明さんでしょ」
ロキ「は~ぁまあいいや透明
お前、人間を説得してくれよ
このままじゃ、俺たちがいくら自然を
回復させても、回復させる自然すら
なくなっちまう
それだと、お前達人間も同時に滅亡
しちまうぞ」
透明「・・・そうだよね・・・」
昴「ロキ気持ちはわかるけど、透明に
言っても仕方がないんだ
透明は自分のできる範囲で沢山の人に
このことを伝えてくれている・・・。
それに今の時代、自然を回復しようと
する動きも徐々に起こってきている
人間の意識が早いか自然の減少が早いか
今は、その綱引きを見守るしかない
俺たちは俺たちのやり方で自然を守りながら
人間を信じてみようと決めたばかりじゃないか」
ロキ「・・・そうだけど・・・」
キキ「昴様と決めたことでしょ信じてみようよ」
ロキ「はぁ~そうだなよし人間
遊ぼうぜ」
透明「えっ」
昴「こらっロキ今は、それどころじゃないって
言っただろ」
キキ「はぁ~」
自然の重要さ・・・破壊と再生・・・。
人間は少し、真剣に考えなくてはいけない時期に
きているのかもしれない・・・。
続く・・・。
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グールのことだよ」
ロキ「うっ」
キキ「キャッ」
透明「」
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妖精達にとっては、忌嫌う言霊に
なっていて、名前を呼ぶことを避けて
きてたんだ」
透明「そうなんだグーいや、奴らって
屍食鬼(ししょくき)のことだよね」
昴「そうだね日本では養和(ようわ)の大飢饉
の時に、横行した鬼として有名だね」
透明「人の屍肉を喰らい、死者の淀みから
産まれてくる鬼・・・。
屍肉に入り身体を動かしたりすることも
あるから、ゾンビとも言われたりするけど
そんな鬼が何でこんなところに」
昴「・・・それは・・・。」
ロキ「お前達のせいだろ」
キキ「ロキやめなさい」
透明「ど、どういうこと」
昴「・・・自然が破壊されると、何が起こるか
知っているか」
透明「自然が破壊されると・・・食物連鎖が
狂うよね・・・・まさか、動物」
昴「そう、この山は緑も豊かで食べ物もある
だけど、隣の山々は、開発のために
山も林も川も岩も切り崩され、動物が
住める環境ではなくなってきているんだ」
透明「・・・そうか・・・住む場所がなくなり、
食物連鎖が狂うと、動物達にとって
飢えが起こる人間でいうところの飢饉だ」
昴「そのことで、動物達は飢え、屍を増やして
ゆくんだ・・・。」
透明「それで、屍食鬼が・・・。」
ロキ「おい、人間」
キキ「こら透明さんでしょ」
ロキ「は~ぁまあいいや透明
お前、人間を説得してくれよ
このままじゃ、俺たちがいくら自然を
回復させても、回復させる自然すら
なくなっちまう
それだと、お前達人間も同時に滅亡
しちまうぞ」
透明「・・・そうだよね・・・」
昴「ロキ気持ちはわかるけど、透明に
言っても仕方がないんだ
透明は自分のできる範囲で沢山の人に
このことを伝えてくれている・・・。
それに今の時代、自然を回復しようと
する動きも徐々に起こってきている
人間の意識が早いか自然の減少が早いか
今は、その綱引きを見守るしかない
俺たちは俺たちのやり方で自然を守りながら
人間を信じてみようと決めたばかりじゃないか」
ロキ「・・・そうだけど・・・」
キキ「昴様と決めたことでしょ信じてみようよ」
ロキ「はぁ~そうだなよし人間
遊ぼうぜ」
透明「えっ」
昴「こらっロキ今は、それどころじゃないって
言っただろ」
キキ「はぁ~」
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人間は少し、真剣に考えなくてはいけない時期に
きているのかもしれない・・・。
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