大切な約束 ・14
透明「本当に、嫌なヤツ
この結界は、式神だけを破壊する結界
私の性格をよく知っているということか」
揚羽「ご主人何を言っているのですか」
透明「」
揚羽「これなら、ご主人は通れるじゃないですか
ためらう必要を感じませんが
ご主人だけ、この場を離れてください」
六羽「む~う」
透明「な、なにを言っているんだ
お前たちをおいて行くワケないだろう」
揚羽「ご主人は、バカですか
私たちは、ご主人を守るための存在ですよ
ご主人が、私たちの為に、危険にさらされる
というのは、本末転倒です」
六羽「むっ」
揚羽「おお初めて六羽先輩に褒められた
う、嬉しいです」
透明「お前たち・・・。」
揚羽「ご主人私たちは、ご主人の式神で幸せでしたよ
これからは、朝起こすことはできませんから、
ちゃんと、自分で起きてくださいね」
ちゃんと、自分で起きてくださいね」
透明「やめろよ・・・。」
揚羽「それから、最近食事のバランスが悪いですから、
ちゃんとバランスを考えてください」
ちゃんとバランスを考えてください」
透明「もう・・・いいから・・・。」
揚羽「それから、それから・・・くすっ
キリがないですね
ご主人・・・元気でいてください
そして、必ず幸せになってくださいね」
透明「無理するなよ 」
揚羽「」
透明「それじゃぁ~、なんで、何で泣いてるんだよ」
揚羽の目から、一筋の光がこぼれている・・・
揚羽「あ、あれっ
何ででしょう・・・私は式神ですから、
感情なんて・・・お、おかしいなぁ
あははっ・・・これが本当の鬼の目にも涙
というやつですかね」
というやつですかね」
六羽「む~っ・・・」
透明「約束 ・・・。」
揚羽「」
透明「約束しただろう」
揚羽「」
透明「私が、お前を救ってやるって
最初に約束しただろうが~~~ 」
揚羽「・・・そんな・・・約束・・・しましたっけ」
透明「したよ」
揚羽「・・・・・・なんで、そんなことは
覚えているのに、普段の約束は忘れるんですか」
覚えているのに、普段の約束は忘れるんですか」
透明「大切な約束だから・・・忘れるわけないだろう」
揚羽「ううっ・・・」
揚羽の目から次々と涙があふれ出す
最臥「パンパン・・・そろそろ良いかな」
透明「」
最臥「お涙頂戴も見飽きたし、終わりにさせて
いただきますよ」
いただきますよ」
空間が裂ける
そんな表現が当てはまるほど、とてつもない
気があふれ出す・・・
透明「なっ」
最臥「さあ、終焉ですさようなら」
目の前に現れたのは、鬼よりも恐ろしい存在
人型をしているが、その内在する力は正に獣
悪魔を喰らい、鬼を喰らい、存在を勝ち抜いた
密林の王の魂・・・獣魔(じゅうま)
密林の王の魂・・・獣魔(じゅうま)
私は、この式神を知っている
透明「何故だ 」
最臥「はい」
透明「何故、あなたが・・・何故、師匠の式神を 」
続く ・・・。
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