





いたとはいえ、油断大敵ですよ
」

透明「あ、あなたは、確か・・・最臥(さいが)さん
」

最臥「おお
覚えていてくれたのですね


嬉しいですよ、透明くん
」

わ、私の名前を

最臥さん・・・昨年のあいさつ回りの時に、
泰造さんのお店に来ていた呪術師・・・。
あの時は、自己紹介はしていない

ということは・・・。
透明「何の用でしょう
私は、昨年末以来

最臥さんとは会っていないはずですから、
わざわざ、私の式神を操って、ここに呼んだ
ということでしょ
」
ということでしょ

揚羽「
」

透明「ここまでするということは、それなりの
理由があるということですよね
」
理由があるということですよね

最臥「いや~っ
しかし、透明くんは、素晴らしい
式神をお持ちですなぁ~

式神をお持ちですなぁ~

それだけに、勿体ない
」

透明「・・・・。」
揚羽「ど、どういうことですか
」

最臥「喋るな
」

揚羽「ビクッ
」

最臥「いや~っ
失礼


式神というのは、本来、自意識など持っては
ならない存在です
ならない存在です

ましてや、主人に意見するなど
ギロリッ
」


揚羽「ヒッ・・・・。」
透明「あの~っ
悪いんですけど、人の式神に対して
どうこう言うのやめてもらえませんか

どうこう言うのやめてもらえませんか

それと、勝手に術を施行するのも・・・。」
最臥「おっと、すみませんでした

それもそうですね
大変申し訳ない


つい、自分の常識にとらわれてしまって

術者が、式神を野放しにしていること自体、
危険を伴いますし、そんな術者を見たことが
危険を伴いますし、そんな術者を見たことが
なかったものですから
お許しを・・・。」

確かに、術者が式神を道具としてしか見ていないのは、
知っている・・・それでも・・・。
最臥「まあ、これほど強力な式神を野放しにしていると
いうことは、どんな状況でも制御できる自信がある
ということでしょうから、透明くんの実力が
うかがえる
」
うかがえる

透明「すみません、最臥さん

話がそれてしまっています・・・
ご用件を教えていただけませんか
」

最臥「これは、大変失礼しました

この度、わざわざ御足労願ったのはですね
」

次回、呪術師・最臥さんの要件が ・・・。
続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

