


大気中の気が一点に集まってゆくようだ

通常、式神は隔離された次元に存在し、
私たちの次元と別の次元を行き来することが
できる・・・。
私たちの次元と別の次元を行き来することが
できる・・・。
最臥が呼び出した式神は、次元を渡る際、
この次元に存在する為に必要な気質を
多量に集めなければならないということ

それはつまり、その式神がとてつもなく強力な
能力を保有していることにつながる・・・。
能力を保有していることにつながる・・・。
透明「揚羽・・・逃げるぞ
」

揚羽「ご主人・・・撃退しないのですか
」

透明「いや
これだけ気質を集めなければ

この次元に存在できないということは、
下手をすると、お前の能力を上回る
可能性がある・・・。
可能性がある・・・。
そうなれば、私よりもお前たちの方が
危険だ
」
危険だ

揚羽「ご主人・・・
」

六羽「む~ぅ・・・
」

透明「式神は、人間だけでなく自らを高めるために
式神を襲い喰らう・・・お前たちが、真っ先に
式神を襲い喰らう・・・お前たちが、真っ先に
狙われることは必至だ
」

私は、タイミングを見計らいながら、最臥との距離を
ひらいてゆく・・・。
揚羽「
」

透明「揚羽
」

揚羽「ご、ご主人
あの術者・・・ご主人と同じ
」



透明「
」

揚羽「め、目が・・・目の色が
」

透明「
」

私は最臥を見返す・・・。
最臥の目は、先ほどとは違い不気味に赤い光を
放ちながら、冷酷な笑みを浮かべている
放ちながら、冷酷な笑みを浮かべている

透明「・・・・そうか・・・超えし者か・・・。」
揚羽「超えし者
」

透明「あれは、自分の持っている観似手を完全に
制御し、その能力を超えた者が起こす
現象みたいなもの
制御し、その能力を超えた者が起こす
現象みたいなもの

だから、奴は私の能力とは違う観似手を
持ち、さらに超えているということなんだ

でも・・・。」
揚羽「
」

透明「観似手を超えて能力を引き出すというのは、
代償として、寿命を削るということになる
代償として、寿命を削るということになる

奴は、それだけ大きな力を使わなければ、
使役できない式神を呼び出しているということだ
」

揚羽「・・・ちょ、ちょっと、ヤバそうですね
」

透明「ああ
大ヤバだよ
逃げるぞ
」



揚羽「YES
BOOS
」


私たちは、神社の門前に走り出す



透明「
」

とっさに、何かに気づく・・・

透明「揚羽
ストッピ
」


咄嗟すぎて、ストッピとか言っちゃったよ

揚羽「ご主人なんですか
ストッピって
」


透明「あ、いや
そこじゃなくて


って、そんなことはどうでもいいよ

やられた
神社の出口は、あそこだけ


よ~く、視てごらん・・・。」
揚羽「
」

透明「まあ、当たり前だよな

自分の有利が確定しているのに、
相手を逃がすようなことはしないか・・・
」

揚羽「結界ですよね
でも、これって
」


透明「・・・本当に頭にくる・・・。
私の事をよく知っているということか
」

目の前に張られている結界
それは・・・ 。

続く ・・・。







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