


しばらく、時間が止まっていた・・・

師匠を知る人物、師匠との約束、確かに私が
感じた師匠と似た雰囲気・・・でも・・・。
透明「すみません
今の私たちには、個々に

生活があります
・・・それに・・・。」

最臥「生きにくくは無いかい
」

透明「えっ
」

最臥「君たちのような、特殊な能力を持って
生きてゆくのは、さぞ苦しかっただろう

人の気持ちが視え、理不尽な世界を沢山視て
きたのでは無いかい

君たちの心の中にある、孤独と退屈は、私も
分かるつもりだよ

今、私は君の師匠のように、そういった能力を
生まれながらに持ってしまった子供たちを集めて
面倒をみている

同じ境遇、同じ苦しみを持った者でなければ
わからない世界がある・・・君たちの孤独と退屈は、
わからない世界がある・・・君たちの孤独と退屈は、
私たちでなければ、埋めることはできない

それに、君たちのような子供たちを、育てる側に
なってみないか
なってみないか

君たちの師匠がそうしたように
」

透明「
」

師匠のように・・・一瞬、心が揺らぐ・・・。
透明「・・・・・ひとつ、聞かせてくれませんか
」

最臥「何だい
」

透明「最臥さんは、香港でどんな仕事をしていたのですか

香港は、呪術師の多い国・・・そこで、どんな生活をし、
どんな仕事をしてきたのか

・・・・・教えてくれませんか
」

最臥「私は、君たちと同じような仕事をしているが

君たちもクライアントから頼まれた仕事を
こなして生計をたてているんだろ
」
こなして生計をたてているんだろ

透明「それは、わかっているつもりです・・・。」
最臥「なるほど
仕事の内容だね
」


透明「はい
」

最臥「君の危惧していることは、わかるよ

しかし、この能力を持つものとして、呪術師として
綺麗な仕事ばかりしていては、生きてはゆけない

時には、自分の手を黒く染めなければならないこともある

だが、安心してくれ

君たちにそのような仕事をしてもらう気はない

君たちの師匠も、そうしてきたはずだよ
」

透明「
・・・・・・・・・違う ・・・・。」

最臥「んっ
」

透明「違う
・・・師匠は、あなたとは違う 
」



続く ・・・。







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