千世の大神 (ちせのおおかみ) ・26
徐々に荒神との距離が近づく・・・。
私は、神の前に膝をつき平伏する
透明「私は、透明と申します・・・」
荒神「・・・そなた・・・
我を消してはくれぬか 」
我を消してはくれぬか 」
やはり・・・
千世「何を言っておるそなたが消滅する
必要は無かろう 」
必要は無かろう 」
荒神「名無きの神よ・・・わらわは疲れたのじゃ 」
千世「お主は、2つ間違っておる
ひとつは、お主は神であり、使命がある身
おいそれと消えることはならん
そして、もうひとつは、儂はもう名無き神
では無い
儂にも名ができたのじゃ
千世の大神これが儂の神名じゃ 」
おいそれと消えることはならん
そして、もうひとつは、儂はもう名無き神
では無い
儂にも名ができたのじゃ
千世の大神これが儂の神名じゃ 」
荒神「・・・・よかった・・・ 」
千世「」
荒神「わらわは、長年お主を見てきたが・・・。
そうか、信奉者ができたか・・・めでたい
めでたいのぉ・・・ 」
そうか、信奉者ができたか・・・めでたい
めでたいのぉ・・・ 」
千世「お主は、神としては優しすぎるのじゃ
穢れ落ちなど・・・ 。」
穢れ落ちなど・・・ 。」
神話の世界を視ているような感覚・・・。
神同士の話が心に響いてくる
透明「荒神様・・・お聞かせ願えませんでしょうか
何故、ご自身を・・・」
荒神「・・・人間・・・透明と申したな 」
透明「はい」
荒神「人間の寿命は短い・・・故に救いがある・・・
それはわかっておる・・・。
しかし、我ら神はその役目を終えねば、
輪廻を廻ることは無い・・・。
わらわは、疲れてしもうた・・・幾百年・・・
お主ら人間と縁(えにし)を結びては消え、結びては
また消え、その儚き灯火を何度みてきたことか・・・
不条理な死も安寧な死も、わらわの手が届くことは
なかった・・・。
その上、今、下界では日に日に人間が穢れてゆく・・・。
我ら神とは・・・一体・・・なんなのか
わらわは、人間世界を見守る役目・・・この穢れ始めた
救いの無い世を救う手立てを持ち合わせておらん・・・。
そして、また同じ・・・繰り返す・・・ 。」
それはわかっておる・・・。
しかし、我ら神はその役目を終えねば、
輪廻を廻ることは無い・・・。
わらわは、疲れてしもうた・・・幾百年・・・
お主ら人間と縁(えにし)を結びては消え、結びては
また消え、その儚き灯火を何度みてきたことか・・・
不条理な死も安寧な死も、わらわの手が届くことは
なかった・・・。
その上、今、下界では日に日に人間が穢れてゆく・・・。
我ら神とは・・・一体・・・なんなのか
わらわは、人間世界を見守る役目・・・この穢れ始めた
救いの無い世を救う手立てを持ち合わせておらん・・・。
そして、また同じ・・・繰り返す・・・ 。」
千世「はぁ~・・・儂にはよう分からん
それが、輪廻を廻るということであろう
お主は、一人で背負い込みすぎなのじゃ
神といえど、一人では全てを救うことはできん
お主はお主のできることを全うすればよいのじゃ 」
それが、輪廻を廻るということであろう
お主は、一人で背負い込みすぎなのじゃ
神といえど、一人では全てを救うことはできん
お主はお主のできることを全うすればよいのじゃ 」
荒神「千世よ・・・ 。」
千世「何じゃ 」
荒神「お主は、それで良いのか 」
千世「」
荒神「お主に神名を与え、奉じてくれる愛おしい者が
その手をすり抜けて消えてゆく・・・ 。」
その手をすり抜けて消えてゆく・・・ 。」
千世「」
荒神「その虚空たる想いを、幾年と続けることに
何ら、迷いはないか 」
何ら、迷いはないか 」
千世「・・・・」
透明「大丈夫です 」
荒神「」
千世「透明 」
次回、刃引きを始めます
続く ・・・。
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