判断の基準 ・3
透明「伊奈さん何かあったの
ちょっと、元気ないみたいだけど」
伊奈「透明ちゃんには、隠せないねぇ~
実はね交際を申し込まれてるのよ・・・。」
な、なに~~~~っ
透明「こ、交際って・・・お付き合いということ
ですよねぇ」
伊奈「そうなのよ・・・こんな年になってねぇ~」
透明「(くすくす最初は驚いたけど、女性はいくつになっても
乙女なんだなぁ~なんか、可愛いかも)
乙女なんだなぁ~なんか、可愛いかも)
伊奈さんは、その人のこと、どう思ってるの」
伊奈「わ、私は・・・10年も前にお父さんを無くして・・・」
透明「寂しかったよね」
伊奈「ええ・・・でも、今更・・・。」
透明「その反応だと、伊奈さんもまんざらじゃぁ~無いみたいだね」
伊奈「・・・・コク ・・・。」
透明「素敵なことじゃない
何歳になっても人は心から繋がりたいものだよ
もし、伊奈さんが良いなら、受けてみれば」
んっさっきから、視線を感じるけど・・・。
遠くから、チラチラと鉄二さんがこちらを気にしている
透明「(ははぁ~ん鉄二やるじゃぁないか)」
私は、小声で伊奈さんに語りかける・・・。
透明「伊奈さん鉄二さんは、ぶっきらぼうだけど、情に厚い
いい人だよ」
伊奈「」
伊奈さん、顔真っ赤
伊奈「何で分かったんだい」
透明「くすっ私は何でも分かるんですよ~」
伊奈「あははっ透明ちゃん、怖いねぇ~
でも、いつも元気をくれる
私が若ければ、誰に言われても透明ちゃんを
選ぶんだけどねぇ~」
選ぶんだけどねぇ~」
透明「それは、光栄だよ
でも、今は鉄二さんに殺されそうだから、
遠慮しておくね」
伊奈「はははっ確かに、ヤキモチ焼きだからねぇ
透明ちゃん、ありがとうね
ちゃんと、考えてみるよ
はいこれ」
透明「ありがとう美味しそうなミカンだね
後で、いただくよ」
そう言うと、鉄二さんを横目に部屋へ帰って行く伊奈さん
慌てて、それを追いかける鉄二さんが、とても可愛い
透明「さて、お次は・・・。」
沖田「おい透明 」
透明「・・・どうしたの沖田さん」
沖田「どうしたじゃぁねぇ~
さっき、い、伊奈さんを口説いてたろ~」
透明「はぁい~」
沖田「お、お前伊奈さんのこと、どう思ってるんだ」
うわ~っ伊奈さんモテモテじゃぁん
さて、鉄二さんのこともあるし・・・なんて答えようか
続く ・・・。
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