判断の基準・鑑定１１６ー２

判断の基準 ・２ 

透明「みなさ～んちゃんと、並んでくださ～い」

園長「出久さん次はあなたでしょ

　　　こっちこっち」

この方は、福祉施設の園長

端良木　豊喜(はしらぎ　とよき)さん

園長「透明さんすみません

　　　透明さんが来ると、皆さんハシャイじゃって

　　　しかし、すっかり利用者さんのアイドルに

　　　なっちゃいましたね～」

透明「あははっ光栄ですよ

　　　でも、今日は多いですねぇ～」

園長「そうなんですよ最近、園に入って来た方も

　　　多くなって、今では満杯状態ですからねぇ～

　　　こちらも、人手が足りなくて」

透明「大変ですね」

出久「お待たせしちゃったねぇ～化粧に時間

　　　かかっちゃって透明ちゃん

　　　今日はね」

お年寄りの方々は、元気イッパイ

それでも、沢山の悩みを持っていて、

深いものから、世間話まで、多種多様な質問を

 聞いてきてくれる・・・。

中には、私自身も本当に勉強になる知識や考えを

くださる方もいらっしゃるので、私も楽しみながら

鑑定をしていた

午前の鑑定時間が終わり、何だかんだで、お昼時間

透明「ふ～っ」

園長「お疲れ様でした」

透明「いえいえ楽しかったです」

園長「しかし、透明さんもお忙しいのに、

　　　いつも気にかけてくださって、本当にありがとう

　　　ございます」

透明「いえ私も勉強になりますし、

　　　引退した方々とはいえ、人間ですから悩みは

 　　　つきものですしね

　　　ご家族に言えないこともあるでしょう

　　　私も、私達の世代を支え守って来てくださった方々へ

　　　些細な、恩返しができると思えば、なんてこと

　　　ないですよ」

園長「しかし、今は私達の世代が先代の方々を支えている

　　　のも事実です

　　　そう考えると、なんだか不思議なものですね

　　　少子高齢化で、私達への負担も大きくなる一方ですし・・・」

透明「あれあれ豊喜さんも結構、溜まってますね

　　　どですか今日終わったら一杯」

園長「いいですねぇ～

　　　それを楽しみに、この後も頑張りますか」

透明「はい」

鉄二「お～い兄ちゃん先生よ～

 　　　こっち来て、一緒に飯喰おうや～ 」

透明「は～いそれじゃぁ、後ほど」

園長「が、頑張ってください」

そんなこんなで、お昼もそこそこに、質問攻めに合い、

午後の鑑定時間へ・・・

透明「さてと・・・次は、伊奈さんかな」

伊奈「悪いねぇ～いつも、タダで占ってもらって・・・。」

透明「良いんですよこれも勉強ですから

　　　さて、今日はどうしますか」

伊奈「そ、それがねぇ・・・」

透明「」

いつもは、元気な伊奈さんが暗いけど、何かあったのか

次回、波乱の幕開けです 

　　　　　　　　　　　続く ・・・。

　　　

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