

私が呆気にとられていると、円さんの
蹴りが背中に刺さる

透明「あだ~~~っ

円「くくくっ


覚悟なさ~い

透明「ちょ、ちょっと待て


それどころじゃない

円「はぁ


透明「能力が

円「何よ~

そうはいかないわよ~

透明「違う



円「はぁ



ちょ、ちょっと待って


円も周囲の気を探ろうと能力を行使したようだ。
透明「・・・・・。」
円「・・・・・。」
どれも、効かない

発動しないと言ったほうが正しいのか

円「ま、まずくない


と、取り敢えず、一旦出ましょ

と振り向く円の目の前には、
背の高い竹林がそびえ立っている

円「う、嘘でしょ

鳥居があったはずなのに・・・。」
透明「う~む

円「う~む


どうしてくれるのよ~~

やっぱりあんたが先に入って
調べるべきだったのよ~


無茶苦茶言うな~

円「ちょ、ちょっと

黙ってないで何か言いなさいよ~


あんたも能力が使えないだったら、
ただのお荷物じゃないの~~~~~


はぁ~

確かに、私の場合、能力がなければ
片目がほぼ機能しない・・・。
ここに入ったとたん視野が欠け始めたのを考えると
気づくべきだったのかもしれないけど

透明「言い過ぎだ~~~~~

円「ビクッ

ちょっとビビらせるくらいで良いだろう

透明「ちょっとは、落ち着け

円「お、落ち着いてるわよ~~~


どの口が言っているのでしょうか

はぁ~

実は私は、鳥居の位置をまだ把握していた

円からは見えないが、竹林は互い違いに生えていて
ある一定の角度からしか鳥居が確認できない
ようになっている

つまり私の位置からは、まだ鳥居を確認
できているのだが・・・黙っとこ

円の場合、鳥居の位置がわかった途端に
逃げ出すことが明白

どちらにせよ、能力の制限がある空間というのは
変わらないわけだから、とにかく目視で
子ども達を探さなければならない

つまり、目は多いほうが良いということだ

しかし、この空間は一体

続く・・・。







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