箱庭・12
透明&円「はぁはぁはぁはぁ」
先程の鬼が、もの凄い勢いで
石燈籠の林を抜けてきていた
私と円は、逃げ切れないと判断し、
隠れることに・・・。
透明「(円・・・もし、見つかったら、私が
あいつの相手をするから、お前はすぐに
子ども達を探して逃げてくれ・・・。)」
円「(了解生贄作戦ね)」
い、いや、そこは・・・。
「あんたを置いて1人で行けるわけない」
とか言うところじゃない
透明&円「はぁはぁはぁはぁ」
先程の鬼が、もの凄い勢いで
石燈籠の林を抜けてきていた
私と円は、逃げ切れないと判断し、
隠れることに・・・。
透明「(円・・・もし、見つかったら、私が
あいつの相手をするから、お前はすぐに
子ども達を探して逃げてくれ・・・。)」
円「(了解生贄作戦ね)」
い、いや、そこは・・・。
「あんたを置いて1人で行けるわけない」
とか言うところじゃない
まあ、百歩譲って合理的と考えたとしてもだ
こいつ生贄って言っちゃったよ
透明「(と、とにかく、任せたぞ・・・)」
相手は徐々に私達が隠れている場所に近づいてくる
その距離、7メートル・・・。
心臓の音がイヤに木霊して聞こえている
残り3メートル・・・目視しようとすれば
ハッキリととらえられる距離だ
透明&円「・・・・・・。」
息を止め、気配をできるだけ消す・・・。
相手との距離・・・0メートル
透明「・・・・・。」
円「・・・・・。」
・・・・・・・・・・・・・相手との距離
・・・12メートル・・・20メートル・・・。
透明「・・・・。」
円「・・・・。」
透明&円「ぷはぁ~~~~~っ」
円「ビビった~~~」
透明「流石に気づかれると思ったけど」
円「自分の頭上までは考えが及ばなかったみたいね」
私達が隠れた場所
それは、生い茂った大きな木の上・・・。
幼い頃から修行で登らされていたため、
木登りはお手の物だ
透明「しかし・・・見たか」
円「う、うんあれは幽鬼(ゆうき)ね」
幽鬼は幽霊や亡霊が集まり、一つの個を作り出した
いわゆる化け物だ!
その中でもあれほど高密度の幽鬼は見たことがない
特にこの幽鬼は肉眼でもハッキリと見えるほど
濃度の高い霊気を持っている・・・。
円「式神に近いけど、媒体無しでアレは
ちょっと反則じゃない」
透明「ああ・・・下手をすると、今まで相手を
してきた中で最強かもしれん・・・。」
円「ちなみに、能力が使えるようになったとして、
アイツに勝てる」
透明「う~ん・・・勝てると言いたいけど、
正直、無理かも・・・」
円「ま、マジで」
透明「あれは、そういった類いのものじゃない
下手をすれば、神獣や神の眷属に近いもの
そんな存在と、闘おうとは思わんよ」
円「う~ん・・・・勝てれば神に近しい力って
証明できるのかぁ~」
透明「おいおいアホなこと考えるなよ」
円「わかってるわよ
まあ、そんなら取る行動は一つね」
透明「見つからないように子ども達を探して、箱庭から脱出
御山が手を出せないでいたわけだよ」
続く・・・。
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