

透明「はぁはぁはぁはぁ



確かこっちに来たはずなんだけど・・・。」
先程の男性が走っていった方向に走り続けてはいたのだが
一向に追いつく気配がない

透明「はぁはぁ


足速くないか


・・・ここまでは一本道だったから
もう追いついても良いはずなのに

しかしここからは曲がり角がいくつもあるし
・・・ここを曲がったのか

それとも、もっと先まで行ったのか

う~ん

諦めかけていたその時

「うわ~~~~っ

透明「

前方斜め右の方向から叫び声が聞こえた

透明「やっぱり、こっちに曲がったんだ

私は急いで、叫び声の方向に繋がる道を
探しながら走った



時々、自分でも嫌になるのだが・・・。
何故か条件反射で身体が先に動くのは
何故なんだろう


どう考えても厄介事に首をツッコミに行こうと
しているのに、何故かそれが当たり前のように
捉えている自分がいる

格好つけているわけでもなければ、損得も
頭にある訳でもなく・・・どちらかと言うと
損をしに行っている気もする

こればかりは性分というヤツと諦めてはいるが
師匠から教わった全てが、私の性分に合わせた
学びだったのだと最近は理解するようになった。
透明「ああ~


自分が恨めしい~~~~

変な冷静さはいらん

とにかく、走れ~~~~~~っ


1つ目の角を曲がり、次の角を左に曲がった先に
何かがいるのが見えた

透明「ちょっと、待った~~~~~っ

遠目から見えるのは、先程の男性らしき影に
何かが近づいている様子

しかし、私がその場所につく前に
2つの影が重なったように感じた

透明「う、嘘・・・だろ・・・

男性「むう~~~っ


私がその場に到着した時

目の前には信じられない光景が広がっていた

続く・・・。










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