

ミミ「グガァ~~~ッ

コウ「キキーーーーッ

二体の御霊喰らいが一つの獲物目掛けて
襲ってくる

「グシャッ

鈍い音がこだまする

ミミ「グギ~~ッ

コウ「キ、キ~ッ

何故か


透明「おい


餌役はここまで・・・
今度はお前たちが餌役だ

喰らってやるから、覚悟しろよ

不敵に笑う透明の両手が淡く光っている

その手はミミズの開いた口の一部を握りつぶし

猿顔の首を締め上げている

透明「はぁ~


許可も降りたし、もう好きにはさせねぇ

この力を使うと、少し凶暴になるが
まあ、人を喰おうとしたんだ

因果応報だと思って諦めな

ミミ「ギーーーーッ

ミミズの御霊喰らいが、距離を取る

しかし、3つに分かれていた口の一部は
閉じなくなっている・・・。
コウモリの御霊喰らいは、未だ透明の握力から
抜け出せないでバタバタと暴れている


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
二体の御霊喰らいが戦うの止め、
餌の取り合いに入る少し前

透明「(え~っと、これって・・・もしかして
最悪のケースだったりする





透明「

頭の中で、優しい言葉がこだまする

透明「ニヤリッ

すぐさま、印を組み立てる透明


透明「(我に宿りしは、御仏の御光なり

右手にオン


両足に



次々に戦闘に合わせた体躯を構築する

透明「(御仏の名を冠し、我、魔を滅す鉾とならん

呪禁仏装・術技の正式名称はここでは書けないが、
仏の名を関する真言と言霊を全身に纏い
己を一つの呪法とするこの方法は
召喚術が不得意な男性陣が血の滲む努力をして
会得したもの
・・・御仏の加護の元、
力を振るうこの術技は、異界の存在とて、
相手を滅する上で許可をいただくことが
最低限の約束事でもある
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
透明「さて
どちらからがお望みかな
」
反撃の狼煙が今上がる
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください

https://guardian-jewelry.com/
召喚術が不得意な男性陣が血の滲む努力をして
会得したもの

力を振るうこの術技は、異界の存在とて、
相手を滅する上で許可をいただくことが
最低限の約束事でもある

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
透明「さて


反撃の狼煙が今上がる

続く・・・。







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