

透明「さて、ミミちゃんはヒヨってるみたい
だから、活きの良いコウちゃんから
元の世界に送ってやるか

御霊喰らいは異界の化け物・・・。
こちらの世界で活動するために霊機体となり
姿を維持していると考えれば、この霊機体を
破壊すれば、御霊喰らいの核自体は
異界に帰ると考えられる・・・。
正直、こんな危ない存在は、この世界で
滅する方がこの世的には都合が良いのだが、
異界で本体を滅しなければ、いつの日かまた
御霊喰らいとしてこちらに戻ってくるだろう

透明「まあ、当面の時間稼ぎにはなるか

コウ「キキーッ


透明「そう急かすなよ

(仏装変換・・・左手にオン


オン・バザラダ・ド・バン

左手から始まり体内を通り右手に集約する力は
人が発するそれとは全くの別ものとなる

幽機体と言えど、呪言は音の振動

擦り抜けることかなわず・・・。
透明の右手に仏を表す文字が浮かび上がり、
集まった光り輝く仏光を御霊喰らいの頭に
叩き込む


「グバッ

あまり文章で詳しく書くと、お食事中の方には
よろしくなさそうなので割愛・・・。
左手に掴まれたコウちゃんが、黒い煙のように
霧散してゆく・・・。
透明「さて



コウちゃんを滅する直前に、ミミちゃんが
動いたのは何となく感じていたのだが、やはり
コウちゃんを犠牲に逃げ出していたようだ・・・。
透明「まったく


(左足にオン


オン・イダテイタ・モコテイタ・ソワカ

透明の身体が弾けるように動き出す

「ザザ~ッ

ミミ「グガッ

透明「あれあれ


仏の力


透明「お前からは、返してもらわなければ
ならないもんがあるだろ

逃さんよ

次回、思いもよらない事態が・・・。
続く・・・。







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