縮む世界
・２貴殿は暇か
暇なのか
寝ぼけ眼の怜さんに言いたいことが
山ほどあるのだが、こいつに言っても
意味が無いことを知っている私は
言葉をグッと飲み込んで様子を伺う
透明「・・・・・・。」
怜「・・・・・あっ
」透明「
」「トトトトトッ
」何故か
鑑定室の前まで行き、私の方に振り返りながらしゃがみこみつつ
右手を伸ばす・・・。
透明「
」怜「る～るるるるるる
る～るるるるるるるるる～っ
」透明「・・・・・・・・・・・・・。
私はキタキツネか～～～～っ
」(by・北の国から)
怜「おお～っ
パチパチパチパチ
」透明「いや～よくわかったね
とかじゃないから～～～
」怜「・・・・・・・・・・
・・・・・る～るるるるる～
」透明「いや
まだや」ヘンテコなやり取りの最中
フッと私の右側から何かの気配が
怜「る～るるるるるっ
」怜の変な呼びかけに、何かが呼応して近づいて行く。
透明「(えっ
な、なにき、狐いや、それよりはもっと小さいけど、
何だ
この霊圧は)」怜の元にひょこひょこと近づいてゆく
その生き物
は、見た目にはネズミほどの大きさで形はキツネに近い容姿をしている
透明「れ、怜さん
それって・・・。」怜「んっ
私の式神」透明「(なんで疑問詞
)えっ
お前、式神の使役なんてできたの」怜「できないけど
」透明「えっ
じゃぁ、なにどういうこと」怜「この前、透明が円に預けてたヤツと
昴のゴーレムを合わせてみたらこうなった
」透明「えっ
はいえっと・・・・。」頭の中が混乱中・・・。
そもそもゴーレムは術式構築の過程で
命令意外は受け付けない機械のようなもの。
確かに、前に円に預けた鉱物のようなものは
怜にやると約束したけど・・・・。
それとゴーレムを合わせる事自体も
意味がわからんけど・・・
合わせたらこうなったって
透明「そ、それって、オートマタみたいなもの
ということ
」怜「知らない・・・。」
透明「いや、知らないって・・・。」
怜「調べて
」透明「えっ
もしかして調べてほしくて待ってたの
」怜「うん
」こんな現象ありえるのか
続く・・・。
昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 
https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
