じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

? はれ予報11月号
10/28 Numero TOKYO12月号(扶桑社)
11/1 CINEMA SQUARE vol.150(日之出出版)
   朝日新聞夕刊
   朝日生命生活情報誌「SANSAN」
11/7 映画「アングリースクワッド」完成披露上映会
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

【2025年】
2月 WOWOW ドラマW「ゴールドサンセット」放送

メタルマクベス東京公演 3回目 その2

2006-06-01 02:38:10 | 観劇記
2幕目冒頭、本日の冠クン、吉川晃司「モニカ」&田原俊彦……すみません 曲名忘れちゃった……で、バク転しようとして、できなくてスローなバク転 イナバウアー状態から逆立ち状態になって一回転 それを何度もしようとしたんですけど、ランディ、じゃなくて、エクスプローラー@じゅんさんに止められてました。内野さん、苦笑い

2幕目、今日は本当に本当に辛かったです。エクスプローラーが↑のシーンで「最近、王の笑う姿を見ていない。国王の屈託のない笑顔が平和の象徴だ」って……ランディ一人、どんどん狂っていく姿に思いを馳せてしまいました ランディだって、ちょっとしたボタンの掛け違えがなければこんな風にならなかったのに でも、同時に人間の小ささ&愛おしさも感じるんですよね。自分の中にある望み(欲望、野望でもあるんですけど)を実現させるために、大きな存在になりたいために、悪に手を染める気持ちが分からないでもない。もちろん、犯罪を認めているわけではないので、そこのところは誤解無きよう 1幕でランディ夫人が「あなた(=ランディ)は自分の手を汚さないで手に入れようとする。でも、それではダメなの。邪気が必要なの」みたいなことを言ってますけど、ホント、そう思いますわ。きれい事では生きていけない部分……「人は皆生きるためにもがいて罪を背負う」……何となく通じるものがありません じいは善悪の狭間で揺れ動くランディがいとおしくて仕方ない。人間が切なくてたまらない。心は鎖でグルグル巻き~~

80年代の方で、落ちぶれたマクベス内野&ローズが出てくる場面、2幕目でここだけはアホな妄想を抱いてしまいました。メタルマクベスのファンだった子たちに「俺のどこが気に入らなかった?」って切々と訴えるうーちゃん、かわゆい~~~ じい、「大丈夫だよぉぉ~~」って抱きしめてあげたくなっちゃったもん だって、目の前で捨て犬のような表情されちゃったら……ねぇ

過去と未来が次第に一つの世界になっていって、「マクベス内野」と「ランダムスター」が交錯していく場面、圧巻でした。バンクォー橋本の亡霊に怯える内野さんの表情、倒れこむ姿……演技じゃない 目の前にいるのはマクベス内野そのものであり、ランダムスター本人なんですよ。レスポール王を殺し、妄想から来る疑念で仲間やその家族を次々と手をかけていく残虐さ。でも、その裏にある弱さ、脆さを感じて、あまりに哀れで心が重くなってきてましたわ。

そうそう、亡霊さん、以前は腸で蝶結びでしたけど、今日は腸で縄跳びしてました(笑)

話を戻しま~す。

じいの心にとどめをさしたのは、やっぱりランディ夫人の「小さい方にしとけば良かった」発言~「私の失意」でしたね 血のついた手の妄想で狂っている夫人を抱きしめるランディのしぐさが切ないんですよ。優しくて優しくて……どうしてあんな抱きしめ方ができるのよぉぉ~~何故あんなに辛くて大きくて優しくて温かい……って、意味不明ですよね。スミマセン ま、こんな何ともいえないしぐさなんですよ。こういうところ、内野さんの罪なところなんですよね~~ウルウル 来ない方がオカシイ、とまでは言いませんけど、アレ、泣きツボだわ

松さん、さらに進化&深化してましたよ~~「小さい方に…」って言うところ、今日は泣きが入って更に哀しさ倍増 涙声であんな風に必死に訴えられたらたまりませんよ ランディ夫人だって女としての可愛らしさみたいなモノはある、相手を思う気持ちがあって、でも、その愛情が強すぎた……辛いですわ。人間の“裸な感情”を見せられたようで……程度の差こそあっても、誰しも持っている気持ちじゃないのかな~って。

「私の失意」のシーン……内野さん、前回は泣きながら歌っていらしたみたいで、門番に話しかけられた時は鼻の方を拭っていらっしゃったようで 今日はそのしぐさはありませんでした。涙を流すだけが哀しみを表現する手段じゃないんですよ。逆に、哀しみが深ければ深いほど涙は出てこないといってもいいと思うわけで……今日の「私の失意」、言葉の一つ一つに重みがあって、やっぱり心に突き刺さってきて……文章力のないじいなので、これ以上の適語が見つからないので書けないですぅぅ とにかく凄いんです。心が痛いんです。辛いんです。はぁ~~~

カテコ、最初の方で内野さんと松さんが二人で挨拶して舞台の上手&下手に一旦退かれるんですけど、ここではまだちょいとマクベスがご自身の中に入っていらっしゃったような……後で、キャストの皆さんが舞台上に揃って主役を迎えるシーンでは、いつもの笑顔が素敵な内野さんに戻っていらっしゃるんですけどね。近くで見て思った感想をちょいと

終演後、「その1」で書いたように、何だかわからないけど涙が止まらなくて……生きてるって楽しいことなんだけど、切なくて辛いこともいっぱいあって、でもそれが人間の愛しい部分でもあって、でもやっぱり辛くて……重いわ、やっぱり。メタルと言えど、「マクベス」なんですよ シェイクスピア四大悲劇なんですよ 中でも一番の悲劇と言われてる演目なんですよ で、これまた悲劇を演じられると罪すぎる役者の内野さん。。。ズッシリくるわ、そりゃ あ~~あ、こんな状態で残りの観劇、耐えられるのかしら 何気に本気で心配してます
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メタルマクベス東京公演 3回目 その1

2006-06-01 01:46:09 | 観劇記
怒涛の観劇週間1日目。実は今日のお席、メタマク公演中、最初で最後の前列席でして……3列目センターブロック で観てきました 全ては“流サマ”のおかげでございます。こんなこと、初めてですよ~~これまでさんざん……おっと、以下省略

3列目って役者さんたちの視線がもろに飛んでくるんですよ。ちなみに、今までの観劇の中で内野さんはじいに対して前科4犯、そのうち1犯は重罪(と、勝手に思っている)……今日ももちろん例外ではなく。。。その話は追々するとして

今日の観劇記、長くなりそうなので分けました。1幕目は想定内 久々に思いっきり萌え~ な“歪んだ”観劇でした。が……2幕目は心がズッド~ン 重かったです。終演後、マジにやばかったんですよ。生きているのが嫌になるくらいに 劇場~渋谷駅までの間、何故か泣けて泣けて仕方なかった 道々、とにかく落ち着こうと思って「最後は悲劇と限らない芝居だから~♪」なんてベガーズの歌を歌ってましたわ。

ではでは、まずは明るく第1幕~~

三人の魔女たちが出てくるところからじいの心はランディ一直線 お気に入りの「きれいは汚い~」のシーン、舞台中央からランディに扮した内野さんが登場して、じいの胸はドッキドキで…… 萌え~な表情にセクシーかつワイルドな声、はだけた胸元に飛び散る汗(爆)しかもしかも、あ~~んなに素敵な殺陣を目の前で見せられたら……鼻血モノですよ、アレは じい、卒倒寸前……っていうか、頭の中は真っ白~~~きゃはぁぁ~~どうにでも好きにして(by林サン)~~~って……オホホ~~お見苦しいところを 失礼しました

ただ、歌の方はちょいと心配 無理して自分を奮い立たせてるような気負いを感じてしまいました。正直、他のキャストの方よりは歌的にどうよ ってのはあると思うんですよね。やっぱり、上條さんは抜群の音程だし、冠クンは堂に入ったシャウトっぷりだし、松さんもそれなりにお上手だし、じゅんさんも未来クンも良いし……でも、内野さんって歌詞の世界や雰囲気を作り出すのは抜群に上手いし、歌に込められたメッセージが心にちゃんと届く歌い方をされるんですよね。で、今日、それを感じた最初が「自問・シャウト・自答」

魔女の予言に疑いを持ちながら、欲望のおもむくままにどんどん嵌っていって「王冠を手にする野望」を歌う。でも迷いもあって弱気になる……そんな心の揺れがスッと心に流れてきて、じいはただただ「すごぉぉ~~い」って感じで身動きできず。ランディの持つ「悪」と「弱」の部分をちゃんと表現されているなんて……しかもしかも ここで何度罪な視線がじいの方に飛んできたことか 一瞬、思い出しちゃったもん。ベガーズの時に独り占めしたアノ視線を……罪すぎるぅぅ~~~

そうそう、忘れないうちに

本日のヤマハさん登場:「こどもの城に入れてもらえませんでした。誘拐犯と思われた」
エクスプローラー:「お前とオレはホモミュージカル仲間だ」→噂には聞いてましたけど、ランディとのキスはなくなってました。今日は目の前で見られるって腐女子なじいは興奮しながら期待してたんですけど(笑)

ランディ夫妻のバカップルぶり、前回感じたランディ夫人の“ヒステリックさ”は軽減されてて、もとの可愛らしい感じに戻ってたような……でも、レスポール殺しの話になると雰囲気が変わるところ、松さんって凄い役者さんだなぁ~って(今更ですけど)めちゃめちゃカッコイイ悪女っぷりで、じいは惚れ惚れ~~ ま、その分、2幕目が辛いんですけどね

レスポール王暗殺の犯人探しのシーン、やっぱりグレコとランディの間に感じるピリピリ感が良いんですよね 今日は3列目だったので二人の表情が同時に見れたので更に良くって……ここでの内野さんの表情、凄いんですよ。後悔、恐れ、疑念、そして邪悪さ…そんな雰囲気がぜ~~んぶ詰まった複雑な表情。しかも、グレコと視線がかみ合っていないのがすっごくよく分かる ランディの収拾つかない気持ちが観ている側にまで伝染してくるようで、じいの心までグチャグチャになってしまいました ふぅ、とんでもない役者さんを好きになったものだ

そうそう、今回前方席に座ってみて感じたこと。ギャグのシーンや驚きのシーンを音に合わせた動きでコミカルさを出したり、舞台を映像っぽく見せたりすることが多い演目だと思うんですよね。で、その面白味やテンポの良さを感じるにはソコソコ離れた席じゃないとダメかなぁ~って。。。前だと役者さんたちの動きが近すぎて音が聞こえるタイミングと合っていないし、わざとらしさ、段取りっぽさが強調されてしまって興ざめなんですよ もちろん、内野さんに対しても例外ではなく……一瞬、「こんな演技をされる方だったっけ?」とブルーになることもあったりして ただ、うっちー病重症者のじいが言うのも説得力はないかもしれないけど、緩急の差が抜群でその場で手に取るように分かるような演技はされないと思うんですよね、内野さんって方は。。。もっともっと深~~いところに訴えかけるような、体の奥の奥に突き刺さるような演技。気がついたら「あれ、私、何だか変…」って思うような。。。あ、これ、うっちー病の初期症状ですから

王の葬儀の場面、じいの「必見ツボ」はランディの表情。いつもはオペラ越しだったけど、今日は肉眼でパパラッチ いや~~悪魔のような微笑、言葉になりません。ちゃんと“マクベス”の残忍さのオーラを出してるんですから ランディ夫妻が泣き崩れる(演技だけど)姿をエクスプローラーだけが振り返って見てるんですね~~多分、この時にはもう気付いてたんだと思いますわ。それがじいには痛々しく感じちゃって……あ、エクスプローラーじゃなくてランディに対してなんですけどね。今のままだって幸せだったじゃん 失うものが多すぎるよ でも、一度しかない人生、大きくなりたいよねって

〆のセリフ、「俺たちはもう眠れない…」今日の内野さんの言い方、単調で気持ちが入っていないような……でも、棒読みっていうのでもなくて、ランディの心模様を観る側に問いかけてて、気持ちをぶつけっぱなしにしておくような感じになってて……1幕が終わった時に「あれ?物足りないような…」なんて思ったんですけど、それは誤解でした。その答えは2幕に ってことで、続きは次へ
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