怒涛の観劇週間1日目。実は今日のお席、メタマク公演中、最初で最後の前列席でして……
3列目センターブロック
で観てきました
全ては“流サマ”のおかげでございます。こんなこと、初めてですよ~~これまでさんざん……おっと、以下省略
3列目って役者さんたちの視線がもろに飛んでくるんですよ。ちなみに、今までの観劇の中で内野さんはじいに対して前科4犯、そのうち1犯は重罪(と、勝手に思っている)……今日ももちろん例外ではなく。。。その話は追々するとして
今日の観劇記、長くなりそうなので分けました。1幕目は想定内
久々に思いっきり萌え~
な“歪んだ”観劇でした。が……2幕目は心がズッド~ン
重かったです。終演後、マジにやばかったんですよ。生きているのが嫌になるくらいに
劇場~渋谷駅までの間、何故か泣けて泣けて仕方なかった
道々、とにかく落ち着こうと思って「最後は悲劇と限らない芝居だから~♪」なんてベガーズの歌を歌ってましたわ。
ではでは、まずは明るく第1幕~~
三人の魔女たちが出てくるところからじいの心はランディ一直線
お気に入りの「きれいは汚い~」のシーン、舞台中央からランディに扮した内野さんが登場して、じいの胸はドッキドキで……
萌え~な表情にセクシーかつワイルドな声、はだけた胸元に飛び散る汗(爆)しかもしかも、あ~~んなに素敵な殺陣を目の前で見せられたら……鼻血モノですよ、アレは
じい、卒倒寸前……っていうか、頭の中は真っ白~~~きゃはぁぁ~~どうにでも好きにして(by林サン)~~~って……オホホ~~お見苦しいところを
失礼しました
ただ、歌の方はちょいと心配
無理して自分を奮い立たせてるような気負いを感じてしまいました。正直、他のキャストの方よりは歌的にどうよ
ってのはあると思うんですよね。やっぱり、上條さんは抜群の音程だし、冠クンは堂に入ったシャウトっぷりだし、松さんもそれなりにお上手だし、じゅんさんも未来クンも良いし……でも、内野さんって歌詞の世界や雰囲気を作り出すのは抜群に上手いし、歌に込められたメッセージが心にちゃんと届く歌い方をされるんですよね。で、今日、それを感じた最初が「自問・シャウト・自答」
魔女の予言に疑いを持ちながら、欲望のおもむくままにどんどん嵌っていって「王冠を手にする野望」を歌う。でも迷いもあって弱気になる……そんな心の揺れがスッと心に流れてきて、じいはただただ「すごぉぉ~~い
」って感じで身動きできず。ランディの持つ「悪」と「弱」の部分をちゃんと表現されているなんて……しかもしかも
ここで何度罪な視線がじいの方に飛んできたことか
一瞬、思い出しちゃったもん。ベガーズの時に独り占めしたアノ視線を……罪すぎるぅぅ~~~
そうそう、忘れないうちに
本日のヤマハさん登場:「こどもの城に入れてもらえませんでした。誘拐犯と思われた」
エクスプローラー:「お前とオレはホモミュージカル仲間だ」→噂には聞いてましたけど、ランディとのキスはなくなってました。今日は目の前で見られるって腐女子なじいは興奮しながら期待してたんですけど(笑)
ランディ夫妻のバカップルぶり、前回感じたランディ夫人の“ヒステリックさ”は軽減されてて、もとの可愛らしい感じに戻ってたような……でも、レスポール殺しの話になると雰囲気が変わるところ、松さんって凄い役者さんだなぁ~って
(今更ですけど
)めちゃめちゃカッコイイ悪女っぷりで、じいは惚れ惚れ~~
ま、その分、2幕目が辛いんですけどね
レスポール王暗殺の犯人探しのシーン、やっぱりグレコとランディの間に感じるピリピリ感が良いんですよね
今日は3列目だったので二人の表情が同時に見れたので更に良くって……ここでの内野さんの表情、凄いんですよ。後悔、恐れ、疑念、そして邪悪さ…そんな雰囲気がぜ~~んぶ詰まった複雑な表情。しかも、グレコと視線がかみ合っていないのがすっごくよく分かる
ランディの収拾つかない気持ちが観ている側にまで伝染してくるようで、じいの心までグチャグチャになってしまいました
ふぅ、とんでもない役者さんを好きになったものだ
そうそう、今回前方席に座ってみて感じたこと。ギャグのシーンや驚きのシーンを音に合わせた動きでコミカルさを出したり、舞台を映像っぽく見せたりすることが多い演目だと思うんですよね。で、その面白味やテンポの良さを感じるにはソコソコ離れた席じゃないとダメかなぁ~って。。。前だと役者さんたちの動きが近すぎて音が聞こえるタイミングと合っていないし、わざとらしさ、段取りっぽさが強調されてしまって興ざめなんですよ
もちろん、内野さんに対しても例外ではなく……一瞬、「こんな演技をされる方だったっけ?」とブルーになることもあったりして
ただ、うっちー病重症者のじいが言うのも説得力はないかもしれないけど、緩急の差が抜群でその場で手に取るように分かるような演技はされないと思うんですよね、内野さんって方は。。。もっともっと深~~いところに訴えかけるような、体の奥の奥に突き刺さるような演技。気がついたら「あれ、私、何だか変…」って思うような。。。あ、これ、うっちー病の初期症状ですから
王の葬儀の場面、じいの「必見ツボ」はランディの表情。いつもはオペラ越しだったけど、今日は肉眼でパパラッチ
いや~~悪魔のような微笑、言葉になりません。ちゃんと“マクベス”の残忍さのオーラを出してるんですから
ランディ夫妻が泣き崩れる(演技だけど
)姿をエクスプローラーだけが振り返って見てるんですね~~多分、この時にはもう気付いてたんだと思いますわ。それがじいには痛々しく感じちゃって……あ、エクスプローラーじゃなくてランディに対してなんですけどね。今のままだって幸せだったじゃん
失うものが多すぎるよ
でも、一度しかない人生、大きくなりたいよねって
〆のセリフ、「俺たちはもう眠れない…」今日の内野さんの言い方、単調で気持ちが入っていないような……でも、棒読みっていうのでもなくて、ランディの心模様を観る側に問いかけてて、気持ちをぶつけっぱなしにしておくような感じになってて……1幕が終わった時に「あれ?物足りないような…」なんて思ったんですけど、それは誤解でした。その答えは2幕に
ってことで、続きは次へ